« Debut | メイン | 世間はGW »

春の熱

4月26日

いつも通りに出勤。
と言いたいが、昨晩からずっと、今朝もずっとヘリの音がうるさい。
けが人を搬送するためのヘリなら気にならないが、報道ヘリだとすると、いつも思うが迷惑である。
いくら上空を旋回していても、小さい声など、かき消されるほどうるさいからだ。
これで、助けを求めている人の声がかき消されていたら、と思うと、メディアに対して不審感が募る。

駅でも、JRが使えないために、振り替えの人々でごっちゃがえしている。
京都線はいつも通り。
日文研で、仕事のためにうろうろしていると、多くの人々に「オガワさんの家の近所でしょう?」とみんなに心配して頂く。
「大丈夫でしたか?」
大丈夫じゃなかったらここにいないけれども、こういうとき大丈夫でよかったという意味で、こういう言葉しか使えない。
本当に、今日も1日皆様の暖かいお言葉をいただき、感謝。
海外からも、メールが届いていた。

本当に、幸いなことに私の親戚、知人、友人が巻き込まれたとまだ聞いていない。
でも、死者はまだまだ増えるだろう。
自分の見慣れた風景が、惨状の現場になるのは、本当に恐い。
地震と違って、ポイント的な事故現場なのであるから、風景が一変したわけではないが。
本当に、気をつけて生きていても、避けられない事柄がある。
これが、運命なのか。

4月25日

びっくりした。
朝、どうしても身体がだるくて、起きたものの意識が朦朧として、頭が働かない。
そんな身体に鞭を打って、夕方の授業準備を完成させようとしていた。

携帯が鳴る。
友人からで、「もしもし?」と出ると、とても慌てた口ぶりで「大丈夫?」と言われる。
うにゃ?
なんで、私がだるいのを知っているの?
そんな感じでもないなあ。
と思って、話をしていると、なんとJR尼崎近くで脱線事故。
慌ててTVをつける。
そういえば、窓を開けていると、先ほどからサイレンの音やヘリコプターの音など、先ほどから外が騒がしかった。
それから、メールや電話がどんどん入ってきて、「まさか大丈夫だよね?」と聞いてきてくれる。

通過した塚口駅というのは、マンションから5分ほどであり、私もたびたび使用している路線である。
TVを見れば見るほど、身近な風景なので、なんだかぞっとする。
こんな事では、準備が完成しないと、とりあえずTVを切って、夕方に非常勤をこなす。

帰ってからも、夜のニュースで知った知人、友人より相次いで連絡が入る。
こんなに、皆様に心配して頂けるなんて、亡くなった方々には不謹慎かも知れないが、ありがたいことだと心より感謝した。

4月24日

うーん、気のせいか?
実は、昨日より気分も好調に飛ばしているのだが、なんとなく身体さんが異変を訴えている気がする。
気管支の方はだいぶんと落ち着いたので、気のせいかなあ。

天気もいいので、掃除、洗濯、仕事と1日を静かに過ごす。
明日の準備が、まだまだ手ぬるい。

4月23日

気を取り直して、朝から研究会。
授業準備をして、午後からまた研究会。

次回発表が決まっているので、懇親会で姑息にもいろいろな先生方にアドバイスを頂く。
新たにお知り合いになれた人が出来て嬉しい。

本当に、こうして可愛がってもらえるうちが花ですなあ。

4月22日

朝から出勤。
夕方早めに上がって、お稽古。

まだ、喘息が落ち着いておらず、おそるおそる師匠に、「あのお、大きく息を吸ってはいけないと、医者から禁止されているのですが・・・」と告げる。
腹から、声を出すのと、気管支の作用との関連はよく分からないが、とりあえず、何のために稽古に来たのだ?と思われつつも、前シテだけお稽古。

かなり頑張ったのだが、中之舞後の謡で限界。
ごほごほに咳き込んでしまい、ぜえぜえあえいでしまった。
座り込まずに、舞うだけ舞終えたが、見苦しい。
せやけど、本番に発熱するかも知れないし、どんな状態でも舞える稽古はしておかないと・・・
新年会の原因不明の高熱事件の前科があるさかいなあ。

