2/22-23. 地中海のかがやき

 ある博物館を訪れ、ローマをはじめとするヨーロッパについてとても役に立ちそうな知識などをたくさん得た。ヨーロッパのトレンドをあまり詳しく知らない僕にとって博物館はすごくありがたい。
 博物館ではゴヤの絵画を見ることができた。ヨーロッパでは今、主流の人々が「ゴヤの世界」化していると僕は思う。守る想定のモラルを守らない者がいるようだ。イタリアも大変なのである。
 地中海を見に行くと波が荒れていて風が強かった。魚市場を興味深く見た後、魚料理を食べられないかと思って入ったお店はレストランではなく食材を売るお店だった。まあ、いいかと思って「ラビオリ」なるパスタの一種を買い、宿に戻って茹でて塩を振ると涙が出るほどうまい!しかもレストランで食べると14ユーロくらいするのに、自分で茹でると2ユーロ弱。
 宿をチェックアウトして帰路の鉄道に乗るまで街を歩いて時間を潰そうと思ったらザーザー雨が降り始める。海が荒れていたのがお陸まで来た。疲れも溜まっていてかなりフラフラになりながら本屋に逃げ込む。並んでいる本を少しずつ読んでみると、ローマではウィーンなどに比べてアカデミズムとサイエンスに信頼を置いていて厳しい印象がある。こういう所も日本に近い。オカルト寄りのハンガリーとの違いである。
 まだまだ訪れたい所はあるが、三日ではとても回りきれないのでまたの機会に。ローマはこれからも無視できない都市であることを願う。