すーさん、カルマを落とし、仕事をふやす

5月25日(火)

「提出すれど提出すれど、提出文書いっこうに減らず」

どうして、こう次から次へと提出書類がくるんだろう。

今週中に提出しなければならない書類が2つ。そのうちの1つは、25ページもあるのだ(まあ、アンケート形式の調査だからそんなにタイヘンではないんだけど)。

教頭先生のお話によれば、「だいたい教務って、書類の提出に追われて1年が終わるんだよ」とのこと。

どうやら、ただでさえ丈夫ではない胃が、さらにこの1年で弱ってしまうような気がする。

「5月に入れば少しはラクになる」って、マーちゃんは言ってたけど、ならないよー。

先日は、「新任教務主任研修会」に出張を命ぜられ、教育委員会まで出かけてきた。

市内各小中学校の、この4月から教務主任を拝命した「新人」ばかりを集めての研修会である。

担当指導主事から「教務主任の業務」についての講話があり、その後グループワークを行った。

これがなかなかおもしろかった。

どの先生も、提出書類にはかなり四苦八苦している、ということがよーくわかったのである。

「私など、書類差し替えのため、校長の謝罪文を持って教育委員会まで行きましたよ」とか、「教育委員会や教育事務所から私宛に電話がかかってくると、また書類に間違いがあったのかなーって、ハラハラドキドキしちゃいます」などという話が、どの先生からも出されたのである。

あーよかった、チョンボしてたのはオイラだけじゃなかったんだあ。

いつも提出書類のことが気になっている状況というのは、誰かに脅迫されていつもびくびくしている人みたいで、なーんかヤな感じなのである。

グループワークの後は、学校教育課副参事の講話で、「教務主任の心がけ12ヶ条」なるものを教えていただいた。

なかなか示唆に富んだお話であった。いろいろと気をつかえるようにならないといけないということを実感させられた。

さて、今週からは「教育実習」が始まった。

本校には、7名の実習生が来た(「来なくてもいいのに」とはけっして言わないよ)。

その実習生の面倒をみるのも、教務の仕事である。

控室を用意し、靴箱の手配をし、更衣ロッカーを準備し、実習用の資料も整え、さらに担当教諭との指導日程の調整をしなければならないのである。

これも、「明日の日本の教育界を担うことになる(かもしれない)若者たち」と思えば、蔑するわけにはいかないのである。

そう言えば、ウッキーから「昇級おめでとう」メールをいただいた際、ウッキーも来月から母校の高校で教育実習を行うようになったことを知った。

応援してますから、がんばってくださいね。

先週の土曜日には、大迫力くんからもメールが入って、6月1日に内田ゼミの宴会が行われる旨、通知をいただいた。

うう、参加したい!先日は、内田先生たちと一緒に飲んでいる夢まで見てしまったくらいなのである。

でも、平日の火曜日など、絶対に参加不可能である。

これに懲りずに、またお誘いください。

どこでどう知ったのかはわからないが、先日「ぎょうせい」南関東支社静岡駐在所長なる方が手前を訪れ、(なんでこの4月から手前が教務主任になったということを知ってるんだろう?)「こういうものはどうでしょうか?」と、『学校教務質疑応答集』なる全5,600頁、さらに『学校教務質疑応答要旨集』というおまけまでついた頒価12,000円なり、という国語辞典2冊分ほどの厚さになる本を紹介された。

パラパラと見て、「おお、これはよい!」と即座に購入を決めてしまった。ああ、これだからバカは困る(いいカモなのである)。

さらに、「新任教務主任研修会」の折り、副参事から「必ず購入しておくように」と厳命された『静岡県教育関係職員必携』(全2冊、約5,000頁)も購入することにした。こちらは、教育にかかわる法令集である(5,100円なり)。

ふふふふ、これからは、「ええい、下がりおろう!これらが目に入らぬか!」と言えるのだ。もう恐いものはないのだよ(提出文書を除いて)。

まあ、手前のようなまだ半人前の教務主任は、少しでも自信を持って諸々のことに答えられるよう、常に手元に置いて参照できるものがあった方がよいということなのである。

幸い、先週の土曜日に5万円ほど「臨時収入」があったので、それで購入することにしたのである。カルマは早めに落とした方がよい、と内田先生も常々申しておられるのである。

かくして、一日も早く一人前の教務主任になることを心がけて業務に励む日々が続いているのであります。