4月21日

昨日のお休みを詫びて、出勤。
すまないねえ。
ご心配をおかけして。

でも、薬が効いてきて、症状はかなり落ち着いてきた。
急激に薬が効くというのも、本当は考え物なのだが。

春になったので、といってももう初春ではないから少し季節がずれてしまったが、春の旬野菜を取り入れた、プチ宴を催す。

作る私はとっても楽しいが、体調が万全でないため、少し段取りが悪く、皆様にご迷惑をかけてしまいました。
おまけに、ちょっと手抜きしてしまったし。
ご満足、頂けましたでしょうか?
蕨は完全に失敗しました。
今度、リベンジします。

4月20日

咳で、服薬していたにもかかわらず、夜中ほとんど眠られなかった。
身体を横にすると、咳が出る。
そして、朝、血痰。
まさか?と思っていたことが的中。

そう、昨年発症してしまった気管支喘息気味である。
風邪ではないので、喉は腫れていないのだが、気管支が弱っているので、咳が尋常ではない。
朝一で、電話予約を入れて、昨年「気管支喘息一歩手前。一歩手前と言うことは、もうなりかかっていることですから」と診断した耳鼻咽喉科に行く。

「夜になると咳がひどくなるでしょう?身体を横にすると咳が出るでしょう?」
と全くその通りですという症状を指摘され、
「気管支が弱っていますね。まだ肺までいっていないから、早めに治療しましょう」
「大きな息を吸わないで下さい。気管支が敏感になっていますから、余計に咳が出ますよ」
てきぱきと処置されて、薬が処方される。
ステロイドに、気管を広げる薬。
今回は、吸入薬が出なかったので、早めに判断した自分が正しいと無理に納得する。

今から出勤と思ったが、さすがに昼前になると、京都は遠い。
風邪ではないので、咳をしても周りにうつらないのだが、それでも「ごほごほ、げほげほ、がらがら」と痰の絡んだ咳が止まらなくなると、電車の中でもバスの中でも、周りの視線が冷たい・・・
メールをして、お休みしたいと旨を伝える。

はあ、土曜日の風邪が治ったときに、もう少し警戒すべきやったなあ。
またもや、家で咳と戦う1日。
だるくても、横になれないのが辛い。
炎症さえ、おさまれば、何ともないのだが・・・
がーっ、ぺっ!
タン壺が欲しい。(そんな言葉すらもう、死語かなあ)

4月19日

出勤。
鼻がずるずるする。
かみすぎて、鼻の周りがガビガビになっている。
それより厄介なのが、咳。

こほこほ、と言った、風邪の初期症状の咳ではない。
咳が出ると止まらない。
何もかも嘔吐してしまう勢い。
こ、これは、まさか・・・

でも、身体がそんなにしんどくないので、もう今週で終わってしまう『パッチギ』を、レイト・ショーで見に行く。
井筒監督は、映画作りが上手いと思う。
確かに「フィクション」であるのだから、そんなわけないやろうと思うクライマックスへの持って行きかたが、なかなか説得力がある。
面白かった。
京都が舞台なので、知っている町風景もたくさん出たし。
「ゲロッパ」に続いて、最近のマイ井筒ヒット作品となった。

4月18日

昨日も1日家で休養。
漸く、熱も下がり、喉の痛みも消え、咳もましになった。
鼻がずるずるするが、たいしたこともない。
家のプリンターの調子が悪く、朝早くに日文研に行って、打ち出し、コピーをして、準備を完成。
同僚には、迷惑を掛けたと詫び、午後になって、非常勤へゴー!

いまだに、学生の反応が上手く得られず、帰ってから反省。
来週こそは・・・

4月16日

とうとうやってしもうた。
朝から発熱。
咳が止まらず、喉が痛くて声も出ない。

もちろん、研究会に参加できるわけでもなく、おまけに遠方より、今日の研究会に参加している先輩と、食事の約束をしていたのも、ドタキャン。
泣く泣く、朝から「ドタキャン」詫びのメールを入れる。

実は、来週の授業準備も出来上がっていない。
授業2回目にして休講は出来ないでしょう。

本当に、人生は体力だと思う。
体力というか持久力。
別にそれは、毎日トレーニングをして鍛えろ。
腹筋100回出来ます。
あるいは、フルマラソン走れます。
そんなものではない。
自分の持久力・体力をいかに上手く無駄なく分散して使いこなしていくのか?
その事につきる。
どうも、私は目前のことばかりにとらわれて、分散して効率よくこなすことを学習しないらしい。
頭が痛く、喉も痛く、咳と鼻がひどくて、1日静養。
家で、仕事をしたくても、全く頭が回らず。
最低。

