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不幸な女子にかけられた呪い

9月23日

愛知万博に行こうとして入場券を格安チケットショップで購入したけれど、名古屋までの交通機関をあれこれ調べていくうちに面倒くさくなってしまった。
今日の入場者数は一日で18万7千人になってしまったとか、日立館では8時間待ちになってしまったとか、2ちゃんねるの万博板がアクセスが多すぎて落ちてしまったとか、ものすごい話を聞いたので行かなくてよかったのかな。

9月19日

今日は「K錬会の至宝」K藤夫妻の結婚式があった。
なので、新宿の丸井で直前に白のショールを購入してから2次会に参加する。
2次会の開始5分前くらいに到着して、化粧室で白のショールをあれこれと結びなおしていたり、ちょっと化粧直しなどをしていたりすると知っている人が入れ替わり立ち替わりやってくる。
事前に、「会場のワインバーは100人ほど入れるから何人来ても大丈夫」と聞いていたけれど、実際に行ってみたらK錬会関連の人々や、K藤くんの研究室の人々や、まっすーの勤務先の人々などで人があふれんばかりになっていて、全員が席に座れない状態だった。
これもお2人の人望の成せる業なのでしょうなあ、と思った。
大変な混雑の中で乾杯し、S賀さんの司会で、2次会が始まり、結婚式の衣装に身を包んだK藤夫妻が登場する。
その後にご歓談タイムがあり、いろいろな人に挨拶をする。
あまりにも人が多くて、話しかけようとする人を探すのも動くのも食べ物を取りにいくのも非常に大変だった。
2代目のS井さんと最近のK錬会のことなどをいろいろと話していると、突然照明が暗くなり、窓の所に掛けれられていたスクリーンにK藤夫妻の出会いからプロポーズまでを綴ったビデオが映し出される。
この、2人の馴れ初めを綴ったビデオがものすごく面白かったので、会場に爆笑が起こる。
おおと思ったのは、多田先生のお宅に年始のご挨拶に伺った時に、K藤くんがまっすーに酔って絡んで「ねえ、結婚しよう。結婚しようよ」とプロポーズをしている動画があったことだ。
というか、ああいう映像を誰が撮影していたんだろう。。。
その後も、会場のあちこちに隠された景品を探すゲームや、10人ほど代表を出してお題に沿っておもしろい写真を撮って来るというゲームが行われ、会場に爆笑の渦が絶えなかった。

いろいろ企画して準備していただいたS賀さんのおかげです。どうもありがとうございました。

そろそろ会もお開きかも・・・・・・というようなタイミングで「それでは不幸な人はご起立ください。ただし女子限定です」というアナウンスがあってブーケトスが行われたのだけれども、まっすーの投げたブーケはなぜか天井の隙間に挟まってそのまま落ちてこなくなってしまい、前の方で待ち構えていた女子が唖然としてしまいもう激しく笑うしかないわね状態になってしまった。
でも非常に楽しい会になったのではないかなと思う。

9月17日

3連休1日目の今日は焼肉を食べに足立区のはずれまで行ってきた。
昼過ぎにまりりんたんと待ち合わせをして、まずは高島屋に行って、なわとびと結婚式の2次会用のショールを見に行ってきた。
なわとびなんてものはどこにでも売ってそうなものだけど、凄く下の一般のお客に見えないところに並べられていて探すのに手間取ってしまった。なわとびは小学生くらいしかやらないと思われているのだろうか。
なわとびを購入した後に、フォーマル用品のコーナーでショールと、ついでにドレスも見て回る。
ショールっていうのは、、、布地屋さんで適当に化繊のシフォンの生地を買ってきて、裾がほつれないように熱処理をして、あとは見た感じが綺麗になるように曲率をつけておけばそれで出来上がり、という感じだけど、どうして1万円以上もするのかしらと思ってしまう。
とはいえ、最近は気力と時間が足りないので、3年前にまりりんたんの誕生日のためにアメリカのドラマに登場するウェイトレスの制服を作ったように手芸に時間をかけることができないというのがなんとも。
その後に1時間ほどカラオケ。
最近ずっとカラオケに行っていなかったのでどうもいまいち上手く歌えない。
右脳の働きがちょっと衰えているのか、、、ちょっと嫌だ。

