5月23日
今日は早稲田大学&神戸女学院大学との合同稽古の日。
とはいっても、昨日のお酒が完全に抜けてないのでぼーっとする。
駅のホームで「まだお酒が抜けていないなあ」と思って朝食のメロンパンなどをのほほんと齧っていたのが災いしてか、駒場に着いて道着に着替えた段階で9時10分過ぎになっていて、道場に入ったら既に準備運動が始まってしまっていた。皆さんごめんなさい。
人目につかないように早稲田大学の人々が金魚運動をしているのに紛れて隅っこで準備運動をする。
道場の畳に入りきれなくて板の間の上で準備運動をしている人々もいたから人口密度は相当のものだったのだろうと思う。
まず、ひろたかくんが呼吸法や受け身・片手取りの基本技を行った後に早稲田の渡瀬主将が相半身片手取りの技をいろいろ行う。早稲田の人々は1年生がけっこう多くて小手返しのやり方もよく分からないということだったのでものすごく久しぶりに一から丁寧に教えたりする。
前半が終わった後に少しだけ休憩を取った後、後半の1時間半は内田先生が教えて下さる。
内田先生は昨日の打ち上げの2次会の際に話してくださった「身体を浮かせた状態であれこれと仕事をする合気道」についていろいろと実演してくださる。実際にやってみると何となく技の冴えのレベルが上がったような気がした。(気のせいかもしれませんが。)
そして今回おそらく初めてドクター佐藤と石田さんと手を合わせたのですが、非常に端正で丁寧な合気道だなあという印象を受けました。
そして1時間半「三軸自在時間差合気道」のあれこれを堪能する。
けっこうたくさん動いたので明日以降筋肉痛が痛くなりそうです。
5月22日
全日本合気道演武会の日。
とはいっても、昨日の夜に袴の裾がかなりの広範囲にわたってほつれているのを縫い合わせていたら寝たのが夜中の1:30くらいになってしまった。
ということで、激しく眠くてしょうがない。
でもとりあえずウォーミングアップを兼ねてまずお稽古に行く。
今日もいつものように1年生向けのお稽古と2年生向けのお稽古が分かれていたので四方投げや入り身投げなどの基本技を2年生を相手に一時間くらいがしがしと投げる。
調子はそんなに悪くないけれども、やはり激しく眠い。
通常のお稽古が終わった後に武道館へ向かう。わたくしはまりりんちゃんに探すように頼まれていたものがあったのでそれを探してから九段下まで行く。
わたくしが武道館に到着してからけっこうすぐに現役の人々の演武が始まる。
ちょっと遠かったけれども皆さんけっこう綺麗にできていたと思います☆
神戸女学院合気道会の演武も見たかったのだけど、宏心会の演武の集合時間が先に来てしまったので集合口で順番待ちをする。
今年はOB・OG1人につき現役の人1人が受けを取るということで「人数がちょっとおおくないだろうか???」とも思ったけれども、実際に演武をしてみたらやっぱりちょっと場所が狭くて思い切り投げたりできませんでした。(泣)でも結構ちゃんとできたようにも思います。わたくしの受けを取ってくれた梅ちゃんにThanksです♪
その後本当に激しく眠かったので人目につかないところで少し仮眠をとってしまったけれど、最後近くの師範演武が始まるころにはちゃんと意識が回復したので窪田師範や多田先生、植芝道主の演武などなどはしっかりと目に焼き付ける。多田先生が早稲田の宮田さんを相手に一教運動のくるくる回るやつを結構長い時間を取って演武されていたのがかなり印象に残った。
演武会が終わった後は写真撮影をして恒例の九段会館屋上ビアガーデンでの打ち上げ。
今日は少し寒かったのだけど、運動の後のビールはやっぱりおいしい。
皆さんがほどよく酔いが回ってきたくらいの時に早稲田の方々が応援歌を歌ったり「アブラハムの7人の子」の歌に合わせて踊ったりといった芸を披露。気錬会の人間が全く芸ができないというわけではないけれども、なかなか梶浦さん率いる早稲田の人々のように見事にはじけることができないので結局今年も何も出来ず、芸の替わりに工藤くんとまっすーが婚約発表をする。すみませぬ。
さらにその後内田先生に強引に神保町までついて行って、打ち上げの2次会をする。
わたくしはここでも内田先生の近くの席を確保して、工藤くんとドクター佐藤とひろたかくんと山京くんとで有り難いお話を拝聴する。
