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大阪港のランチについて

2月8日(水)
大阪港の診療所へ行く。診療所が年度末で閉鎖になるので、週に一度この界隈にくるのも残り2ヶ月弱である。

毎週水曜日は、駅から診療所の間にあるお店で昼ご飯を食べることが多い。ほとんどの場合は、「萬集楼」という中華料理屋か、「オーションビュー」というオムライスの店、あるいは、大衆食堂「あわや」に入る。

入店比率は「萬集楼」:「オーションビュー」:「あわや」が、6:2:2といったところだろうか。

「萬集楼」はお店が清潔で値段が安い。ボリュームもたっぷりしている。昼時の客は、サラリーマンとOL、そして近くにある総合病院に受診した帰りのお年寄りが大半である。勤め人風は、この辺りに多い港湾関係の会社で働いている人たちだと思われる。

この店に行くときは、僕は大抵あんかけそばを食べる。夏には焼き蕎麦や、肉みそ麺を食べる。いずれも580円で、食べ終わるとお腹がいっぱいになってしまう。

「オーションビュー」は卵を3個使った大きなオムライスが有名で、「ミーツ・リージョナル」に何度か掲載されたのを見たことがある。

ここに行くときは、僕はだいたいチキンライスを食べる。ケチャップが利いた熱々のチキンライスに混ざる鶏肉とグリーンピースが旨いのである。

オムライスを頼むときは、まずはじめに片側半分にケチャップをかけて食べ、残りの半分にウスターソースをかけて食べる。

チキンライスもオムライスも700円である。ときどき、スープ(300円)も頼むことがある。汁もの好きの僕はスープの誘惑に駆られることが多いのだが、スープを頼むと丁度1000円になる。昼ごはんに1000円はちょっと贅沢だなあと、最近は我慢することが多い。
僕の事を快楽主義者だと思っている方が世の中には大変多いのだが、普段の僕はこのようにストイックな生活を送っているのである。

「あわや」では、あっさりしたラーメンか、焼きそばを食べる。ガラスの戸棚に作り置きの惣菜があるので、大抵ひじきや茄子の煮物などを一つ取る。

取り立てて特徴のない、ごく普通の食堂なのだが、何となくアナログな雰囲気が漂っていて、店の椅子に座ると気持ちが落ち着く。
味付けもいい。肉うどんを頼むと、上に小さい柚子の皮が載っていたりして嬉しい。この店は、「ミーツ」の食堂特集で大迫くんが紹介してくれた。

「あわや」には大相撲のカレンダーが架かっている。

毎年春に開かれる大阪場所の期間中は、近所のお寺に相撲部屋の幟がたくさん並ぶ。お寺の境内が相撲部屋の稽古場になっているのだろう。この辺りは、相撲となじみが深い土地柄なのかもしれない。

昼ごはんを食べると僕は診療所にいって、そこで外来をする。

診療所の閉鎖が決まってからというもの、次第に患者さんが減っている。暇なので、空いている時間に本を読んだり論文を読んだりする。ときどき何か書いたりすることもある。30分くらい何かすると眠気に襲われて、そのまま居眠りしてしまうことも少なからずある。

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2006年2月15日 08:53に投稿されたエントリーのページです。

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