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とても綺麗でちょっと生意気な感じがしゅる女

12月15日(水)

スターバックスコーヒーでメープルオートナッツスコーンを食べながらコーヒーを飲みながら、ぼくは人がしてはいけないことについて考えていた。ここでいう人がしてはいけないことというのは法律をやぶるというようなことではなくて、もうちょっと自分の中のルールみたいなことである。例えば通勤の車の中で朝から落語のMDを聞くとか、蜆のみそ汁の実を食べずに貝を捨ててしまうとか、コンビニでジョニ黒を買うとかそういうやつのことだ。でも、どうしてわざわざ僕がこんな例をあげるのかと考えてみると、それは間違いなく僕がそういうことをしたことがあるからである。世の中というのはいけない誘惑に満ちているのである。小さい頃は母親からお風呂に入った後でトイレに行くと、「そんなもったいないことしちゃいけません!」とよく怒られた。こういうのも決して法律違反ではないが、小さなルール上の問題と言って良いだろう。行儀作法に近いような気もするが、微妙に違うようにも思う。母に怒られたときは「マミー、『遅かれ早かれ』っつー言葉があるだろうが」と思ったりもしたが、これはこれで大事な躾なのだろう。人生というものは必ずしもスムーズに流れるものではないが、準備によってスムーズに流れうる所はスムーズに流すべきなのだ。ルールというと、先日、朝日新聞の夕刊に載っていた「ひょうご子どもの作文と詩コンクール」の入賞作品のなかでこんな詩があった。

朝日新聞社賞を受賞した、添田昴希くん(小学校4年生)の詩です。


『ゲーム』

なんでゲームをやると宿題をわすれるの?
むちゅうになってるからかな?
ゲームをやめようとしてもまたやってしまう
どうしてだろう?
たぶん楽しいからだろう
お母さんの「やめなさい」が聞こえない
お父さんの「いいかげんにしろ」も聞こえない
妹の「かわってよ」も聞こえない
だんだんみんなとちがうところに行ってしまっているみたい
いまは、もどってこれるけど
だんだんもどれなくなるのかもしれない
「こわい」
これからは、休みながら上手にやっていこう
もちろん宿題はかんぺき


かれもまた自分の中にルールを設定して、一生懸命に自分の人生を送っている。でも僕が想像するに、きっと彼はこの賞を取ったことで有頂天になり、「俺は詩人になるから勉強なんかしなくていいんだ」といいながら今もゲームをしているのだろう。

「こわい」

っていうところの鉤括弧がとってもこわい。

なぜ怖いって、とてもエンターテイメントっぽいからです。僕が小学生の頃は、学校で書く詩や作文とエンターテイメントの間にはもっと距離があったような気がする。

彼はただ、心の中のつぶやきを鉤括弧で表現しただけなのかも知れないけれど。


フリオの息子のエンリケがアンナクルニコワさんというとても綺麗でちょっと生意気な感じがしゅる女の人と結婚することになった。おめでとう。

12月14日(火)

研究室の忘年会に出席。幹事だったので司会をする。

12月12日(日)

初めて多田塾研修会に参加しました。

いろいろなことを感じることができて、本当に参加させて頂いてよかったと思いました。


合気道のお稽古の後に新幹線に乗ると、なぜかとんかつ弁当が食べたくなります。

帰りの新幹線では内田先生と色々なお話しをしました。
車中で、ビールを少々、ワインを少々、ウイスキーを中々飲みつつ、時間論から寺島しのぶの「ぎりぎり度」まで幅広い話題についてお話しをしました。
内田先生、ウイスキー「竹鶴」ご馳走していただきましてありがとうございました。

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2004年12月17日 20:50に投稿されたエントリーのページです。

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