3月4日 (月) タイムズ

 格安航空に乗ってイギリスへ。スタンステッド空港からリヴァプール・ストリート駅に入る。日本から飛行機に乗るとヒースローから入るが、ハンガリーからだとスタンステッドから入る。駅を降りるとすごく古いものもすごく新しいものも街には乱立している。イギリスに着いた日は疲れていてすぐに寝てしまった。
 
 日曜日に「イートン校の生活ミュージアム」を見に行く。イートン校とは、イギリスで一番の中等教育機関と言われる男子校である。ロンドンから西に向かってウィンザーへ。車や鉄道なら、高いが、ロンドンから簡単に行ける。しかし、イートン~ウィンザーは丘や平野に囲まれていて徒歩では外から出入りがしにくい立地である。「男子校カルチャー」の中では酷いことが起こりやすい、ということは皆知っているので、皆出来るだけ気を配っていると思う。イートンの庭で、リスがおやつに赤いバラを食べているところを見かけた。

 土曜日にロンドン大学の近くでカフェを見つけてご飯を食べる。昼から博物館(展覧会?)に行き、展示物の意味がわかるまでゆっくり考えながら見ているとあっという間に夕方になる。本屋で本を選んでいると、まだまだ時間があると思っていたのに瞬く間に夜になって店が閉まる。ロンドンの新聞はタイムズという名前だし、時計や時計職人にこだわりがあるなと思っていたけど、なるほど、ロンドンに居ると時間をすっかり気にしなくなってしまうから「タイムズ」というのだ。勘だけど、絶対そうだろうと思う。