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迷惑メールに切れる

2月13日
連休が潰されて、さまざまな事柄に振り回されて怒髪天!
だったが、あまりの頭痛と理不尽さに昨晩、一人わんわん泣きながら薬で寝てしまい、朝はぼうっと腫れた眼で起きる。

これほど、眼が腫れて、身体が浮腫み、熱っぽく、しかも失神したように8時間!!眠っていたのだから、記憶が飛んだ。
すなわち、荒療治ながらかなり落ち着いたと言うことである。

金、土に行こうと思っていたNOVAにやっと通い、しかも開き直ったのか、いつもの「先生からのコメント」のカウセリングも笑ってすまし、明日のヴァレンタインのチョコを買いに、少しばかりうろうろする。

朝から、映画も見たし、夜は録画により映画は見られないが、ちゃんと料理もして(っていっても、この程度のお料理はいつもしているのだが)自分のために時間を使う気持ちを取り返す。

でも、本当はかなり無理をして嫌なことを忘れようとしたために、昨日より、突然言いつかった仕事の電話の内容すら、忘れてしまった。
どないしよう?
明日、出勤して、言い訳して仕事内容をあらためて聞いて、叱られながらするしかないなあ。
全然、覚えてない上、メモすら紛失してしまった。
同じようなポカをもう一つ。
珍しく、駅までチャリで行っていたのだが、帰りにすっかり忘れて徒歩で帰宅。
家にたどり着いて、ポケットのチャリの鍵に気がつき、徒歩で駅前にもう一度引き返す。
チャリを乗って帰宅しながら、「やっぱりいかれてるわ」とため息。

今週末は、エノケンの映画を2本見る。
あらためて、エノケンの偉大さに感動。
おもろい!
他に、やくざ映画も見る。
現代劇も見る。
本当は、来月の発表のために別のモティーフを見ないといけないのだが、勘で?手当たり次第映画を見たら、全く外れたが、別のテーマにたくさん出会う。
まあ、見ること自体肥やしになるのだから、無駄な時間とは言わないが、でもね・・・
発表に間に合うんやろか?

2月12日
あまりに腹立たしきことありて、頭痛す。

ほんまに、近年珍しいぐらい頭に来た。
しかし、あまりの不快のことゆえ、文章にするのも腹立たしい。

腹がたつを、「頭にくる」とも表現するよね。
まさに、頭にきた。
それを、簡単にぶちまける「むかつく」なんてレベルではなし。
理不尽で、しかもややこしい関係ゆえ、どこにも吐き出し口を持って行けない。

私は、あほなので、基本的に多少のことでも怒らない。
というより、事の本質に気付くのが遅いため、「へらへら」しているのが事実である。

まあ、その私が「どついたろか」といきり立つ出来事ありて、しかもどうしようも出来ず、とうとうひどい頭痛に陥った。
耐えられない頭痛。

いてもたってもいられない。
と思って、これだけでも文章化して気持ちを落ち着かせようとしていたのだが、駄目だ。

今年になって急激増えた、詐欺まがいメールである。
どこかのサーバーを利用して未払いだの、仮登録だの、退会をせよだのとあれこれ迷惑メールが携帯に入り、「最終警告です」など、脅迫めいたことおびただしい。
昼間に入ればいいが、こんなに絶望して、頭痛を起こし、体調まで崩している夜中に、また「ブラックリストに入っているので、今回だけ、特別にお客様にお知らせします。退会手続は以下のアドレスにアクセス・・・」などと書かれていると、むかついた。
腹立たしいを、超えた。
それでなくても、ストーカーやもう死滅したと思われるわいせつ電話に悩まされ、今回は無差別の迷惑メール。
ああ、私のプライベートは保護されんのか?

