10月1日 -甲南麻雀の会発足を祝って-
麻雀の打ち方には性格が現れる、と世間ではよく言われている。
内田先生は昔から慎重な麻雀だそうで、「石橋をたたいても渡らない」うち筋であると自己分析されていた。
江編集長は、点棒が目減りしてくると、すぐに「ここらが遣り回しやー。カンカン場やでー」とか、「なんじゃこれ、今世紀最悪の配牌やんけ」、などと、休む暇なくしゃべり続けている。
それに対して、「今世紀って、まだ始まったばかりじゃないですか」と釈先生がクールに返答されている。釈先生は、クールで慎重。手が入ると一気に勝負という、大変に洗練された麻雀を打つ。
越後屋さんは、アメフトで鍛えた太い腕が鬼ヅモを連発し、甲南麻雀会の記念すべき第一半チャンで、トップを獲得した。越後屋さんは私と歳が一つか二つしか違わないが、私よりもずっと大人で、丁寧なうち筋の上に鬼ヅモを持っておられるから、恐ろしい相手である。
かく言う私は、とてもむらっけの強いうち方で、私だけがどうやら性格と打ち筋が異なっているようだった。私の性格は寡黙で辛抱強く、常に熟慮の上に行動する。思いつきで物事を行うということがほとんど無い(だって東北出身だもの)。そんな性格の私が、なぜか麻雀になると、棒テン即リー全ツッパの猪突猛進モードで江編集長のアンコ爆弾に粉砕されたりする。
「いつでも猪突猛進」ならば、それはそれで大変潔く、そしてそれなりに有効な方法であるとも思われるのだが、私の麻雀には、そこにかなりの割合で「へたれモード」が混在している。そういうときの私は、「石橋を叩いて渡らない」どころか「石橋を叩きすぎて手首を骨折」しそうな勢いである(どんな勢いじゃ)。
9月の出来事
学会に出席するため9月の中旬に札幌に行ってきました。そして携帯電話を無くしました。携帯がないことに気がついたのは横浜のホテルの中でした。仕方がないので、横浜の街の「エーユー」のお店で新しい携帯電話を買いました。
「何でもいいから、今日すぐに持って帰ることができる携帯電話ください」というと、横浜の「エーユー」のお兄さんは、白い携帯電話を用意してくれました。
新しい携帯電話を使い始めて1週間ほどたった頃、古い携帯電話が札幌のタクシー会社から送られてきました。どうやら僕は、札幌市内のホテルから札幌駅まで乗ったタクシーの中で携帯電話を落としてしまったらしいのです。