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教える立場になると

5月15日
春学期がはじまる最初に、評価方法を再三学生に告知する。
あとでトラブりたくないから。
そのとき、「きまぐれにミニ・テストします」と言うておいたので、今日はいきなりミニ・テスト。
ごっつい学生から顰蹙買いました。
せやけど、ノート見てもかまへんって言うてるし、これだけで、成績つけるわけやないねんから。
総合評価やねんし。
採点するほうが大変やねんけど、自分が学生のときはそんなんわからへんかったわなあ。

なんか、遊びすぎなんか、五月病なんか、ようわからんけど、家に帰ってからはにわかに体調が崩れていく。
あ、そういえば、土曜日も激しい胃痛に襲われて、薬でごまかしてたんやった。
来週、健康診断あるけど、やばいなあ。
昨年は結果が「要再検査」項目多かったもんな。
明日から大人しくしとこ。

5月14日
楽しかった。
この週末は、疲れたけど、ほんまにエンジョイしたわ。

まず、昨日。
朝から研究会。
久しぶりに、別の意味で頭を使った。
どうも頭が悪いので、なかなか発表者の言葉が飲み込めなく、結局みなさまにいろいろと説明してもらって、ようやく理解。(というより、みんなは分かっていて私だけついていってへんかったってことやん)
興味深い。
自分の使っている言葉のニュアンスが、あまりに狭義にとらわれすぎて貧困なことを再確認。
学生の語彙が貧困と言うてる場合やないで。
ほんま。

久しぶりに、もとの職場でみんなと一緒に囲んでご飯を食べる。
楽しい。
めっちゃ嬉しかった。
考えてみれば、まだ一月ちょっとしか経っていないのに、ずいぶんと懐かしく感じる。
それだけ、忙殺されていることかしら。
午後からは、別の研究会。
今日は、共同研究が重なっていて、人が多い。
自分の班とは別の班なのだが、昔お会いしたことのある人が来ると情報をキャッチ。
そっちのほうがスタートが早かったので、ちらっと顔を出しにいくと、うまい具合にお会いすることが出来た。
「覚えてはります?」と声をかけ、ちょっとだけご挨拶。
その人は、この4月から大阪の大学に就職されたのだ。
なんか、ここでお会いするなんて縁があるなあ。

午後からの研究会も面白かった。
皆さんの研究も面白いが、その場に集うメンバーの知識の豊富さに圧倒される。
自分があほなんは、百も承知なのだが、こんなにあほでええんやろうか。
勉強せなあかんなあ。
仕事は出来へんし、要領は悪いし、頭も悪い。
ええとこなしやんけ。
それでも、夜遅くまで飲みながら、談義を出来るのは最高です。
これからも、よろしゅう。

今日は、分不相応なのだが、贅沢に豪遊。
母の日だったので、それにひっかけて、初月給もいただいたことやし、母と祖母を京都にご招待。
別に、どこでもかまへんかってんけど、ちょっと自分の憧れも(その分の出費も痛いが)あって、じゃじゃーん!
「瓢亭」さんに行ったのだ。
もちろん、お昼だけど・・・
「瓢亭」さんは、祖父が健在の頃にも行き、そのときは大谷崎御愛用のお部屋だった。
今回は、3人だったので、もっと小さい4畳半の茶室。
水のせせらぎが聞こえて、静かで、昨日の雨で苔や緑がきれい。
その空間にいるだけで、落ち着いた素晴らしい気持ちになれる。
お部屋には、司馬遼太郎さんの書がお軸に仕立ててかかっていた。
花は、なんだろう。
こういうとき、花の名前とか詳しいと楽しいんだけど、無知なんやなあ。
お料理も、さすが、絶品です。
心配していた天気も、時々日がさすぐらいで、暑すぎずちょうどいい。
2時間かけて、最後のお薄まで、本当に美味しくいただきました。
幸せやわあ。
もう、こんな豪遊無理やけど。

タクシーを呼んでもらい、次は平安神宮。
桜の季節は有名だが、四季折々の花が楽しめる。
祖母が行きたがっていたのは、花菖蒲の季節。
でも、それは6月だから、今回は無理だけど、ちょうど、杜若が咲いている頃。
あと1週間遅かったら、杜若が満開だったので、ちょっと残念。
まあ、花というかこういう自然のものだけは、わからんから。
蓮の花も結構たくさん咲いていた。
平戸は満開。
桜の木が青々としていて、春とは全然景色が違う。森みたい。
時期が、ちょっとずれたおかげか、思ったよりも空いていて、祖母も休み休み歩いても邪魔にならずによかった。
枝垂桜の頃って、人が多すぎてちょっと悲惨やからねえ。
結構広いのに、よく歩いてくれはったわ。
93歳にして、お料理も美味しいといいながらほとんどたいらげ、これだけ歩けるんやから、たいしたもんやわ。
長生きしてください。

