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2005年08月 アーカイブ

2005年08月08日

ものを燃やす人々

8月7日

今朝凄まじい悪夢を見たので暫しの間動くことができなかったけれど、気を取り直してお稽古に行ってきた。
暑いし、最近ちゃんとお稽古をしていなかったので木剣の動きを微妙に忘れているし、二教の裏を1年生の男の子にかけたら全員に聞こえるレベルの大声で「痛い」と言われたし、といろいろあったけれど身体を動かすのも汗を大量にかくのもやはり楽しい。
お稽古の後にイベントでかき氷とすいか割りをやったけれど、かき氷の冷たさがまさに「夏だね」という感じでよい。

その後家に帰ってから、中国四川省で発生している集団感染の続報を調べる。
中国当局は「ブタ連鎖球菌が人に感染した」と公式には言っているけれど、WHOはアウトブレイクの警告を出しているし、一説にはウガンダかスーダンで採取したエボラ出血熱ウィルスを生物兵器に転用しようとして自国に持って帰って極秘に研究していたが、そのウィルスが外部に漏れて人間に感染中とも言われている。
そういえば、5月末に中国の呉儀副首相が小泉総理との会談をドタキャンして帰国した件の際にも「呉儀副首相は衛生の担当相なので、もしかしたら公には出来ないけれども中国国内のどこかで感染症が勃発してその対応のために緊急帰国したのだ」という説を言っている人がいた。
本当のところは何が起こっているんだろう。
中国産の豚肉は、何らかの加工品の形で日本国内に輸入されていると考えるほうが自然だし、何か少し気になる。

8月5日

今日から個人的に夏休みに突入。
1日目の今日は、横浜BLITZに行って山本耕史出演のミュージカル「ザ・ラスト・ファイブ・イヤーズ」を見に行く。
その前に渋谷にちょこっと立ち寄って「三国志大戦」をやる。
その所為かどうかの因果関係は良く分からないけれど、品川駅で京浜東北線と東海道線の両方でわたくしがホームに降り立った瞬間に電車が発車するという体験をしてしまい、鬱になる。
20分遅れで、横浜に到着。
事前にまりりんたんと「お芝居を見る前に、パスタチャンピオンの人が横浜でやっているお店でパスタを食べましょう」という話になっていたのだが、その肝心のパスタチャンピオンの人のお店が見つからない。
まりりんたんがお店に電話すると、桜木町に移転したとのこと。
前に聞いていた話では、パスタチャンピオンの人は西麻布の高級なお店にいたのだけれどちょっと前にその西麻布のお店を辞めて横浜に店を出したばかりだということなので、少しばかり不安になる。そんな感じなのでお店の人に所在地を聞いて桜木町まで行ってみたけれど、店構えが高級という感じではなくいかにもそこら辺によくある街のビストロ風だったので、かなり不安になる。
しかも、お店の開店時間が18:00で、お芝居を見る前にゆっくり食べていると開演時間に間に合わないということに気づく。

ということで横浜BLITZに移動。
横浜BLITZはみなとみらい地区にあるので、何だか周囲がだだっ広い。
まるで10年前のお台場のように空き地がいっぱいある。
お芝居が始まる前に、スムージーを頼んで飲んだけれど完全に溶けててまずかったので鬱になる。
口直しにコンビニで氷結グァバクーラーを買って飲む。
飲みながら、まりりんたんが「男子はどうして延々戦闘シーンばっかりやっている少年漫画とか、人と対戦するゲームが大好きなのかしら。私にはよくわからない」という話をしてきたので「でも、男子の皆様は延々戦闘シーンばっかりやっている少年漫画とか大好きよ。山本耕史だって少年ジャンプ系の漫画を愛読しているっていってるじゃない」と答えたら、「そうねえ。前に『俺はドラゴンボールから演技を学んだ』なんて恐ろしいことを言っていたしねえ」と呟いていた。