しかも、迷惑メールを確信するのは、時々驚くほどうっかりした事を書いているからである。
たとえば、「由佳より。お友達になりたいの。由佳の写真は以下にアクセスして」とか、「男性会員である貴方がご利用になられたサーバーが仮登録であるので、正会員にするか退会にするかいずれにせよ以下にアクセスせよ」など、誰が男性やねん。
二つ目はあまりにうっかりなので、一笑に付したが、1つめは周りの知人にも来るらしい。
見解が一致したのは「○○子」という名前がないこと。
すなわち女の子の名前に「子」をつけるのが、既に時代遅れであり、もし、「○○子」ですなんてメールが来たら、即「うわ、ばばあ」と思われているのでは?という事である。

いずれにせよ、ただでさえ迷惑する「迷惑メール」が、常識的時間外に入ってきて、その着信音でさらに気分を害するのであるから、相手はどうもぶち切れてうっかりアクセスしてしまうのを、待っているのか?

さもしい世の中である。
絶望して、眠られず、ちょっと多めに服薬するしかないか?
気狂いそうやわ。

2月11日
チャールズ皇太子っていくつ?
と言うほど、老けて見えてただ唖然。

週末にならないと、家の雑事が出来ないのが悔しい。
普通の人なら、家事も仕事も両立していはるんやろうなあ。

おまけに、母から不吉な連絡が。
なんだか、嫌な予感の1日。

橋蔵の「風の武士」を見ても、こころ集中せず。
なんでや?

2月9日
ちゃんと復帰して、朝から出勤。
いろいろ仕事が溜まってしまって、大わらわ。

今日は総研大の入試。
それに、月曜日から国際シンポジウムが開催されているので、空気がいつもと違う。
今日私が受験者だったら、絶対落ちていたやろうな。
まあ、それは審査する先生方が決めることやけれど、私が受験に来たときは、日文研は閑散としていて、ほとんど誰とも会わなかった。
こちらはこれまでの大学入試の感覚があるので、受験の日は院生も登校禁止なんかなあ、と勝手に思っていた。
でも、今日みたいに、国際シンポで人が多いだけでなく、海外からの研究者がうようよしているのに遭遇したら、面接の前にびびってしまい、「あかん、場違いなところに来てしもうた」と臆してしまうやろう。

今日は一日大人しく黙々と仕事をする。
どうしても、先生に質問があったのだが、昼休みに一瞬捕まえて「忙しいですよね」と言うと、「出来るんだったら、自分で判断して」とやはり無理。
困ったなあ。
この仕事は、先生のご厚意で1月から臨時で増やしてもらった(つまり収入を増やしてもらった)ものなので、それ以前までどういう流れで来たのかよく分からず、全体像を把握できていないので、判断しかねる。
明日は出張って言うてはるし、とりあえず、同僚にでも相談しようか。

2月8日
午前中だけ出勤しようかと思ったが、体調すぐれず断念。
午後から日文研フォーラムがあるので、昼過ぎに烏丸にある会場に向かう。
これは、一般の人向けのフォーラムなので、わかりやすく聞いていて楽しい。
定員50名のせいか、無料のためか、満席である。
ほとんどが、中高年という、年齢の高さ。
生涯教育の影響なのか、日文研という京都の一部の間でのネーム・ヴァリューのおかげか、それとも地域的に関心事が高いのか?
オーディエンスを見ながら考える。
他のこういうフォーラムや講演会をあまり行ったことがないので、一体どういう人たちがどういう理由のもとに参加するのか興味がある。
カルチャーセンターや大学が夕方などに設けている生涯教育向けの連続講義なら、有料であるのだから、お金を払ってでも参加したい人が応募するから満席でも納得する。
無料の場合は、無料だからこそ集まるのか?

