12/5 (火) 全て崩れる

 テスト期間。留学生たちはレポートを平気で剽窃する。ティーチングアシスタントはナチス賛美で悪名高いイエィツを賛美する。教授は疲れ切っていて授業をしない。せっかくできた友達とは関係が破綻する。これでもか、というくらい悪いことが続く。
 それでも、わずかに残る「いいもの」を辿って勉強する。ブリティッシュにおける政治が他国からどれだけ羨望の目で見られていたかを知る。文学理論の語彙を増やし、文学がどういうゲームで解釈されているのかを知る。LiteratureとLiterarinessの違いについて。とんでもなく意味がなさそうなところに逆に真実の片鱗を感じる。
「それだけはやってはいけない」「それだけは言ってはいけない」ということを、学生も教授も街の人たちもどんどん連発する。ELTEは一体どうなってしまうんでしょう。
 できる限りは勉強する。ELTEはどんどんやばくなっているが、「ハンガリーの人が発明した弓」は面白い。だけど、さすがにしんどい。
 ハンガリーは終わっている、なんて、そんな簡単な結論を出すつもりはない。だけど僕は聖人でもないし。
 負けるな、街よ!負けるな僕。
*ELTEはエトヴェシュロラーンド大学、通称「ブダペスト大学」の略称です(飯田君に教えてもらいました)