5月12日
久しぶりに主治医のところへ。
遠くなってしまったので、行きたくてもなかなか行けない。
頑張ってきたのだが、もうちょっと限界。

今朝は、プリンターと格闘。
インクが切れてきたので、新しいのに交換して、家でも仕事できるようにセッティングした。
先週はそれで打ち出していたのだが、今日はエラーになる。
再起動しても何をやっても、エラーが出て、全然プリント・アウトできない。
何をやっても出来ない。
機械に弱いから、もうお手上げ。
ないたり、怒ったりしながら、何度も挑戦して、気がついたら2時間以上たっている。
そんな無駄な時間はないのだ。
あきらめて、荷造りして家を出ることにした。
あああ、気が滅入る。

名古屋に引越ししてからのトラブル続きもいまだ解決せず。
そんなことをまとめて、急に涙が溢れてしまった。
人前でついつい張り切ってしもうているのが、いつのまにか一人になったときでも力が抜けない状態になっているのかもしれない。
いつも力みすぎ。
主治医と話していて、気が緩んだらしい。
ちょっと元気になりました。
はあ、自己管理が出来ないなんて、情けないなあ。

5月11日
昨日から1泊で新入生のオリエンテーション研修に行って来た。
場所は、恵那というところ。岐阜県になるのかな。
大学の研修センターがあるのだ。
恵那オリ(と略していうらしい)は毎年の恒例行事らしく、13時半に大学をバスで出発し、翌日の夕方に大学に戻ってくる。
どうせなら二日間休講にしてくれればいいのに、出発日の午前の授業はやらなくてはならない。
授業で使う資料やDVDをもって、1泊の荷物を持つと、すごい荷物。
体育館使用があるので、運動靴を持ってくるようにいわれるし。
でも、別に私が運動していたわけではないのだが・・・
というより、杖や木刀を持ってきたらよかったなあ。
家では振れないから。来年持っていこうかなあ。

昨晩は、大雨ですごかったが、幸い行きも帰りも、雨にはあわなかった。
雨の後で空気が澄んで、山がきれいだ。

何をするのかは、私も初めてなので、どきどきしていたが、取り仕切るのは、先輩たちにあたる3回生と4回生の6人。
研修のメニューも彼らが中心となって決めているらしい。
だから、特に何かするわけでもない。
8グループに分けてあり、夕飯、朝ごはん、昼ごはんを、そのグループの席にぐるぐる回って先生方が一緒にテーブルにつく。
昼ごはんのとき、一人の女子学生に「先生ってなんかお母さんみたい」と言われる。
「なんで?おばちゃんくさいから?」
「おばちゃんとかそういう意味では全然なくて、なんかお母さんみたい」
隣の女子学生にも「そう思わない?」と同意を求め、
「ああ、なんとなくわかるわ。お母さんみたい」
と言われた。
うーん。なんなんや。

研修センターに到着してから、施設の使い方などの説明と、6人の同行した先生方の紹介がある。
その後は、夕食まで解放される。
施設の方が「お風呂はもう沸いてますからどうぞ」と声をかけてくださるので、学生とバッティングする前に、ちゃっちゃと先にいただく。
一人で広いお風呂を独占できるのは嬉しい。
久しぶりに、全身伸ばしてお風呂に入ることが出来た。
それから部屋(一人部屋です)にこもって、持ってきたパソコンで仕事をする。
午前の授業を終えてから、メールを見るとさまざまな連絡事項などがあり、その返信も出来ずにいたので、モバイルを持ってきた。
でも、電波が弱いみたいで(山の中だから)結局送信できなかった。
がっくり
大学に戻ってから送信したので、急いだとはいえない。