開演時間が近づいてきたので、劇場内の席に座る。
この「ザ・ラスト・ファイブ・イヤーズ」というお芝居は、結婚生活が破綻してしまった夫婦の5年間を、男性側は2人が出会ったときから別離までを時系列に従って、女性側は別離から2人が出会ったときまでを時系列を遡って、セリフなしで歌のみで表現していくという作りになっていて、それだけ聞いただけでもすごく切ない。
山本耕史も相手役の女の人も歌や演技は大変上手なのだけれど、このお芝居の構成をきちんと頭に入れておかないと何が行われているかがよくわからないし、劇中の歌の歌詞がいかにも元は英語だったものをむりやり日本語に訳しましたという感じだったし、そもそも論としてミュージカルという表現様式に抵抗感があるし、、、という感じでわたくしはいまいち劇に没入することが出来なかったけれど、後でまりりんたんに感想を聞いたら、「後半の山本耕史が徐々に2人の関係が破綻していくところで、非常に辛そうで痛々しい表情の演技をしているのだけど、その表情の演技を見るためにはオペラグラスが必要なのよねえ。」ということだった。
わたくしは肉眼で見ていたので、キスシーンがフェイクではなかったことや最後に山本耕史が泣いていたことにまで気が付かなかった。ちょっと損した気分になった。
いや、お芝居が悪いとは言っている訳ではないのですよ。
ただ、細かい演技を見逃しているので痛々しさの受信量が6割くらいになっているだけで。

お芝居が終了した後に、桜木町のパスタチャンピオンの人のお店に行ってパスタを食す。
わたくしが頼んだ渡り蟹のトマトソースのパスタも、まりりんたんが頼んだ黒トリュフのクリームソースのパスタも、通常のパスタとは全く違う食感と素材の味を生かしたソースが非常においしかった。時間に余裕があるときにまたもう一度味わってみたいと思う。
ただ、わたくしの家からはものすっごく遠いのが難点。

8月3日

ものすごく暑い。

昔上司のおじさんが、北欧でIT技術が発達している理由のは、あの辺の国は冬になると雪に閉ざされて一日の間でほとんど日が射すことの無い日々が続くので、暇つぶしの一環としてプログラミングをしたりその他のIT技術を考案したりするのだということを言っていたのを思い出した。
夏というのは、あまりコンピューターの前に座っていろいろと物を考えたりブログのエントリーの文章を書いたりするのに不向きな季節なのかもしれない。
(その証拠に、わたくしだけでなく他のブロガーの人々も更新頻度が落ちているように見受けられる。)
文章を書いている主体であるわたくし(一応北海道出身)だけではなく、マシンのほうも暑さには弱いらしい。
CPUを冷却するためのファンが音を立てて回りつづけている。

でも、最近のわたくしは精神の有り様がお湯を注いでから10分以上経過したカップラーメンとか伸びきった下着のゴムと同レベルに弛緩している。
そろそろ自分のやるべきことをきちんと再定義して、再び歩き始める時期に差し掛かっているのだろう。
日常をただぼんやりと過ごしているだけではいい、という訳にはいかない。

7月31日

今年もまた、恒例の「ものを燃やす会」を開催する。
17:00にまりりんたんとまーべらすたんとりば氏とM本さんと待ち合わせをして、飲み物を食料を買い出しに行ってから駒場野公園に向かう。
買い出しの途中で、駒場にあった喫茶店「ZIZI」が無くなっていたことに気づく。
わたくしが駒場にいた頃は、東南アジア系の人がアルバイトで働いていたことや超特大のパフェを出すことで有名だったけれど、これも時代の流れなのかも。
コンビニでビールその他を買い込んで、ウオッカやカシスリキュールは「酒のカクヤス」に注文して公園まで配達してもらう。
いろいろな話をしていたと思うけれど、恋愛話とか、酔っ払ってしまった時に男の人の肩にどのように寄りかかるのが一番効果的か、なんて話をしていたのではないかと思う。

話に気を取られていたら、何一つものを燃やさないうちに10:00を回ってしまっていたので、それから急いで花火をしてものを燃やす。
わたくしが毎回のように紙類を激しく燃やしていたら、まりりんたんが「きゅうちゃん、物を燃やすのが相変わらずうまいわねえ。ブログも『Q伝ミカの物を燃やしまくるブログ』にした方がおもしろいんじゃないのかしら」って言っていたけれど、それとこれとはたぶん違うと思うの。

