一月から三月までの日記です
3月10日
土曜日は、兄の家に泊めてもらう。
兄の仕事の関係と、久しぶりに話したこともあって、寝たのは夜が明けてから。
久しぶりに夜遊びモード。
そのせいか、昨日は一日が短かったような気がする・・・
今日は、南座で玉三郎を鑑賞。
昆劇との合同講演。
玉三郎は、きれいです。惚れ惚れします。
外見だけの話ではなく、動きなんかも全部含めて、素晴らしい。
色っぽいし、儚げだし、目の保養。
堪能したという言葉がぴったりというか。
いやいや?名古屋につまり現実に戻ってきたら、どっと疲れたのか、精神的なものがすなおに身体に出たというか、背中が痛くなって、調子が悪いと思わせる症状が。
絶対に精神的なもんやろうね。
明日からは、もうちっとセルフ・コントロールせなあかんな。
ああ、でも週末の京都滞在は本当に楽しかった・・・
3月8日
研究会。
久しぶりに解放された気分になる。
朝は、火災報知器の取り付け。
台所は、ガス会社の報知器も取り付けているのだが、換気扇の調子が悪く部屋に煙がたまってきたときには、誤作動を起こす。火災報知器までなったらどないすんねん?と不安に思って、説明を聞くと、台所は熱探知機だという。廊下などのスペースが煙探知器。
ふーん。いろいろあるんや。
マンションの火災に備えて、大家さん側からつけるとのことだった。たしかに、一軒家ではないのだから、単なる不始末ではすまへんやろう。
ところで、「バルサン」は反応すんの?という質問に、業者のおにいちゃんは、「反応するので、そのときはこのように解除して使用してください」と丁寧に教えてくれはった。
はーい。
ここのところ、研究会もいつも遅れてしか顔を出せなかった。
今日は、久しぶりに早めに到着。
ほかにも研究会があって、本当に久しぶりに、先輩たちにも会えた。
いろいろとアドバイスなどを頂き、感謝。
研究会は相変わらず刺激的。
のほほんと人の発表に感心してばかりいたら、とうとう次の発表をせよといわれる。
ああ、なんにも研究できてへんのに。
そういえば、最近、河合隼雄先生の本を読んでいて、「忙しくて○○ができない」というまえに、とにかくやってみよ、とのことが書いてあったのを思い出した。
別に、これを読む以前にも、よく言われていることで、「忙しくてできない」というのは、本当に忙しいのか、できないことの口実に忙しさを持ち出しているのかと、問われることはよくあった。(自問自答ね)
そうなんよ、どうせ自分の要領の悪い言い訳に忙しさを口実にしているんよ。
でも、どうしても言い訳して、自分の弁解を正当化したいんよ。対外的には・・・
今年の年頭に自分で立てた目標というか、誓いというか、まだ、3月というのに半分も達成できず。
いい加減、腹くくらな。
諸先生方にも、いろいろとアドバイスをいただいたことやし。
がんばらな、あかんな。
3月5日
ああ、忙しいのか、なんだかよくわからん。
1月はいく、2月は逃げる、3月は去るというが、もう3月だよ。
どないすんねん。
こんなはずやなかったのに・・・
2月17日
温泉に行ってきて、体が緩んだみたいです。
しまい込んでいた疲れまで解き放ってしまったみたいです。
頭が痛くて、体がだるくて、微熱。
軽く、嘔吐。
今年に入ってから、何度もどしてんねん。
ほんまに吐き出したいもんは、なんやろう。
そういえば、主治医のところにいけていない。
吐くと、涙が出てくる。
2月15日
芦原温泉です。
雪がすごい。おお、雪の中の露天風呂。最高や。
祖母の念願やったんで、計画したのだが、昨年は雪が少なくて失敗。
今年は、雪がようけふったんで、満足してくれたようだ。
私も大満足。
でも、雪が降りすぎて、ほかになんもできへんけど。
旅行やったらええか。住みたくはないけどね。
2月14日
市川崑監督が亡くなった。
まあ、年齢的にもおかしくないのだが、新藤兼人も大島渚もがんばっているし、まだまだ映画を撮りそうに思い込んでいた。
雷蔵の映画を通じて、市川崑については随分、縁があったよなあ。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌。
2月8日
卒業研究の口頭試問。
計21人を1日がかりですることになった。
ほとんどデス・マッチ。
しんどくて、吐きそう。
2月4日
入試。
朝、車で通勤すると、晴れていたはずなのに、山いや丘の上に立つ本校の上には、なぜか黒い雲がかかっている。まあ、天気予報は時々曇りあるいはにわか雨とのことだが、なんか・・・暗雲が立ち込めているように見えるのは、気のせい?