それから電車で赤羽まで行って、赤羽駅の東口でM本氏と合流し、さらにそこからバスに15分ほど乗って、焼肉屋「スタミナ苑」まで向かう。
お店の概観はそれこそ本当に「じゃりん子チエ」に出てくる下町のホルモン焼き屋のような店構えであるけれど、それでも既に30人ほど行列ができている。
なので、まりりんたんがアルバイトの面接に行ったときに遭遇した出来事や、ブログを書くことの利点などについて延々と話す。
16:30になると、列が移動して店員さんが事前に聞いていた客の人数を元に効率的に人々を店の中に詰め始める。
狭いと思っていたお店の奥に離れの座敷席もあったので、何とか座ることができた。
そして、ブログを書くことの利点の続きや定期的に読んでいるブログについて、それからまりりんたんが以前勤務していた会社で発生した信じがたい出来事の数々について(この話はあまりにも凄まじいので本人の許可がとれたら一度文章化してみたい)などを話しながらお肉を焼く。
雑炊は最初に注文を聞いてから1時間かけて作るということだ。
話が(通常どおり)盛り上がっていたら、店員さんにデザートを勧められたり、店長らしき人に「あの......そろそろ2時間が経過するので......そろそろお勘定を......。」と言われてしまった。
2200円の上ロースや上カルビなどを頼んでけっこう食べたと思ったのに、代金は3人で5500円と意外と安かった。
しかし、使っているガスコンロが本来はホルモン焼き用に最適化されているせいか、肉を焼いた時に付着する焦げたような風味がわたくしにとっては微妙な感じだった。
まりりんたんやM本氏はおいしいといっていたからわたくしだけなのかも。
でも、最後に頼んだギアラや、雑炊やキャベツと海苔のサラダは以前に聞いていたとおり噂通り絶品だったと思う。
しかし、遠いからなあ。また行くかどうかはちょっと微妙だ。
それから再び赤羽に戻って、赤羽駅前天狗に行って飲む。
天狗では、「すてきなリー様」という、わたくしが今までの人生で一番女性にもてまくっていた人物の話をしたり、ソーシャルネットワークサービスのいろいろについて話したりした。
そんな感じでM本氏の終電くらいの時間に天狗を出た。
久々に、ものすごく飲んだような気がした。

9月14日

今日がだんじり祭りの初日ということだ。
ちょっと前に「SPA!」か何かで、「同僚が退職した理由でもっとも不可解だったもの」という記事の筆頭に、「一流商社マンでせっかく栄転でニューヨーク勤務が決まったというのに、『海外勤務になったらだんじり祭に出られないから』という理由でそのまま退職してしまった」という文章を読んだ時にもかなり驚いたが、江さんの日記に「祭前の夏や直前の8月に会社やそれまでの仕事を辞めるケースにもしばしば遭遇する」という内容の一文を読んで「ひえーっ」と思ってしまった。
そこまで人を熱くさせてしまうだんじりというものはいつか見に行かなくてはいけないだろう、と思いつつも今週は仕事が溜まっていてとても「だんじりを見に行きたいので休みを下さい」と上司のおじさんに言えるような雰囲気ではなかった。
でも、ものすごく熱いんだろうなだんじりというのは。

9月13日

内田先生と池上六郎先生のトークショーがあるので、お仕事が終わってから青山ブックセンターへ向かう。
このあたりの町並みはものすごくハイソではあるけれど、この過剰にハイソでおされな感じがどうしても肌に合わない。
そんなことを考えながら表参道から渋谷への道をひたすら歩く。
青山ブックセンターに到着した時には開始5分前くらいになっていて、席がだいぶ後ろのほうになってしまった。
それでも始まるまで少し時間があったので、会場後ろの書籍販売コーナーに並んでいる本を眺めてみることにする。
「身体の言い分」やその他の内田先生と池上六郎先生の著書のほかにも、「お2人が推薦した著書」というのも販売されていており、山田昌弘氏の「希望格差社会」や、平川さんの「反戦略的ビジネスの薦め」や、現在ブログのコメント欄が大変な事になっている町山智浩氏の「バカでマヌケなアメリカ白人」や、佐々木正人先生のアフォーダンスの本などが並べてある。そういうものを見ているだけでも面白い。
それから5分ほど経過してから、内田先生と池上六郎先生が会場に入ってきて、トークショーが始まる。

池上六郎先生が「少し前まで、お年寄りといえば腰を90度くらいに曲げて杖をついているのが普通だったんですが、あれは社会的通念が『お年寄りは腰が曲がっているものだ』となっていて、腰を曲げていても変な人に思われていなかったから曲がっていたんです。」「ときどき相当の年配の方で私のところに治療にくる方がいらっしゃるんですが、ここで治療して元気になったとしても、それから後の人生にいったい何をするんでしょうかねえ。ははははは。」などと過激な発言をなさる度に、会場の人々がどっかんどっかんと笑いが生じる。
この、緊張を一気に解きほぐすような感覚が池上先生の治療者としての能力につながっているのだろうか。
他にも、
・何かにものすごく我慢をして、イライラして不快な気分になっている人間のもっている不快感というのは、絶対に周囲の人間に伝わっている。「周りの人間にために我慢してやってるんだ」と思い込んでいる人間の周囲にいる人間は絶対不幸になっているはず。
・昔船乗りをしていたときに、アフリカの某国の港に停泊していたら船に盗賊が侵入してきた。なので船員で袋叩きにして縛り上げてその国の警察に突き出した。そうしたらその警察の人間は自分の目の前で盗賊の腕を折った。そのことを親戚や知り合いに話したけれど、誰にも信じてもらえなかった。けれど親戚の男の子が同じく船乗りになって、アフリカの某国に行って、船に進入してきた盗賊を捕まえて警察に突き出したら、やはり警察の人間が自分の目の前で盗賊の腕を折った。その時に自分の話を初めて信じてもらえた。自分達の常識を凌駕していることはなかなか口で言っても信じてもらえないようだ。
というような話があったように覚えている。

