アロハな日々
8月5日(金)さんうの日。
今日は朝からそわそわしていた。なぜかはわからないけれど。
「そわそわ」は、慌しいのに悪い気はしない。「そわそわ」だけど、気持ちは落ち着いている。そんな「そわそわ」だった。
アロハシャツを着てサングラスをかけると、混みあった街並みがすっと開いた(気がした)。
一日を振り返ると、抱えていた用件が五つ六つあったが、すべてやり過ごすことができていた。すこしほっとした。
8月4日(木)
さんふらわあ号は遊覧船ではなく、実際に人や荷物を乗せて走る定期船だと知ったのは、午後もすっかり涼しさを覚える頃であった。
神戸の街も海も、きょうばかりは風が涼しい。やっぱりここが好きだなあと思う。
あの船に乗ってどこまでいけるのだろう。
海と空はどこまでもつながっている。陸だけが離れている。
そう、この同じ地球上にいる限り、わたしたちは、さほど遠い人間ではないのだ。
8月3日(水)
「とっつぁん」と言えば銭形警部。
思えば先日は、すこし気の毒だった。
8月2日(火)
だいぶっつぁんに会いたい。会いたい。
8月1日(月)
8月になった。
途端に、どういうわけか、PCの不調を訴える人が周りにうようよ出現していることに気づいた。(わたしもそのひとりである)。
暑さのせいだろうか。
クラッシュして、新しいPCを買ったという人も何人か聞いた。
時期なのだろうか。PCの売り出しの、いや、PCの調子が悪くなってしまう時期の。
PCの画面がいきなり止まると、まずはええっ?となる。
そして驚く。
動かないと、画面に喧嘩を売りたくなる。が、イライラせずにあせらずに、なだめすかして、何とかなる。何とかする。
すると、そのうち、「気のせいだよ、ごめんね」とでも言わんばかりに画面が復活。ほっとして、胸をなでおろす。
しかし、同じようなことを何度やってもおかしいときがある。
場合によっては、文書まるごと捨てるしかないときがある。
でも、これってさ、さっきまで使ってたんよ?どうして急にガソリンの切れた車みたいに止まるのさ!がががっがー。
すこしイラッとする。
こんなとき、もすこしでも忍耐力がなければ、ばっこーんと画面を殴りつけているところだ。実際イラチなのだよ、わたしは。
しかし壊したって意味がない。
髪と同じで切るときはすぐなのだ。
ゴミと同じで捨てるのは簡単なのだ。
そうならないために、こんどはPCよりも自分自身をなだめすかして、どうどうと落ち着かせる。
そのうち、ようやく、双方クラッシュまではいかず、落ち着きを取り戻す。
取り戻されたきれいな画面と静かな心。
落ち着いて、そして、やっぱり思う。PCも熱帯に弱いのだろうかと。
ソフトのバージョンアップも結構だが、そろそろ温度調節もできる機器を発明するのもよろしかろう。
長田神社へ薪能を観に行く。生まれて初めて。
蚊がぶんぶん飛んでいるので、ところかまわず痒い。蚊取り線香でも持ってくるのだったと後悔。
番組は、仕舞、狂言、火入れ式、能とあった。
ところが、気分もすこし盛り上がった火入れ式のあとで、議員やらどこやらの会長の挨拶が(それもわざわざ舞台のうえで)、延々と続いていったのである。
長い。長い。長い。
これは仕舞の時間より長いのではないか?
長いので、この隙をいいことに、すこし眠る。(それくらいに時間は充分にあった)。
能『井筒』が始まる。
後半になって、ようやく後シテの下川先生ご登場。
観に来てよかった。これだけでも満足だ。
帰りの電車はまた暑く、やっぱり痒さは続いていた。
7月31日(日)
ということで月末の雨。
7月30日(土)
おいちゃん送別稽古の日。
「いつもなら、決してこんな時間にはみることのない人々」が、早い時間から大勢現れている。さすがである。おいちゃんの人柄は、やはりこういうところからも滲み出ていると思う。
道場では、座って、説明を聞いている。
「送別稽古の受けの人」となるおいちゃんを見ていると、じわっと汗が流れてくる。
今日もまた暑い。
稽古の後に食べるかき氷は、また一段とうまい。