それにしても、日文研の先生方の知識の豊富さには、本当に脱帽する。
もちろん、これまでお会いした他大学の先生方や研究者に対してもそう思う。
以前、総研大で日文研受け入れの第一期生である先輩が「高レベルなので、こっちも毎日背伸びしているから、足がつりそうになっていた」と冗談を言ってはったが、その喩えはよく分かる。
まあ、私のようなアホは、もう背伸びしても届かないから、ただただ圧倒されるだけなのだが。
私は、とても運がよくて、大学時代に巡り会った内田師匠(先生には不幸でしたね)から始まり、今でもお世話になっている日文研の先生方、また先生方にくっついて、ご縁あって巡り会えた研究者が本当に素晴らしい人たちが多い。
同僚に対してもそうである。
いつもいつも、教えられることが多く、感謝しているのであるが、時々「これだけの先生方に指導を受けているのに、全く学習せず、進歩しないのは申し訳ない」と場違いな人間であるのでは?と落ち込むときもある。
素質あらへんのかなあ。
精進をせねば。(詰めが甘い、基礎体力がないとは、もう10年以上言われているのに・・・)

フォーラムの後、先生方やスタッフで懇親を兼ねてお茶を飲みに行くので「どうですか?」とお誘い頂いたのだが、残念ながら今日もお稽古。
また日文研にてご指導頂きますと辞退して、今日もまた御影にゴー!

昨日が前シテのお稽古だったので、今日は「後シテ」。
昨日よりも早く到着したが、今日も夕方が混んでいる。
前回、「だいぶんましになった」と言われたが、今日は所作事(長刀の扱い)が出来ていないとこっぴどく叱られ、同じ所作を何度も何度も繰り返し稽古させられる。
つまり、身体で覚えろ!という型の繰り返し稽古なのであるが、やればやるほど、焦ってしまいどうしてもうまくいかない。
他の方々もお稽古を待っていはるのに、ただでさえ時間のかかる私がさらに時間がかかってしまい、申し訳ない。
一進一退と言うところか。
お稽古が足りないと言えば、そうなのだが、やはり能楽を舞うには、まだまだ未熟なのもあるだろう。

それでも昨日よりは早く20時前に終わりました。
ありがたいことに、私のお稽古に付き合って下さった内田先生に、私の後になってしまったので、遅くなってしまったウッキーと一緒に駅まで送ってもらいました。
ありがとうございます。
わーい、BMVに乗せてもらえる。
後部座席に乗ると、「オガワさん、後ろに乗るのは君が初めてだよ」と言われ、
「そうなんですか?そうしたらアホがうつるかも知れませんね。どうしよう、アホシートになったら」
「やめてくれよ、なんでそんな不吉なこと言って、俺を呪うんだよ」
と、露骨にいやがられる。
すみません。

せやけど、言い訳。
大阪では「あほ」って不吉なことやないんですよ。
「あほになれる」ちゅうのは、ある意味褒め言葉でもあるんです。
「馬鹿」はあきませんけど。
もう10年以上も関西にいやはるんですから、汲み取ってくれませんやろうか?
え?私が言うからほんまもんの「アホ」という不吉にしかとられへんて?
そ、それは・・・
弁解できまへん??

2月7日
昨日より、体調を崩す。
そんな事は言っておられないので、ちょっと遅れると連絡して、出勤。
週末の発表に関して、しばし同僚と話をする。
ついでに「ちゃちゃいれて、ごめんなさい」と軽率な発言に対して謝罪する。

ばたばたと仕事をして、17時にはお稽古なのでとっとと帰る。
遅れた分は、ちゃんと残業して埋め合わせます。

毎度ながら、遅くなってしまったので奥様に駅まで車で迎えにきて頂く。
嬉しいことに、昨年より少し社中が増えた。
時代は変化しているので、社中は有閑マダムが主流ではもう無理だ。
もちろん、いまだに能楽のお稽古を支えている大半が有閑マダムであることには変わりないが、その「有閑マダム」自体が、残念ながら減少している。
このままでは、能楽はもう維持できないのでは・・・という危機感の中、大変嬉しいことに新たなる稽古希望者出てきた。
仕事を持っている人たちである。
となると、平日のお稽古が大半であるため、どうしても皆さん、来る時間が遅くなる。
これまでは、私一人遅い時間にご自宅兼用のお稽古場にうかがって、大変恐縮していたのだが、最近はお稽古場についても、先生はまだ他の人の稽古を付けているので、ちょっとホッとする。
まあ、朝から夜遅くまで、だらだらと社中が来るので、先生にとってはご迷惑?かもしれませんが。