夕食を食べながら、名前を聞いたり出身を聞いたりと話しかけて、がんばってコミュニケーションをとろうとするのだが・・・
なんだかおとなしい。
そんなに威圧的に見えんのかなあ。
ショック。
夕食後は、事務からの説明があり、「大学生になったとはどういうことか」という訓示が告げられる。
事務長が話しているのだが、ご立派。
「大人として扱われる」「自分で自分を管理しないといけない」「わからないままほっておくとわからないだけ。自分たちから聞くなり、確認するなりしないと、4年生になって卒業できないとなっても、知らない、わからないという言い訳は通らない」「郷に入っては号に従えというように、そこのルールに従わなくてはならない。社会人になってもまたルールがあるのだからそれはどこでも同じことである」などなど。
その後、8グループにわけられて、3分~5分の映像製作が課せられる。
翌日発表して、優秀作品を投票して決め、商品が渡されるのだ。
今回は、バスの中でみんなに好きなものを書かせ、それが入った箱から3枚のカードを引いて、その3つの単語を入れて製作せよとのこと。
言葉にとらわれすぎるのか、想像力を働かして自由に解釈するのかは、彼らのグループで決めること。
全員出演しなくてはいけないと言う条件もついていたなあ。
そこまで立ち会っていたのだが、別にアドバイスを求められるわけでもなく、アドバイスをするようにと言われることもなく、学生の様子を見守って、暇なので、8時半頃に体育館を引き上げる。
その後、私を入れて4人の先生で、地下にある卓球室に移動。
卓球なんて何年ぶり?
テニスの癖が出て、どうしても大きく打ちすぎ、アウトになる。
始めは二組で遊んでいたのだが、そのうちダブルスで試合をすることに。
皆さん真面目だから、恐ろしいスマッシュや技を駆使してくる。
ひえええ。ぼろ負けしました。
汗をかいて、きゃあきゃあ騒いでいた。
おもしろかった。
9時ごろからは先生方と事務長で懇親会という裏メニューが用意されていて、持ち寄りで飲みながら話す。
就寝時間の取り決めはなく、学生のグループは映像作品を取っているのか、それとも友達作りではしゃいでいるのか、大騒ぎ。
楽しそうでいいではないか。
まあ、眠れないという文句もあるだろうが、私はどうせ薬で寝てしまうから関係ない。
アシスタントの学生の一人が私と話したいといっていたと、オリエン委員の先生に言われていたのだが、1時過ぎても来ないので、結局部屋に戻ってしまった。
来年、このオリエン委員を命じられている。
翌日、映像作品を見るが、みんな騒ぎすぎの寝不足で、ふらふらになっている。
でも、全体の感じは大分と打ち解けてきたようだ。

その後、フレッシュマンゼミというのがあってそのグループの学生と車座になって話をするという時間がある。
私はフレッシュマンゼミを担当していないので、来ていない先生のグループの輪の中に入る。
一人ずつ名前を聞くが、反応が悪い。
声も小さくて、聞こえないし。
右側の学生と話していると、左側は寝てしまうし、向かいの学生に話をふると、両側が沈没。
何時までやれという話ではないので、あまりにもみんな眠そうやししんどうそうなんで、「じゃあ。もう終わろうか」と一番早く終えてしまう。
だって、昼ごはんの後もまだ行事が続くのだから、倒れられても困るしね。
バンドをやっている子がいて、昨日の夕食で一緒だったのだが、映像作品を見ても、全体を見てもなじめていない。
その子が、いろいろと音楽の話をぼそぼそと話し出したので、暫く話をする。
今晩、東京事変のコンサートがあるらしい。
昼ごはんは恒例のカレー。
こういう合宿とかに使える施設は、必ず1食はカレーが出るなあ。
隣の男の子は、汗をかきながら朦朧としている。
1時間しか寝ていないらしい。
向かいの子は、押入れで寝たという。
なんかみんなおぼこいなあ。
って、うちが年とってるだけやん。
最後は、体育館で大縄跳びをするのだが、結構運動になると元気になる子が多い。
それは、全体に慣れてきたせいかもしれない。
記念撮影の後、暑いので上着を脱ぐと、4人ぐらいの女の子が後ろから走ってきて
「先生、それヴィヴィアンでしょう?おしゃれー。かわいい」
と、抱きつかれそうになる。
確かに、ヴィヴィアン・ウエストウッドのTシャツを着ていました。
さすがに、ファッションに興味があるらしい。
まあ、そんなところからでも学生と話が出来て嬉しい。

