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初授業

4月14日
どうして、時間は早く経つの?
今日中に授業の準備を大方済ませようと思っていたのに、全然。
それどころか、これから使いたい教材(映像作品)を探していたら、手に入らなくて、まずはそれをそろえる為の下調べで終わってしまった。
気がつけば、いつも8時過ぎ。
家に帰るのは、いつも9時過ぎてから。
近くのスーパーが9時までなので、11時まで開いているダイエーがある駅を最寄にしたのだが、疲れて帰ってくると、家の方向とは逆にあるダイエーにまで足を伸ばすのも面倒くさい。
結構、月曜日に買いだめしていたから正解。
明日からまた冷えるみたい。
明日は、久しぶりにお稽古に行くため、帰阪する。
舞台に立てるかしら?

4月13日
はあ、やっと授業が一巡した。
疲れた。
今日は1回生の授業と2回生の演習。
今年度からカリキュラム編成があり、1回生と2回生以上で授業科目も微妙に違う。
1回生は、これから4年間は付き合っていくわけだから、最初に言いたいことを言うておこう。
そう思ったら、しゃあない。
関西弁になってしもうた。
どうも、関西弁と言うのは、それ以外の地域の人にとって迫力があるらしい。
同期に、初めての講義はどうでした?と聞いてみると、結構私語が多くて、うるさかったらしい。
え?私の時って、話し始めたらみんなシーンとしてたんやけど。
おとなしいなあって思っていたんやけど、もしかして、私の声がでかくて(マイクなしでやったし)しかも、関西弁が怖かったの?
ええええ、それやったらショックやなあ。
そんなことあらへんのに。
脅したわけやないんよ。
って、ここで言うてもしゃあないわなあ。

2回生の演習は文献を読むゼミ。
これもまた事前に1冊のテキストを選び、それに付随してシラバスを書いた。
それを読んで登録してくれた14人。
最初はおとなしかったけれど、分担を「早いもん順」って言ったとたん、みんな焦ったらしい。
だんだん難しそうなと彼らが考える章が残ってきたと思ったら、率先して手を挙げる。
「声の大きくて、先に聞こえた人からね」と言うと、なんやみんなでかい声出るやないの。
よしよし。
まあ、とってくったりせんさかい、仲ようやっていきまひょ。

それにしても、まだ初回だ一巡しただけやのに、こんなにほっとしてええんやろうか。
夕方、プリンターを買いに行くのに連れて行ってもらった。
もちろん店頭価格からさらに負けてもらったのだが、「さすが大阪人」みたいに思われた。
え、そうですか?
そういえば、事務の方にも頼みごとをするときは関西弁になっているかも。
結構、無理を言うてるので、すでに頭が上がらない。
でも、助かります。
ようやく、研究室でネットも使え、プリント・アウトできるようになりました。
これで、準備もはかどるかな。

家に帰ると、待ちに待った査読の結果が。
結構指導が入っているが、とりあえず書き直したら載せてもらえるらしい。
でも、こんなぎりぎりで自分の研究のために、書き直しのために資料を読み直せるかしら・・・
それぐらい余裕が出来るようにしてかなあかんな。

4月12日
午後から、誘うてもらって御園座に行く。
名古屋に着たからには、御園座に行きたいと思っていたら、すぐにかなった。
嬉しい。
しかも、只券で。
さらに嬉しいことに、「勧進帳」だったのだ。
松本幸四郎と市川染五郎。
面白かった。
次は、団十郎で勧進帳観たいなあ。
御園座は、雷蔵が昔たったことのある舞台。
大阪の松竹座と京都の南座しか行ったことないけど、御園座は独特。
かばんとか洋服とか売っているのだ。
別に、歌舞伎に関連したものではなく、商店街みたいに。
おまけに、キオスクみたいにお土産もんが山のように売っている。
歌舞伎にちなんだものだけでなく、普通に佃煮とか、きしめんとか、ういろうとか守口漬けとか。
しかも、緞帳の紹介ってアナウンスが入って、5枚も緞帳がある。
びっくりした。
異文化体験でした。
でも、さすが芸どころ名古屋。
これからが楽しみ。