でも、普通のお稽古と違って私は今年は「能楽」のお稽古であるから、人一倍時間がかかる。
それでも、しっかり稽古を付けて頂き、今日は終わったのが21時前。
さぞ、お腹が空かれたことでしょう。
すみません。

よろよろとなって帰宅。

2月5日
今日は1日大忙し。
朝10時から、日文研の研究会に顔を出す。
私の敬愛する同僚の発表であり、またテーマが個人的に関心が近いところであるが、それは趣味的な範囲であって、学術的には全くの素人分野であるので、いろいろ勉強させてもらおうという魂胆もあったからである。
なるほど、なるほどと聞いていたが、全く主観的には「なんで?」とか「これは見当はずれかも知れないけど聞いてみたいな」という質問が出てきて、ディスカッションの時に、おそるおそる?質問をしてみた。

結果から言うと、今回の発表のテーマから外れていたが、さすが、ちゃんとその辺りも答えてもらい、いい勉強になりました。
だけど、主催である先生に「オガワさん、それは違うよ」とある一つの感想に対して、叱られてしまいました。
すみません、とんちんかんで。

いつもなら、この後、昼食に移動して、さらに議論?を続けるのであるが、今日はお稽古日。
まあ、いつも一緒に働いているので、来週にでも個人的に話をしようと思い、失礼して、一路、御影にゴー!

とても久し振りに内田先生にお会いして、噂のBMVを拝見する。
「これが噂のBMVですか。かっこいいですね」と言うと、
「シャコタンだぜ」といわはる。
先生、ものすごく久し振りに「シャコタン」という言葉を聞きました。
車に興味がある人は知らないけれど、もうそれって若い子には通じないのでは?

能特訓ではないので、今日は「ノチ」を、面だけつけてお稽古。
だいぶんとましになりました、とのコメント。
だって、前回こけたからね。
せやけど、また装束を付けると、危ないかもなあ。

2月4日
朝から今日も働いて、夜は後輩と飲みに行く。
この1月に無事、公開審査を終え、後は全体の会議を控えるだけの後輩と、ねぎらいをかねてホルモンを食べに行く約束をしていたのだ。

ホルモンを食べるのはどの辺りの文化なのかよく分からないが、とりあえず、私はまわりにも「げてもん食い」と言われながら、ホルモンが好きである。
(関西とか、九州とか、「もつ鍋」ブームの時にいろんな本場説が言われたけれど知らない)
それに、住んでいるところも結構ホルモン焼きの店が多いとこやしね。
お祝い(と言っても、貧乏だからおごってあげられないの、ごめんね、割り勘で)なので、滅多に人に教えない、とっておきの店に連れて行く。
ここは、むかし、親友に「絶対美味いと言わせてみせる」と連れてきてもらったところで、すっかりはまってしまったところである。

普段は、親友としか行かないし、実は、2週間ほど前も行ってきたところだったので、店に顔を出すと、「あれ?」と顔をされる。
理由は、予約を親友の名前でしか入れたことがなかったから。
「今日は予約聞いていませんけど?」というリアクションだった。
店の人にお願いして、本日のおすすめを教えてもらった。
親友と行くと、飲んでいる量の方が多いし、食べるものももう大体決まっているので、たまには違う人と来るのもいいものだ。
大満足していただけた。(よね?)

後輩の感想は「幅広いですね」と。
「何が?」と聞くと、「だって、たん熊にもいっているのに、ホルモンも範囲ですか」。
そういわれてみれば、そうだなあ。
でも、この店の常連は私じゃなくて、親友であって、私はいつもついて行っているだけだから。
美味しかったらええやん。
美味しいもの食べているとき、飲んでいるときが幸せやね。

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2005年02月14日 07:10に投稿されたエントリーのページです。

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