昨晩来なかったアシスタントの学生に、「なんか聞きたいことあったんちゃうん?」と言うと、「殺陣の事を聞きたかったんです。また、よろしくお願いします」といった。
1回生のサポートでほとんど寝ていないから、今日は余裕がないそうだ。
いつでもどうぞ。
背の高い子で、よく授業中に出て行っては戻ってくるので(トイレかな)、目立つ。
委員をしてはる先生のゼミらしく、そのことを昨晩の懇親会で話していると、早速その学生に「こういっていたよ」と伝えたらしい。
「分かっているんですか?」と返答したらしいが、そりゃあみんなが座っている中うろうろしたら目立つやろう。

「恵那オリ」を終えて、全体に感じたこと。
アシスタントと言うかスタッフの学生たちの仲での意思疎通が悪い。
1回生に説明しているのを聞いていても、その日本語がおかしい。
何を言っているのか、よくわからないのだ。
それを聞いて、質問がない1回生も不思議。
うちはコミュニケーション学科のはずなんやけど、コミュニケーションできてんの?と一抹の不安を覚えました。

ああ、胃がもたれているし、肌は荒れて、顔はぼろぼろ。
しんど。
戻ってきたら、互助会というのがあってその代議員というのをこの前命ぜられたのだが、その会議の連絡があった。
こうして、少しずつ組織に取り込まれていくのだ。

5月8日
吐きそうだ。
頭が働かない。
お稽古でも、全然できない。
声が出ないし、重心は上がってしまっているし、動きもうつせない。
それもそのはず。
徹夜したからだ。

本日締め切りの論文の書き直しがあって、GW中にやろうと思っていた。
それで忙しさにかまけて、というよりその論文を見直す暇もなく4月が過ぎていき、あわてて資料を見直そうとすると、ない。
日文研の図書館にあったものは、コピーなどしていない。
図書館で借りて引用したり、参考に読んだりしていたのだから。
だから、それ以外で集めたものしかない。
残念なことに、大学には、私が論文に必要としている本は一冊もない。
泣く泣く、アマゾンや古本屋や本屋で捜し求め、結局ネットで注文したのだが、到着したのが、日曜日。
一冊なんて間に合わなかった。
とほほ。
だから、書き直しが全体的に遅れてしまい、しかも頭がうまくまわらなくなっていて、今朝まで徹夜で書き続けていたのだ。
結局、満足のいくものにはならなかったが、これで、次号までのばすと、今の状況ではかけないと踏んだ。
だから、よい出来とはいえなくても、現時点で私が書けるものとあきらめ、速達で郵送する。
はあ。
もっと要領よく時間をつかわなあかんな。

足ががくがく震え、吐き気がする中、非常勤に出かける。
学生の前にいるとふらふらもいっていられない。
しかも、履修登録が完了して講義のほうの名簿が出来上がったのを見ると、登録人数197人と書いてある。
ああ、めまいがする。
120人ぐらいと思っていたのに・・・

家に帰り着くと放心状態。
とにかく薬を飲んで眠らなくては。

5月5日
家にいたら、右翼の街宣カーがあまりにもうるさかったので、休日なのに大学に出てきた。
休日に大学で仕事をするなんて、想像もしていなかったが、静かだしね。
でも、資料が家のほうが多いので、することは限られる。
論文の書き直しもしながら、来週以降の授業準備のほうが、ウエイトが重くなる。
ここにある資料で何が使えるのか。
今後使いたい資料は何か?
そんなことを考え、見せる映画を、映画のシーンを選んでいた。
休日は、スクールバスが極端に少ないので、今日は車で通勤。
なんと、30分で来られました。
初めて乗ってきたときは50分近くかかっていたのに。
道に慣れてきたこともあるが、やはり空いていたのだろう。
電車とスクールバスで1時間かかることを思うと、やはり車通勤に切り替えるか。
でも、ガソリン代が上がってしまったし、これからも上がる一方だからなあ。
そこが悩みどころ。
まあ、季節のいいうちは、運動になると思って電車とバスで通うか。
休みのときは、バスの時間を気にしなくていいので、やはり車が便利。
いつも思うのだが、構内で大荷物を持って歩いている人の9割は教員ではないか。
私もその一人。