2005年08月28日

メロンパンを食べると意識を失うんです

8月26日

おそらく原因の20%くらいは微細な疲労がまだ蓄積してとれていなくて、残りの80%くらいが最近の不摂生がたたったのが原因ではないかと思われるけれども、最近どうにも調子が良くないなあと思っていたら、遂に風邪を引いてしまい、夏なのに凍えるような寒気がする。
会社を早退してきておうちに帰ってきて横になっていると、背中に悪寒が走って具合が悪いせいか頭の中に悪い考えが大量に浮かんでは消えて、浮かんでは消えて・・・というような感じになって大変むかつく。
そんな感じなので、大きく息を吸って吐いて脳内にはびこる邪念を消して、その替わりに焼肉を食べたりしているところとか、技がブリリアントな感じで完璧に決まったところとか、その他いろいろな幸せな出来事をいろいろと思い浮かべる。

何だろう。普段は何とも無いけれどもこうして体の具合を悪くしているときには、傍にいて自分の手を握ってくれている人間がいてくれればいいと思う。
そう言えばけっこう長い間、傍にいて自分の手を握ってくれている人間がいない期間が続いている。
病気なのでちょっと弱気になっている。

8月21日

合宿2日目。
それにしてもよく寝た。
多田先生の講義が終わってすぐにそのまま布団に突っ伏して眠ってしまったので、9時間以上寝てたことになる。
いったい何のために新潟までやってきたのか分からない状態であるけれども、まあそんなことは気にせずにゴーだ。
早朝のお稽古では、ひたすら呼吸法を行う。
体の内部に音を響かせる呼吸や、丹田を練る呼吸などを1時間かけて行う。
呼吸を長時間続けていると、やはり少しずつ身体の中心に温かいものが出来てきて、調子がだいぶ良くなってくるのがわかる。
身体の中にある何かがリセットされたような感じがするので、それだけでも来た価値はあったのかも。
朝食を食べた後に、午前中のお稽古、
午前中のお稽古は、主に一教から三教までを入念に行う。
最後に少しだけ入身投げも行う。
入身投げをやっているときに多田先生がビデオカメラを撮影しながら道場全体を回っているので少し緊張してしまった。

昼食のカレーライスを食べた後に、東京まで戻ることにする。
帰るときに、越後湯沢駅に利き酒のコーナーがあるということを聞いていたけれど、お土産を物色している間についふらふらと利き酒のコーナーの方向へ吸い寄せられてしまった。
さすがに新潟なので、「久保田」「越乃寒梅」など、東京で飲むと高そうなお酒も試飲コーナーに揃っている。
何種類か試してみたけれども、「越乃寒梅」が一番すっきりして後味が良いように思えた。


8月20日

徹夜の飲み会から帰ってきて、そのまま道着をかばんに詰めて荷物をまとめて新潟まで直行。
・・・・・・という予定通りには当然行かなくて、おうちに帰ってきてメロンパンを食べている間に意識を失い、そのまま3時間経過。
軽くシャワーを浴びていたり洗面用具を探したりしているうちにさらに時間が経過してしまい、荷物をまとめ終えておうちを出発したのは12時過ぎであった。
今回は時間が無いので、新幹線で越後湯沢駅まで行ってそれから合宿の場所まで向かう。
新幹線を利用すれば、越後湯沢駅までの所要時間は約2時間。
しかし、そこから先が、普通列車が1時間に1本しかこないようなところなのでけっこう時間がかかる。
4時くらいに宿について、それから着替えて道場に向かう。
道場に向かう途中に、日頃の行いがよろしくなかったせいか折り畳み傘も持っていなかったのに夕立ちに遭遇し、ずぶ濡れとまでは行かないけれどもけっこう濡れてしまう。
途中参加して、ちょこっと天地投げを練習してから、休憩を挟んで気の感応のお稽古を行い、さらに杖のお稽古を行う。
人が多いので、杖を振るには少し狭いような感じ。
2、3回ほど壁に杖をぶつけてしまう。

