スーさんの熱い夏

7月9日(日)

中体連の夏季大会が始まっている。

今年は、浜松市が合併後の初の市内大会である。参加校数も多くなって、大会のやり方も変わった。団体戦は予選リーグを行い、その1,2位校による決勝トーナメントになった。個人戦は、各校からの出場組数を5組に限定してのトーナメントである。

もちろん、参加校数が増えたのだから、県大会への出場枠も増えた。従来は、団体戦は男女とも3位までしか県大会に出場できなかったが、ほぼ倍の男子7校、女子6校が、また個人戦も昨年までの16組から、男子26組、女子24組が県大会に出場できるようになった。

さて、初日(7月1日)は団体戦の予選リーグ。男子は浜名湖畔にある雄踏町の亀崎テニスコートで行われた。3チームのリーグ戦だから、2試合やるだけである。リーグ最下位にならなければ決勝トーナメントへは出場できるということもあって、そんなに緊張感はない。選手たちもリラックスムードで試合に臨んでいた。試合も特に競り合うこともなく、全勝で予選リーグを終えることができた。

そして今日は、いよいよ決勝トーナメントである。男子は予選を勝ち上がった26校が出場した。しかし、朝から生憎の雨である。試合会場である花川運動公園テニスコートは、砂入り人工芝のサーフェスだから、たとえ土砂降りの雨でもコートは使用できる。それに屋根付きのコートが4面ある。来週には個人戦が控えているのだから、少しでも試合は消化しておきたいところだ。

本校は第2シードであったから、1回戦はない。雨の降り具合によっては、2回戦以降の試合は行われない可能性もあった。それでも、とにかく準備だけはしておかなければならない。外はかなりひどい雨だったので、体育館で簡単に練習を行い、大会会場へと向かった。

会場到着後も雨は止んでいない。大会本部からは、「もうしばらく様子を見ます」との放送が入る。9時に各校の監督が招集され、大会についての説明があった。雨は途中で止むという予報なので、開始時間を遅らせても実施するとのことであった。

試合コート近くに簡易テントを設置し、選手たちをその中で待機させて、1回戦の様子を見守る。途中雨がひどくなり、試合は度々中断されたが何とか1回戦が終了した。いよいよ出番である。こちらは初戦、相手は1試合やっているから、体はよく動くであろう。ここで負けてしまうと、県大会はない。

試合が始まった。後衛がサービスをびしびしと入れ、前衛も甘いボールを逃さずポイントを決めて勝利。しかし、次のペアは相手の大将ペアに翻弄されて、ポイントは競り合うものの要所でこちらにミスが出てストレート負け。3番勝負となった。こういうこともあろうかと、3番には春の市選手権で3位に入賞したペアを入れておいた。こちらは、危なげなくストレートで勝ってベスト8。

さあ、次は準々決勝だと思っていたら、本部から放送が入って、今日はベスト8までしかやらないとのこと。試合開始が遅れたことと、降雨による中断で、このまま試合を行っても決勝戦まではできないだろうとの判断で、準々決勝以降は予備日である17日に持ち越しとなったのである。

次の対戦相手は、オノちゃんの学校である。オノちゃんのところは、2回戦で接戦をものにして勝ち上がってきたからムードはよかった。こちらは、一つ落としてのベスト8だから、何となく気分に乗れない感じであった。試合が延びたのは、本校にとってはよかったのかもしれない。

オノちゃんには、このところ麻雀でだいぶん勝たしてもらっているので、テニスではお返しをされるかもしれない。でも、試合をやるのは生徒たちだからね。ここはひとつ、麻雀のことは忘れてね、いい試合をやりましょうね。おっと、その前に個人戦があったっけ。いやはや、次の3連休も疲れる3日間になりそうである。