5月4日
名古屋は木曜日がレディース・デー。
木曜日は授業があるので、レディース・デーを活用するには今日しかない。
だって、1800円が1000円でしょう。
2本見る値段で、3本観ておつりがくるねんから、使わな勿体無いやん。
忙しくて全然映画をみていないから、映画のはしごをしようと思い立つ。
といっても、ぴあで見る限り、名古屋の映画館は乏しい。
観たい映画がやっている映画館が、一箇所しかないのだ。
その映画を見たい人は、全員その映画館に行くしかないという選択肢のなさ。
ハリウッド系の「メガヒッツ」が予想される映画は、何箇所でもやっているのに。
それって、不幸なことだと思うのは、私だけ?
地下鉄の駅でいうと、観たかった映画は3つの駅に別れてしまう。
歩けない距離ではないだろうと思い、朝から近いほうからまず1本。
フランソワ・オゾン監督『ぼくを葬る』(Le temps qui restだったかな)
ジャンヌ・モローが出ていた。
フランソワ・オゾンって大女優をきれいに撮るなあと思う。
もちろん、年をとったなりに。
『8人の女たち』のカトリーヌ・ド・ヌーヴ、『まぼろし』のシャーロット・ランプリング、そして『ぼくを葬る』のジャンヌ・モロー。
それから、今日の映画はフランス語が非常にわかりやすい。
もちろん字幕を観ているのだが、短いフレーズが多いので、初心の私でも聞き取りやすい。
久しぶりにフランス語の勉強がしたくなった。
昼頃に終わってから、大体こっちのほうだろうと見当をつけて歩いて別の映画館に移動。
30分もかからなかったと思う。
映画館を出てから、同じ方向に歩く人がいて、その人も私と同じく、その映画館に移動して、そして同じ映画をはしごしていた。
やはり、それしかないのよね。
次の映画は、ジム・ジャームッシュ監督の『ブロークン・フラワーズ』。
結構はまりました。
それから、もう1軒と思ったが、途中で本屋に寄ったり、百貨店に寄ったりと、街中でしかできない用事を済ませているうちに、夕方になってしまった。
観たかったのは『寝ずの番』。
でも、いい加減しんどくなったし、本屋をはしごしても目当ての本は1冊しか入手できないし、気がつけば朝から何も食べていないし、結局あきらめる。
まあ、『寝ずの番』はまだ京都でもやっているので、運がよければ京都で見よう。
それにしても、二番館も少ないし、自主上映も少ないし、ぴあを見ているとため息が出る。
それとも、ぴあに情報が載っていないだけなのか?
たしか、今池にある成人映画を上映しているところは載っていなかったもんな。
よし、なんとか載っていないところを探すか。
といっても地理感もないのにどうやって???

映画館で映画を観ると幸せな気分になれる。
家で観るのはねえ、それはそれなりに研究に使うときは便利やねんけど、やはり一度は映画館で観たいわ。

5月3日
家で朝から洗濯大会。
ここのところあまり天気がよくなかったので、今日は絶好の洗濯日和。
冬物を全部洗濯した。
ドライ・クリーニングにすると3~4枚しか一度に洗えない。(説明書にそう書いてある)
だから、午前中いっぱい使って洗濯し通し。
その間に、掃除もして、家事に励む。
窓も開け放して、空気も入れ替えよう。
さて、論文を見直すかあっと机に向かったのはいいが、うるさい。
大通りを入ったところに部屋があるので、面してはいなくても、結構車の騒音はする。
それはあまり気にしていなかったのだが、うるさいのは右翼の街宣カー。
大通りを、演歌とかを大音量でかけながら、ゆっくりと走っていく。
それだけなら、救急車とかパトカーとかのサイレンと一緒で一時的で住むのだが、また戻ってくるのだ。
往復せんでええし、うろうろせんでええから。
さっきと同じ曲だから、ああ戻ってきた思い、心の中で「じゃかましい」と叫びつつ我慢していると、今度は、別の右翼団体がやってきた。
だって、かかっている曲がちゃうねんもん。
曲を変えただけかもしれないが、通っている車を見ているわけではないので、別だと思う。
それもまた、往復すんねんなあ。
次は、また別の曲が・・・
一体何台走ってんねん。
そろいにそろって、往復してうろうろせんといてくれ。
夕方まで、じゃかじゃかやられて気狂いそう。
窓を開けていたのが悪かったのだが、折角の陽気に閉め切るのもなあ・・・
そりゃあ、あの騒音おばさんに刑が下るのもわかるわ。
もう、気が散ってうるさくて全然すすまへんかった。
しくしく。
塚口にいた頃は、おばちゃんたちの立ち話がうるさいと思ったことはあったが、あんなん全然たいしたことあらへんかったわ。
スピーカーには負けるわ。
折角の1日がなんだか無駄に過ぎたようでちょっと悔しい。

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2006年05月16日 10:18に投稿されたエントリーのページです。

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