夕食の後に、多田先生の講義。
事前に1平方センチメートルに千字以上の字を書くという、細字の世界記録を持つ人の論文が配布されていた。この文章は、戦前には数多くいた専業の武道家の人が必ず読んでいた物であるらしい。ここに細字を書く方法は「手を動かして字を書こうとするのではなく、心に非常に小さな字を浮かべると自動的に手がそれに従って微細に動いて細かい字を書くことができる」とある。
これは、心に浮かんだ物事が実際の行動にはっきりと影響するということの表れなのだろうか。

講義の内容を箇条書きにすると、
・合気道は、大本教なり真言密教なりの訓練法を踏まえておかないと、なかなか上達しない。
・武道の訓練法には、「心学の道」と「心法の道」の2つが存在する。「心学の道」というのはその時々の社会に適合した人間を作る道であり、「心法の道」というのは、時代が変わっても変化しない大きな世界へとつながる方法を探るものである。
・日本の文化の根本にあるものは真言密教である。しかし明治維新以降に国家神道が信仰されるようになってから、真言密教の本質は徐々にわからなくなっている。
・合気道はそれ自体が「目的」なのではなく、成すべき事柄を成し遂げるための「手段」である。
・昭和18年は植芝先生にとって最も大きな出来事が起こった年。合気道を軍のために教授せよと要求されたことに激怒して、茨城県の岩間に隠棲した。社会で要求される人間のあり方と、本来合気道の精神的にあるべき人間のあり方が真っ向から対立することもありうる。

・訓練で重要な事は、「訓練の目的をはっきりする」「訓練に必要な体を作る」「目的を達するためのパワーを作る」「邪念・雑念など感覚をコントロールする」

などということだったように思われる。
講義が終わった後、さすがに眠くなってしまったのでそのまま布団に突っ伏す。

8月19日

お仕事が終わってから、伊勢丹でちょっとお買い物をして、それから新宿ロフトプラスワンへ。
ビール党の党大会があるので、それに行ってきた。
2人ほど荒らし行為を行っている人が存在するので、やや厳戒態勢の中でのトークショーとなってしまったが、けっこう楽しかった。

1次会が終わってから、そのままの流れで2次会まで突入する。
2次会でも、いろいろとブログ上には書けない裏話を聞くことができた。
山手線の始発が走り出すくらいの時間になって、ひとまずお開き。
体力の残っている皆様はこのあとさらにカラオケに行ってから帰ったらしいけれど、わたくしかはこのあと合宿が控えているし、まだ荷物も詰め終わってないし、という感じなので家に戻る。

8月15日

60回目の終戦記念日。
小泉首相は結局のところ靖国参拝を取りやめることになった。
現在6か国協議が継続中であることを考えると、アメリカ側から靖国参拝をしないようにというお達しが出るのもやむを得ないことなのかも。
その代わり、という訳ではないのだけれども、お仕事が終わってから靖国神社に行ってみる事にした。
行ってみたところ、著名な人や街宣車で乗り付けている右側の人々は全然いなくて普通の人が多かった。
ぽつぽつと外国人観光客の姿もみられた。
なので普通にお参りしてそのまま帰った。
しかし何だろう、最近の靖国問題をめぐるいろいろな騒ぎと言うのは、靖国神社そのものを「正しい形で祀られていない死者を祀る場所」と化すことにはならないのだろうか、という懸念がちょっとある。
入口のどでかい鳥居から約1.5km先の本殿を眺めてみると、世の中は60年前に大日本帝国から日本国へと生まれ変わったのに、この場所だけが大日本帝国のまま残されているという印象を受ける。
しかし同時に、靖国神社以外に大日本帝国の誕生から瓦解までに犠牲になった人々を慰霊するという機能を果たす場所はないのだろうとも思う。

8月13日

日本・中国・韓国・北朝鮮の4か国で、「東アジア儒教圏共同体」というものが形成される場合、

1、日本・中国・韓国・北朝鮮の4か国が連携して「東アジア儒教圏共同体」が形成される。
2、日本が他の3か国を飲み込む形で「東アジア儒教圏共同体」が形成される。
3、中国が他の3か国を飲み込む形で「東アジア儒教圏共同体」が形成される。
4、韓国が他の3か国を飲み込む形で「東アジア儒教圏共同体」が形成される。
5、北朝鮮が他の3か国を飲み込む形で「東アジア儒教圏共同体」が形成される。