4月11日
講義と、初めてもつゼミ。
講義に行くと、初老の男性が二人いる。
うちの学科はお互いの先生の授業も公開するから、と先週言われていたのでもしやどこかの学科の先生が聞きに来ているのかしら?
どきどきしながら、出席をとると、一番最後の2名の名前で返事をしはる。
びっくりしながらも、平静を装い、イントロダクション。
気のせいか、そのお二人が一番大きく頷いて、しっかりこっちを見て聞いてくれているように思える。
後で、学部長に聞けば、オープン・カレッジのシステムがあり、聴講生として登録できるそうだ。
こんな若造に映画の話されても、「ちがう」とおもわはれへんかなあ。
ああ、緊張した。
それにしても、なるべく標準語で話そうと思っていても、ついつい、関西弁が出る。
まあ、ええか。
午後に、いわゆるゼミ。
いきなり4回生を引き継ぐことはなく、初めての3回生。
私のシラバスを読んだだけで、登録してくれた貴重な10人。
ひとり欠席してはったから9人。
自己紹介してもらったけれど、名前が覚えられるかなあ。
一応「映画」をうたっているゼミなのである。
志望の動機を聞くと、「映画がすき」「映画に興味がある」というので、初回もあって、ざっと映画についての話をする。
もちろん、映画の作品や監督名など出てくるわけだが、困ったことにことごとく映画作品は見ていない、監督の名前は聞いたことがないときた。
ある程度は覚悟していたんだが・・・ちょっと予想外。
まあ、これもご縁なのだから、これからの2年間に、観てもらえるだけの映画を観てもらおうじゃないの。

一つ感心したこと。
好きな映画、あるいはよく観る映画の製作国が決まっていたら?とアンケートしたら、半数以上が「日本映画」と答えたこと。
最近、日本映画がまた元気になってきたと思っていたら、それがちゃんと観客につながっているんやわ。
最近の映画は、忙しさにかまけてチェックが怠っているけれど、それではあかんな。
私も映画を観よう。

4月10日
雨。
雨だと、すぐに体調が崩れる。
酸素が薄い。
頭が痛い。
身体が浮腫んで、しんど。
おまけに、この雨の中、車で名古屋まで帰った。
名古屋市内の道って・・・不可解。
ものすごい怖かった。
われながら、よう無事に帰れたわ。

今日は長かった。
傘を差して、通勤。
ちょうどお世話になっている先生に会えて、ご挨拶をする。
演習は、昨年と一緒で初回はアンケートをする。
そして、簡単なイントロダクション。
次が、初めての講義。
これもまた、アンケートをする。
まだ、名簿がないので、出席をかねている。
帰ってから枚数を数えたら、120枚近い。
ひえええ。
100人以上の講義って・・・
自分が在籍していたのが、そんなに大きな大学ではないので、大教室の講義って慣れない。
でも、階段教室みたいなところで取っていた講義は、100人以上いたのかもしれないなあ。
自分は、その中の一人だったから、意識してなかった。
マイクを使って、これもまたイントロダクション。
大丈夫かなあ。
早口にならないように、気をつけたけど、不安。
でも、講義は自分の勉強にもなる。
なんかメッセージを受け取ってくれるような半期にしたい。

4月9日
花見をするわけではないけれど、花見三昧。
京都に、いけばな展を観にいく。
もちろん、知り合いと合うのも目的の一つ。
せやけど、阪急京都線はものすごい人。
明日が雨やから、今日はすごいねんな。
場所はみやこめっせ。
岡崎、平安神宮の近く。
まさに花見スポットの一つ。
直感的に「バスは動かんな」と思い、なるべく人がすくなさそうな道を選んで、30分ほど歩いて到着。
大通りはすごい人。
おまけに観光バスも立ち往生に近い。
久しぶりに知り合いにあえて、作品の前でお互いの新しい環境など話をする。
この前まで一緒に働いていた同僚とランチの約束をしていたと聞いて、邪魔したら悪いから挨拶したら帰ろうと思っていた。
同僚に言ってなかったので、京都に私がいることに驚かれた。
で、そのまま結局お邪魔して、ランチも一緒にしてしまった。
いろいろ話していてあっという間に時間が経つ。
刺激的で、ほんまに楽しい。
ああ、私はステキな人たちに出会えて、こうして縁が続いていて幸せやなあ。
用事があったので、もっともっと話したかったが、また飲みに行こうと口約束をして、先に京都を跡にした。
その後、用事で夙川に行ったのだが、ここもまた花見客でいっぱい。
夙川の桜も満開で、今日はたっぷり花見をしたことになる。
人が多いのは、ちょっとしんどいけど。
さあ、明日から授業だ。

4月8日
帰阪。
といっていいものやら。
朝、家を出ようと思ったら、ものすごい横殴りの雨。
こんなん家を出られへん。
ギブ・アップ。
小雨になるまで家を出られなかった。
午前中に帰ろうと思っていたが、結局昼間に帰る。
ご飯を食べてから、稽古会に参加。
稽古なぞしている場合でもない気もする。
せやけど、稽古をすることは、頭をやわらかくすることでもある。
柔らかくしないと、すすまない。
まあ、言い訳かも知れんけど、自分にとっては大事なことなんです。

その後は、遅くまで語り合いました。
これもまた、頭を柔らかくするリフレッシュ。
リフレッシュして、ほっとして、するとどっと疲れが出てしまった。

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2006年04月15日 11:00に投稿されたエントリーのページです。

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