4月15日
やばい、朝から喉がひりひりする。
心なしか、身体がだるい。

そんな言い訳は出来ない。
祖母と朝食を食べたあと、稽古場に直行。
能特訓。
ああ、なんでこんな基本的なところをいまだに間違えて、すっかり落ち込む。
本番まで2月を切っているのに。

お稽古の後、身体がなんとなくしんどい上、咳が出てきた。
実は、今晩、仕事の打ち合わせがある。
「お声を掛けて頂けるうちが花」とありがたくミニ・シンポ参加を引き受けた。
そのための事前顔合わせが、日が迫っているので、ついこの前今日に決まったのだ。
明日は、朝から興味深い研究会も重なり、今倒れていてはいけない。
そう思って、荷物を家においてから、主治医のところに駆けつける。
「どうしても、今倒れられないのです」と泣きついて、咳止め、喉の炎症を抑える薬を処方してもらう。

こころなしか、気持ちが軽くなり、にぎやかに打ち合わせを終了。
家に帰ってきた途端、身体が悲鳴!!
だめだ、意識がもうろうとして、身体が震えている。

4月14日

お稽古に行って、祖母宅に泊まり。
明日が能特訓日であったから。

ばたばたと毎日を過ごしているせいか、お風呂に入ろうと思った頃から喉が痛い。
やっぱり、雨の中甲子園に行ったせいやろうか・・・
早くねませう。
眠れるものなら。

4月13日

乾麺(干しうどん)をもらう。
せっかくなので、ゆがいてみんなで食べようと言うことにして、昼前にだしを取り、具のトッピングをそろえ、うどんをゆでる。
なんか、昔のプールで食べたうどんみたいで、懐かしい。
好きなトッピングをして、暖かいだしをはり、ずるずると啜る。
味があるなあ。

午後からガイダンスに顔を出す。
法人化のせいか、自分たちの入所式・ガイダンスの時とは、少し違う気もする。
仕事に戻ってから、夕方には、新歓コンパ。
いつもの恒例。
みなさん、こちらからもよろしくお願いします。

4月12日

あー、寒かった。
でも、久し振りに楽しかった。

今日は、朝から予想外に降り続く雨。
おいおい、天気予報はどないなってんねん。

朝日文研で仕事をした後、昼から同僚とフォーラムに出かける。
JR京都駅はほとんど行かないので、同僚の後をついて歩く。
フォーラムは、結構面白かったが、場所の変更や雨になってしまったせいか、遅れてくる人も多い。
コメンテーターの先生は、実は一緒に遊んで頂いたことはたくさんあるが、レクチャーを受けたことがない。
しかし、お話しが上手いなあ。
お話しの上手い人というのは、私の憧れである。

終わってから、同僚と別れて、一路梅田へ。
よほど、帰ろうかと思ったのだが、情報が手に入らず、結局振り回されるまま、友人との待ち合わせをする。
何か?

甲子園での巨人戦初戦だったのである。
これだけ、朝から雨が降っているのだから、もう球場があかんやろう。
そう、思っても、ちっとも中止の案内が出ない。
どうも、阪急梅田の構内の端っこでたむろして、うろうろしている人たちは、みんな甲子園のチケットを持っている人であるらしい。
「せっかくアルプスとったのに、どないなってんのや」
「はよ、情報ながせよ」
と、まあ、阪神ファンですわなあ。
チケットを持っている友人も、メールで「中止やろう?」と聞いてくるが、前売り情報から先発が発表されるなど、どうも中止になるとは思えない。

結局、阪神電車まで行かないと情報が得られないと判断。
阪神梅田に行くと、もう1回戦が始まっているという。
あわてて、甲子園を目指し、いまだ降り止まぬ雨の中、レフト側に向かう。
目の前は、金本。
実際に見ると、TVとは当たり前だが全然違い、かっこいい。
でも、ローズは好きではないので、阪神の攻撃の時は、うっとうしい。
雨合羽をすっぽりとかぶり、降り止まぬ雨の中を、応援する。
阪神は好調で圧勝であった。
雨の中来てよかった。

でも、身体が芯から冷え込んで、風邪を引かなくてはいいのだけれど。

About

2005年04月27日 10:49に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「Debut」です。

次の投稿は「世間はGW」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35