12月19日(木)ハンガリー政府からの脅迫状4

<ビザ取り消しについてのそれぞれの人の意見>

・現地の友達の意見:この国の首相オルバーンの移民排斥思想のせい。ビザ取り消しは最悪。(そう言って励ましてくれる。)

・大学の意見:期限までに書類を提出しなかった僕が悪い。それを命令できるのが権力。従え。でも私たちはあなたの勉学をサポートしたい。(ほんとか?)(補足:期限を提示された覚えはない。)

・移民局職員の意見:あってもなくてもいい書類(実際に、新しいビザ申請要項に今回求められた未提出の書類は明記されていなかった)が原因でまた移民局員の仕事が増えるのは勘弁してほしい。不服申し立てをして、早くビザを受け取ったらいい。

・僕の意見:ハンガリー政府に難癖をつけられているようにしか思えない。

<今僕ができること>

前提条件:ビザ申請のためには移民局に直接赴く必要がある。移民局に直接赴いて申請プロセスを開始した時点で、滞在は合法になる。クリスマスと年末年始に移民局は閉館する。

プランA:不服申し立てをする。不服が承認されれば法的に僕のハンガリー滞在は問題ない。すぐにビザを入手でき、不服申し立てに2万円要求されたことと心理的な苦痛を除けば、特に問題はなく全て落ち着く。

プランAa:不服申し立てをして、ハンガリーに滞在する。この場合、不服が承認されれば僕の滞在に問題はないが、不服が拒否されれば強制送還になる。

プランAb:不服申し立てをして、日本に帰国する。僕のビザはパスポートによって12月29日まで有効なので、それまでの間に帰国する。学期末の試験が受けられないため、せっかく勉強した単位をいくつか強制的に落とす。

プランB:不服申し立てを取り下げ、新しくビザを申請する。年末年始の移民局閉館までの間に新しくビザ申請ができれば、ハンガリー滞在は法的に問題なくなり、試験はみんな受けられ、安全な選択。これが大学側の提案。ところがこの場合、難癖(としか僕には思えない)に屈することになるので、それが僕はすごく嫌。

 僕が今選択しようとしているのはプランAb。つまり即帰国。なぜならもうこれ以上、難癖・いいがかりに付き合いたくはないから。

 パスポートを提出していないことが原因でビザが拒否されるなどならまだしも、提出していないのは「アクティブステータス」という、「この学生は今学期中に休学ではない形で籍を置いている」という証明書なのは、単に嫌がらせに思える。「籍を置いている」ということ自体は他に提出した入学許可証などでわかりきっているし、そもそも「休学している学生」は「学生ではない」ということを意味していいのか?

 それぞれの人に「できること」と「できないこと」がある。いいがかり(としか僕には思えない)に我慢することは、僕には「できないこと」に属するように思う。