特に印象に残った話は、「多田先生はDefaultの状態で『居着かない宙に浮いた状態の足』になっている」ということと「胆力を鍛える意味は、悪しきものに対して『NO』と言ってかつ生き延びるためだ」ということ。酔いが回ったり左隣の人々が騒いでいたりしたせいで他はちょっと思い出せないのですがいろいろと興味深い話を聞かせて頂きました。
お酒をまったり飲んでいるうちにいつの間にか11時。
明日は大丈夫なんだろうか。。。。。
5月19日
今週末から3週連続で合気道関連のイベントがあったりだとかその合間に「焼き肉に行く会」があったり出張で大学時代の知り合いが上京してきたりだとかするので体力と財布の中身が激しく消耗することが予想されるけれども、仕事の帰りにいつものように本屋などをのぞいていたら橋本治が「広告批評」で連載している時評をまとめた「ああでもなくこうでもなく4:戦争のある世界」が売ってたので買ってきてしまった。
前にも同じようなことを書いたような気がするけど、橋本治はやっぱり天才なんだなと改めて感じる。
あと、ついでに「わたくしが絶対的な自信を持ってお勧めする本リスト」も書いておきます。興味のある人は読んでみてください。
・「ああでもなくこうでもなく」1〜4......橋本治著
・「運命を拓く−天風瞑想録」......中村天風著
・「ネクスト・ソサエティ」......P・F・ドラッガー著
・「7つの習慣」......スティーブン・R・コヴィー著
・「できればムカつかずに生きたい」......田口ランディ著
・「武士道」......新渡戸稲造著
・「自由からの逃走」......エーリッヒ・フロム著
・「ヤクザ・リセッション」......ベンジャミン・フルフォード著
それと当然内田先生の本も外せません。わたくし個人の趣味としては、「疲れ過ぎて眠れぬ夜のために」が一番好きです。
あるお兄さん向けの補足:姜尚中についてあまり変なことを書いているとうっかり会ったりした場合にどうするんですか?と脅かしてみたりします。
5月18日
今日もあまりやることがないのでいろいろとしょうもないことをあれこれ考えてしまった。ということで以下の文章はお仕事中に考えたしょうもないことのあれこれです。
【間違った時に、間違った場所にいないようにする。まあそれが武道の基本中の基本だったりするわけで、間違った時に、間違った場所にうっかり足を踏み入れてしまうと人間というのは弱いものでどうしても間違った行動をするような方向に流されてしまう。戦時中の日本のように。(ところで、「お母さん、ごめんなさい。私は間違った時に、間違った場所にいてしまったの。」と言ったイングランド上等兵のかなりやばい写真がイラク人質虐待事件の証拠写真のデータが入っていたCDから大量に見つかったという噂を聞いたのだけど大丈夫なんだろうか。)それに、間違った場所では往々にして犬並みの知能の人間がディレクションしていたりするという悲劇が生じる。うっかりして犬並みの知能の人間の下についてしまった場合どのようなとんでもないことが発生してしまったのかについては君もよく知っているはずだと思う。ところで君は私の敵なのか、それとも味方なのか?傍観者の立場を取りつづけるのか、そうでないことを考えているのか?こういうような書き方をすると不快に思
われるだろうとは思いますが......】
5月17日
職場の隣のお兄さんが仕事上大変なことになっているらしいのでその様子をずっと観察していたら、あまりの対応のDQNぶりにだんだん腹が立ってきてしまった。
「これはいけない。中村天風先生も『怒るな、恐れるな、悲しむな。』ということおっしゃっていたしこういうことでいちいち腹を立てているのはあまり武道家のはしくれとしてよろしくないような気がする。」とは思ったけれどさらに観察を続けているうちに「うわあ。どうして現在の状況をクライアントに詳しく説明して指示を仰いだり最低限の処置をしたりせずにえへらえへらと笑っていられるのかなあ」と思うとものすごくむかついてしょうがなくなってしまった。
例え入社して一年足らずの新入社員であっても労働の対価の小銭をもらっているわけなのだから、職場にいる時間は自分の果たすべき役割をきちんと全うしなくてはいけないような気がする。でもたぶんこのお兄さんは今自分がどんな役割を果たさなくてはいけないのか、どのような行動を取ることが周囲から期待されているのか、ということが全く分かっていないんだろうなあ。