トークショーのあとに質疑応答があって、その後にサイン会。
間近で見た内田先生は、小学校で飼われているウサギレベルに目が充血して辛そうだったので、「お疲れ様です。。。」と言ったきりそのまま絶句してしまった。

9月12日

選挙が終わった。自民党の凄まじい勝利に終わった。
新聞やテレビでは、「民主党が勝つのではないか」という報道も多く見られたけれど、大きく外れてしまった。
様々なメディアのうち、2ちゃんねるだけを熱心に見ていた人間が今回の選挙結果を正しく予測できたというのは皮肉な事だ。というか普通に考えたらおかしいだろうと。

どうしてこのような結果になったのか、ということを考えると「自民党が大勝した」というよりは「民主党が敗北した」ということの方が大きいようにわたくしには思える。
造反議員の選挙区に女性刺客を立てて、争点を郵政民営化に絞って、選挙日をわざわざ9月11日に設定して、ワイドショーで多くの時間を選挙関連の報道が流れるようにしても、投票率の上昇は6ポイント程度に留まった。
これほどまでに「今回の選挙は、今後の日本の未来を決定する重大な選挙である」ということが言われていても3分の1の有権者は投票に行かなかった。
それよりも、従来民主党が強いと言われていた都市部で、大幅に自民党に議席が流れてしまったということが大きい。特に東京では、25の小選挙区のうち、自民党が獲得した議席が23・民主党が獲得した議席が1・公明党が獲得した議席が1とまさに自民党の圧勝という勢いであった。唯一民主党が獲得できた議席である東京18区の菅直人の議席も、元の吉祥寺市長である自民党公認の候補と激しい戦いになり、日付が変わる直前にやっと当選確実が出たという状況だった。
(上司のおじさんから聞いた話では、菅直人は何かのきっかけにアメリカの金融界を牛耳る某ユダヤの財閥の総帥の激しい怒りを買ってしまって命を狙われており、そのせいもあって今回の選挙では菅直人を落選させるように激しい圧力をかけているようだ。まあ、危ないホームページに載っていた単なる噂だけれど。ということであったけれども、その話を単なるガセネタだと無視することもできないような感じである。)

このような民主党の大敗北は、メディアが喧伝するように「自民党勝利の予測が出て、勝ち馬に乗ろうと選挙民が自民党によってたかって投票した」「20代~30代の若者層が小泉戦略にまんまと乗せられてしまった」ということによって引き起こされたものではない。
もちろん、小泉首相の「確固たる意思」に引きずられてしまった層も少なくは無いだろうけれども、多くの有権者(それも前回民主党に投票して今回は自民党に投票した人々)は、「日本の危機的状況を打破できるのは小泉純一郎という人物か、それとも岡田克也という人物か」ということを熟慮した結果、自民党に投票したのだろう。

今回の「小泉劇場」と呼ばれる選挙戦の仕掛けは少なくない人々が見抜いている。しかし、この騒々しい「小泉劇場」を仕掛けられて、民主党の人々が正しく返し技をかけることができなかったのではないかというのが一番の敗因ではないかと思われる。
「自民党は党内の歪みを解消できた。民主党の内部に存在する旧社会党の面々はどう処理する?」「イオンの社長一族の人間が本当に弱者の味方に成り得るのか?」「民主党が政権をとったら、政策が中国寄りになったりしないだろうか?」という人々の疑問を消すことができなかったことや、選挙戦の間に、岡田前党首が「地方の郵便局に貯金を預けているような人々に1000万円以上を預けている人はいない」と発言したこと、TV番組で各党の党首が選挙に対する思いを色紙に揮毫するように求められた際に、岡田前党首が「政権交代」と書こうとして「交代政権」と書いてしまったことなど、民主党の自殺点になると推測される行動が目立ったこと、民主党を支持していた都市在住リベラル層に「政権交代を達成することができれば、このようなことが発生する」と訴えることができなかったことなどが敗因となるのではないだろうか。

何だか書いているうちにまとまらなくなってきた。
この他にも、今回の選挙には「従来のマスコミの影響力とネットメディアの影響力」の問題、内田先生が既に書かれたように「『弱者』を名乗り利益を主張する弱者と、『弱者』を名乗り利益を主張する弱者を激しく敵視する、自分のことを弱者と思っていない弱者」の存在が大きく絡んできている。この2つについては詳しく書く余力がないけれども、この2つの点についても自民党サイドは上手に立ち回り、民主党サイドは後手後手に回った印象を受けた。そんなところだと思う。

とは言え、自民党圧勝の選挙結果を見て少し不安になってきたのもまた事実。

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2005年09月26日 10:08に投稿されたエントリーのページです。

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