3月12日(火) いやいやいや。話はそれからだ

Twitterでアカデミー賞の動画が流れてきた。僕は「アカデミー賞」が一体なんなのかも知らなかったので、調べてみるとアメリカの盛大な授賞式だと言うことがわかった。トロフィーを渡すときに俳優のホイ・クアンを俳優のダウニー・Jrが無視したらしい。確かにひどいなーと思った。

そのことについてツイッターで「白人の中には差別心が本当にない人もいるが、それは少数派だ」と書き込んでいる日本の大学教員の方がいた。ロシアに一年滞在したらしい。でも、それは違う。認知が歪んでいる上に、このような主張は危険な思想を招きかねないと判断したので文章を書くことにした。

 現実には、差別する意図が本当にある人の方が少数派である。ヨーロッパの人々は、我々が認識しているよりも我々のことをよく見ている。ヨーロッパの人に攻撃されたのなら、それは差別ではなく、どっかの他の日本人に搾取され、嫌がらせを受けたことの復讐の標的にされていると思ったらいいと思う。僕は本気でそう思っている。そして、それは差別ではない。ハンガリーに滞在している間、ハンガリーの人に差別的な扱いを受けたか、と聞かれれば、正直なところ「日本人が僕に対してするよりは差別されなかった」と答えるだろう。自覚がないのかもしれないが、日本人はそれほどまでに観察力がなく、認知が歪んでいて、猜疑心が強く、無礼で、語彙が少ないので何を言っているのかもよくわからず、差別的である。話はその前提をちゃんと認識してからだ。

だから、白人至上主義は確かに大きな問題だが、日本人男性が呑気に白人を馬鹿にしている場合ではない。日本人の方がやべーから。

 そもそも、大体、差別的な白人なんてどうだっていいじゃん。