いやいや、考えんとこう。
昨日、9時ぐらいに服薬してとにかく寝てみたので、なんとか大丈夫。
食欲はないけど。
はあ、調子が悪い。
しかし、もっと調子が悪かったのは昨日の新年会だった。
泣きそうやったわ。
謡曲の新年会だったのだが、こんなに最低・最悪なのは初めて。
朝、着物を自分で着て、いろいろ準備を済ませ、いざ本番というときに、めまいがしてたっていられなくなった。
脂汗が出るし、貧血と思ってしばらく横になっていると、猛烈な吐き気と寒気に襲われ、どうしようもなくなる。
何もできず、がたがたと震える体をコートにくるんで、暖房をがんがんかけた部屋で丸くなる。結局、胃の中のものを全部、吐いた。
どう考えても、昨晩からほとんど消化していない。
そういえば、昨晩はぜんぜん眠れなかった。睡眠不足?
身体が痛い。
なんとか、薬等をもらって服薬。
悔しいので、わがままを言って、自分の舞と謡だけは挑戦するが、すぐに2階にひっこんで、あとはがたがた。寝たっきり。
明日は朝から入試なので、とりあえず、着替えて、ええ加減に挨拶をして、名古屋に戻ったが、ほんまは情けなくてしゃあない。
新幹線の中で、持たされたご飯を少し食べたが、結局家に帰って嘔吐。
今年に入ってから、ほんまに調子が悪い。
もう、休みます。
1月25日
長い話なので端折るが、ご縁があって研究室に「キネマ旬報」の1970年代以降から1999年ぐらいまでの、ほぼ全巻がやってきた。
わたしのものではなく、お借りしたものだが、当分の間は、研究室においておける。
欠号も多少あるが、なにしろ、大学の図書館にこの時期のものがまったくないので、助かる。
特に、1970年以降は時代劇の衰退により、これまでは私があまり扱わなかった時代であるので、これからの研究方向を考えると、本当にありがたい。
なんか、本棚1棹が、こういう資料で埋まるのは、見ていて妙に興奮する。
運ぶのを手伝ってくれた学生にも感謝して、学食でお昼ご飯をおごる。(我ながらせこい)
ありがとう。ぜひ、利用してね。
1月22日
新年会。
うまいものを食べて、満足。
の、はずが・・・
先ほどから、気持ち悪くなって結局嘔吐。
胃が荒れる。
1月20日
あれ、あんなにうまかったステーキが、もたれている。
胸やけがおさまらない。
調子が悪いんかなあ。
1月19日
新春能。
せっかく神戸に出たさかい、たまにはと、神戸ビーフのステーキを夕飯に食べる。
とろけるうまさ。
やっぱり、お肉は神戸なんかなあ。
この味は、家では無理やわ。
幸せー!
1月15日
秋学期の担当講義科目が終了。
あとは、演習科目のみ。
授業準備をしなくていいと思うと、ほっとする。
って、準備に追われる自分が悪いんか?
まあ、そろそろ年度末に向けて行事が走り出す。
採点がたいへんやけど・・・卒論も・・・
はあ、自分が学部・大学院を通じて、いかに先生方に後ろ足で砂をかけ、極悪非道の限りを尽くしていたのかをようやく悟る。
そのまま、全部自分にかえってきているんやないけ。
反省。
先生、ほんまに感謝しています。これからも、見守ってご指導ください。
いまさら、遅いか。
1月6日
冬休みがおわるので、名古屋にもどる。
新幹線の中でめまい。
家に帰って、夜中中、嘔吐。
苦しい。
発熱。
1月1日
あけましておめでとうございます。
実は、奈良ホテルにいます。
年越しをしました。
夜中は、興福寺と春日大社に初詣。
奈良ホテルに泊まるのは、あこがれだったのでうれしい。
昨晩は、フレンチ。
こんなにゆっくりした年越しは、はじめてかも。
今年はどんな年になるんやろう。
この年始のように、すこしは落ち着いた年をおくりたい。
走り回るのではなく、余裕を持つようにしたい。
そのためには、自分の体からリラックスさせて、もう少しお稽古など、体によいことにちゃんと時間をさこう。
そうすれば、自分の研究にも少しはつながるといいなあ。