6月17日(水)
身体に興味がある。身体運用に興味がある。昨今は、それを半ば仕事として、生業として生きている。どういうところに行き着くのか、まだまだ先は見えないが、明るい未来であることには違いない。
今日は、大学で舞踊専攻ひとびとのパフォーマンスを見せていただく機会があった。
これまでも、きちんとした舞台や公演として、そのパフォーマンスを観ることはあったが、クラスのなかで、ある動きを体系化し、組み合わせたものとして、一定時間それをじっと見るのは、今回が初めてであった。身体の使い方にとても興味深いものが多くあった。じーんと響く感触もあった。いいものを見せてもらったなあという思いが今でも強く残る。日々の身体の使い方において、ヒントとなることが散見された気がした。できることなら、いっそ学びたい。
6月16日(火)
今日は本当に暑い。梅雨はどこにいっているのだろうか。
細切れのように読み続けている『1Q84』を、そろそろ読み終える方向で考えてみようかと思う。
6月15日(月)
よろよろと起き上がり、よろよろと日々を過ごす。よろよろと稽古する。よろよろと杖がゆれる、よろよろと太刀が踊る。よろよろと歩く。
6月14日(日)
ばったんきゅー。
さすがに昨日は楽しかったのだが、緊張もしていたようで、横になるままに。
6月13日(土)
気になるお天気も何とか晴れ間を保ち続けている。
今日は師匠である内田先生の挙式、結婚披露宴の日なのだ。
驚くことに、その挙式披露宴にわたしもご招待いただいたのである。弟子として、粗相のないよう、きちんと背筋を伸ばし、美容院でセットし、いつもより少しヒールの高い靴を履き、ふだんとはおよそ縁遠い装いをして出かける。
昼前、下川先生の奥様と西宮北口で待ち合わせて近隣へ移動。界隈をご案内しながら、お話しつつ、昼食をご一緒させていただく。
その後タクシーで岡田山に移動。山の中腹に位置するソールチャペルで午後二時から式があるのだ。あちこちから、そのチャペルを、あるいはその姿をひと目見ようと、たくさんの人が式に駆けつけている。結構なひとだかりができている。
式は礼拝のかたちに則り、祈りを捧げ、賛美歌を歌い、静かに手を合わせる。いつもよく見ている場所なのだが改めて見るとたしかに厳かな雰囲気である。
式の後は、参列者全員で大学の図書館前で記念撮影。
とくに何も準備しなくても、そこかしこに階段があるので、こういうとき、とても便利なのだ。また緑麗しいこの季節の大学を一望できるグッドスポットでもある。
その後は、あちこちで記念撮影大会が始まる。
披露宴会場はホテルオークラ神戸。平安の間。
始まるまでの間は、ホテルのあちこちで休ませてもらい、愉快な時間を過ごす。
披露宴開始されるまでは、控え室で、参列者とわいわい会話や対話を交わす。
午後七時を少し過ぎたころ、前方左扉口から新郎新婦は「結婚行進曲」に合わせてご入場。
はじめに司会の我らが「谷口兄」さんのご挨拶があり、媒酌人のご挨拶と新郎新婦のご紹介に続き、乾杯の発声で、懇談会食が始まる。
新婦の高橋さんが小鼓方ということもあって、能楽師がたくさん参列されている。わたしもどこかの舞台でお見受けした先生方もおられれば、実際にお世話になった方もおられる。そのうち、ひとりの先生から謡曲『高砂』の「四海波」のご発声。謡えるひとは起立する。能楽関係者はもちろん立つ。正面向かって右側新婦の関係者がほとんどだ。わたしも一緒に詞章を合わせた(師匠のために詞章を暗証していた)。
そのあとは、ソプラノ歌手でもあられる斉藤言子&森永一衣先生による「歌の翼」のデュエット。たいそう見ものであった。録画しておけばよかった。
食事のあいだに新郎新婦の各テーブルへ気さくにご挨拶、記念撮影されている。まつわる方々からのスピーチなどが続く。これがどれも興味深く、面白く拝聴した。披露宴につきものの摩訶不思議な余興はどこにもなく、終始和やかな雰囲気でときは進められた。
ふつうなら列席者は新郎新婦とばかり写真を撮るのだろうが、そんなこととは関係なく、参列者は各地で歓声を上げ、ざっくばらんに名刺交換、写真撮影大会を勝手に始めていたのである。とても賑やかで、心地のよい式であったのはこのような様子からもうかがい知れる。
ほんとうに、いい式だったなあと思う。
ご結婚おめでとうございます。どうぞお幸せに。
6月12日(金)
明日は大事なお祝いの日なので、大事をとって休養。