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お稽古の日々

2月28日(日)

 今日は朝から姫路の県立武道館まで出かける。
年に一度、この時期にも本部道場の先生による指導のもと、合気道講習会が開催されるのである。手元の記録(国際有段者証)によると、この講習会にはどうやら毎年参加しているらしい。
 稽古はやはり各道場のカラーが出ていた。どれがいいとか、悪いとかいうものではない。同じ合気道をしているのに、始まりは同じなのに、こうも大きく変化するなんて。毎回そのことを思うと同時に、多田塾門下の道場に属していてよかったなあと思う。
 講習会では、これまで顔を見知った先生方が顔を覚えてくださっていたことがうれしかった。今回、新しく知り合った方もいて、和やかに懇親会まで参加することができた。日本酒も結構おいしかったし。


2月27日(土)

 今日は昨日を思えばお天気も回復。元気に稽古に向かう。


2月26日(金)

 能の稽古に行く。今日は装束をつけてもらう。今度の舞台で舞う『敦盛』の衣装をつけてもらうのである。仕舞のときは、着物に袴を穿くだけだが、実際の能の舞台に立つときの衣装はそうではない。何となくでも想像していただくとわかるようにきちんとした格好がある。今回は、烏帽子、鬘、面はもちろん大口、羽織、太刀などを着せてもらう。着付けをしていただくうち、だんだんと敦盛な気分になってくる。最終的に重量は5、6キロほどになっただろうか。いや、もっと重かったかもしれない。ともあれ着付けていただいている間は、何キロかの重さのある石を、回数を分けて背中から乗せられているような感覚に襲われた。
 完成した格好で本番さながらの舞を舞う。面をつけると、ほとんど何も見えない。能面は目の部分と鼻の部分しかほぼ開いていないので、つけると真っ暗闇に近い。これで能楽師は舞台に立つというのだから、能の舞台というのも、結構孤独なものだなあと思う。

 その後、大阪に移動して中村明一さんの「密息」の講座を受ける。『「密息」で身体が変わる』(中村明一著、新潮選書、2006)を読んで以来、ずっと気になっていたのだ。(『考える人』で内田先生とも対談されている)。
 講座は、「密息」の基本から、呼吸の感じ方、仕方、感覚の捉え方、実際の呼吸の行い方、日々の訓練法、基音、倍音、姿勢への影響、演奏など、解説と実践を交えて、わかりやすく説明された。予め本を読んでいたが、そこに示されている内容が、現場で聞いてみて初めて腑に落ちるというところも多くあった。二時間半の講座の上に、場の雰囲気がよかったのか、延長して三時間ほどの長丁場になった。今後の呼吸の参考になればいいなあと思う。
大雨の中でかけてみても、いいことがあるのを実感した日の出来事である。


2月25日(木)

 午後の稽古はえらいことでした。


2月24日(水)

 今日はとても暖かく、ノリがよかった!人間も表の温度が暖かいほうが動きがいい。


2月22日(月)~23日(火)

 杖道会の合宿に行く。ことしで二回目の開催である。
 今回は前回とがらりと場所が変わって兵庫県内陸部。初めて乗るローカル線(!)に揺られて、一路合宿会場へ。
 土地が広いのか、建物のなかは無駄に広い空間が続いていたが、部屋も廊下もすべてが清潔で、ご飯もおいしく、宿の方々のひとあたりもよかった。よい場所である。

 初日は、全剣連の形を一本目から十一本目まで、着実にさらう。参加人数が奇数だったので、杖と木刀の二人で組んで稽古するとき、時折「見張り番」として「待ち」の体勢をとらなければならないのが、とても残念だった。
 稽古が終わると、ソッコーで風呂に入るのはいつものことで、さらに今回は貸し切り状態の湯船に浸かるといった幸運に恵まれる。次第に心地がよくなる。
どっぷりと夜も更けたころ、ご飯を食し、小休憩後に宴会。おもしろかった。

 二日目は、朝稽古もなく、ゆっくり眠る。
 朝風呂に入り、目を覚まし、散歩して朝日を眺め、近くの空気を吸い込む。
 朝ご飯もおいしくたっぷり二膳いただいた。
 午前の稽古は、昨日の続きの十二本目の乱合と居合。いずれも、ひとつひとつ丁寧に行うことや理合を理解することがどれほど重要なことか、身に染みてくる。特に刀を止めることはとても難しい。内田先生曰く「刀を斬ることは簡単であり、止めることが難しい」のである。止めることを知らないのは、ブレーキの止め方を知らないままアクセルを踏んで車の運転をするようなものであり、とても危険なことであるとも。
 ほんとうにそうだ。
 刀を止めること。今後の課題になりそうだ。そういう意味で居合いは難しい。けれど、内面を見つめるよい稽古である。
 人数も少なめでこじんまりしていて、杖道についての発見も喜びも多くあった。実りある時間である。お世話になったみなさま、ありがとうございます。


2月21日(日)

 少し倒れてみる。


2月20日(土)

 今日は会場を変えて、有級者と有段者を分けて、二部制で四時間の稽古。暑かったが充分な稽古ができた。


2月19日(金)

 確定申告に行く。会場は混んでいるけれども、申告自体はスムーズに。


2月18日(木)

 「井上雄彦最後のマンガ展重版大阪版」を見に行く(二回目)。
 エントランスで流れていた『DRAW』のDVD映像にもまたじっと見続けてしまう。


2月17日(水)

 水曜日の稽古はさくさくと。


2月16日(火)

 掃除したり、勉強したり、未来を見つめたり。


2月15日(月)

 倒れこんだり、横になったり、連絡したり。


2月14日(日)

 杖と居合いの稽古の日。思ったより参加人数が少ない。体育館中があふれかえって、誰かに杖をぶつけたり、杖でたたかれたり、模擬刀とはいえ居合刀で刺されたりするようなことはないか心配であったが、何の問題も起こらなかった。よかったよかった。
ところで、今日の稽古人数が少なかったので、昨日の稽古人数が少なかったのは、これで単なる偶然ということもいえそうである。

 杖と居合の稽古は四時間あったが、あっという間に時が過ぎてしまった。それくらいするすると時間が経ってしまう。ある意味、武道の稽古は時を忘れて、こことはどこか違う空間に入ってしまうのだろうか。

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2010年3月 1日 22:16に投稿されたエントリーのページです。

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