などのパターンが想定され得る。
(この調子で全ての組み合わせを考慮するとまだパターンは存在するけれども、全部書き出していると面倒くさいのでここまでにしておく。)
日本に生息しているわたくしたちというのは、「東アジア儒教圏共同体」が形成されるのだと言われた場合に1番のようなEU的な共同体を想定してしまうのだけれども、中国や韓国や北朝鮮が同様のことを考えているのかというとそうではなくて、2番や3番や4番やその他のパターンを想定している可能性がある。
実際に、中国の江沢民元国家主席は「20年後には日本なんて国は消えてなくなる」ということを公言していたし、あまり大っぴらには書けない事であるけれども、某国が日本乗っ取りを画策していろいろと具体的な行動に出ていたことも小耳にはさんでいる。

民主党が政権を握ると国家主権を他国に委譲するつもりらしいだとか、トヨタは中国寄りのスタンスらしい、などということがよく言われている。
どこまでが事実であるのかは、わたくしには分からない。
ネット上に「民主党が政権を握ると国家主権を他国に委譲するつもりらしい」という意見がペタペタと貼られているのは、民主党と敵対する勢力の政治的な意図があるのかもしれない。
でも、この4か国間の経済的・政治的なリンクが徐々に強まっていくというのは、アメリカが様々な政治的介入を行ったところで避けられない状況だろう。
そして今わたくし達にできることは、アメリカと中国とのパワーバランスを考慮に入れながら国益を最大化するように行動することだろう。

8月10日

今日発売の「週刊新潮」を読んであるコラムを一通り読んだら、あまりにもむかついてむかついてしょうがなくなる出来事が発生したけれど、それを書こうとするとあまりにもむかついて文章化できないので、ここに「あまりにもむかついてむかついてしょうがなくなる出来事があった」とだけ書いておいて少し気分が収まってから詳細を書く事にする。

8月8日

今日もお稽古。
そして今日も猛暑。
昨日は朝起きることが出来なくて遅刻してしまったけれど、今日はちゃんと早く起きる。
わたくしがまだ現役だったときには「K錬会時間」というのが存在していて、練習時間が”8:00~10:00”とあっても実際に練習が始まるのは8:30くらいだったけれど、最近はきちんと8:00に開始されているようだ。まあこれも時代の流れか。
で、ぱりぱりとお稽古などをしていると暑いので当然汗が怒涛のように流れる。
「喉が渇いてもある程度は我慢しなくてはなあ。」とは思っていてもあまりにも怒涛のように汗が出てついでに体内の血糖値も急激に下がってきてしまったので途中でそっと抜け出して缶ジュースを買いに行く。
まず最初に「がぶ飲みミルクコーヒー」を買ってがぶ飲みして、その後に「CCレモン」の500ml缶を買ってさらに飲む。
それでも、尋常ではない汗が出ているのでそれだけでは全然足りない。
もうちょっとお稽古をして、その後の休憩中にも大量の水分を摂取する。

そんな感じなので、練習が終わった後さすがにもう異様なバテ方をする。
当然か。
ネットカフェに行って日記の原稿を提出してから、おうちに帰って爆睡する。
数時間後に目が覚めて暫しの間ひたすらぼーっとTVを眺めていたら、ちょうど衆議院が解散する瞬間を運良く見ることができた。
郵政民営化そのものを強行することの是非については、きちんとは理解できていない。
しかし、「自民党内部の反対派を粛清してまで、郵政民営化を強行する」と考えると物事がいまいちわからないけれど、「自民党内部の反対派を粛清することを目的とするために、郵政民営化を争点に挙げる」と考えれば、小泉首相がいったい何を目的として今回の騒動を引き起こしたのかということがおぼろげながら理解できるような気がしてくる。

個人的に印象に残っていることは、小沢一郎氏が、衆議院解散が決定した後に非常に満足気な表情を浮かべながら盛大な拍手をして席を立っていった、という話である。
1993年の段階で志半ばにして挫折した政治改革の流れが、12年の停滞の時を経て蘇った事による笑顔なのだろう。
そして、選良を選ぶ側であるわたくしたちにとっては、次の時代を担うことのできる人間をきちんと選択することが課せられた義務なのだ。

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