12月26日(火)
11月から消息を絶っていたワタシですが、何をしていたかというと、温泉にまみれ
ておりました。ついこないだ『Meets別冊 We love メシ飲み。』が発売したと思いき
や、『日帰り名人 日帰り湯へ行こう!』(2007年1月19日発売予定。)の編集が間
もなく始まり、一気に怒濤スケジュールの波に巻き込まれてしまった。城崎の取材に
行ったり、京都でエステに行ったりはしたけれど、温泉本の本を編集しているからと
いって、そんなに温泉に行けるワケもなく、温泉の写真と原稿に囲まれていた(=ま
みれていた)という悲しい現実。「11月からはしばしゆっくり~♪」とタカを括って
いたワタシの野望は即刻うち砕かれたわけ。にしても、忙しい中でもワタシのまわり
では色んなことが起こり、自分が何もしなくても世の中は動いていくんだなぁ、とし
みじみしてしまう。高校時代の友達には子供が生まれ、大学時代の友達は結婚が決ま
り、ひとつの恋が終わり(ガイーン)、とにかく世の中は自分がぼーっとしていても
くるくると目まぐるしく動いていくのだ。まぁ、無我の境地に立って、一定の場所か
ら世の中の動きを傍観しているのもいいのかなぁ、と思うし、自分ももっとアグレッ
シブに色んなモノ・コトに動きかけていかないといけないとも思うし、そこは悩める
ところで、端的に言うと「どうでもいいですよ」という境地に追い込まれていた、そ
んな1ヶ月半だった。「端的に言うと」というフレーズで思い出した。以前付き合っ
ていた彼氏が(大卒に関わらず分数がイマイチ分かっていないというなかなか斬新な
人だった)、「賢そうにみえる」言葉を乱用するという変なクセがあり、「端的に言
うと」という一見知的な雰囲気を醸し出すフレーズをとにかくよく使う人だったの
だ。仕事場でも乱用。2人で過ごしている時も乱用。どんなラブリーな会話をしよう
が唐突に使う。賢そうにみえる言葉も乱用すればただの「アホの一辺倒」ということ
を彼はワタシに教えてくれたのだが、付き合っている時はそんな意味不明な所も
キュートに見えていた自分がコワイ。恋は盲目、なのね。ちなみにその彼は城崎で
「志賀直哉ってお前のツレ?」事件を勃発させ、内田センセーを震撼させた張本人で
もある。
まぁ、そんなこんなで激動の2006年もあと1週間足らずで終わろうとしている。今
年は4月に今の仕事に転職をしたり、あれやこれやとプラーベートでも事件が多い1
年だった。頑張ったなぁと自分を褒めてあげたい点もあれば、反省すべき点も果てし
なく。まぁ、まとめてしまえば2006年は「ホップな1年」だった。ホップ-ステップ-
ジャンプ。そのうちの「ホップ」。来年は「ステップ」できますようにっ。
さてさて。んで、最近何を食べたいたかといえば、「鳥のエサかよ」的なコンビニ
御飯。最近はコンビニ御飯も進化している、とはいえ、ここまで続くとさすがに飽き
る。家族は毎日美味しいものを食べているらしいが、まったく家族ごはんにも参加で
きずストレスフル。(いちばん悔しかったのはミナミの「作一」に行きそびれたこ
と。)うー。美味しいもん食べたいー! なんて、やさぐれた日々を送っていたとこ
ろ、久しぶりのお休みにおじいちゃんとおばあちゃんがランチに連れていってくれ
た。場所は心斎橋そごうの[大和屋 三玄]。(もともと大阪が本店のはず。)ここ
はお昼は3,000円、5,000円、7,000円の3種類。その日はいつもの5,000円のコース
「木の花」を食べた。心斎橋に来たらかなりの確率でこのお店に来るのだけれど、い
つ来てもやっぱりイイ。おじいちゃんは綺麗な漆塗りの机がお気に入りで、おばあ
ちゃんは向かいに見える日航ホテルの景色が好きらしい。ちなみに浩子はここのカニ
クリームコロッケが好き(ただしカニクリームコロッケは3,000円のコースでしか食
べられない
)。全体的にも上品な味で、大阪の地元野菜を使ったお料理もある。(この日は「守
口大根」のお漬物が美味しかった。)絶品あん肝から始まり、カニのお吸い物、お野
菜の炊きあわせ、銀鱈の味噌焼き、ホタテのかやく御飯、〆はりんごを使ったデザー
ト(悔しい、忘れちった。)と、確実にお値段以上の満足が味わえる。難波だったら
大阪高島屋の5階にあるけれど、なぜか心斎橋そごうの方が美味しいと思うのはうち
の家族だけだろうか。ま、とにかく関西っ子なら押さえておいて損は無いので是非。
ではこのブログを見て下さっている、心温かい皆サマ、来年も宜しくお願い致します
&素敵な新年をお迎えくださいませ☆