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暗い話が多すぎて

11月1日
教員総会。
のち、懇親会。
なのだが、車社会の愛知県。
大学側は何を危惧したのか、懇親会の飲み物は、「ノン・アルコール・ビール」に「ノン・アルコール・ワイン」。
春に引き続き、大学がいま厳しい状況に立たされている。
入試を控えるこの時期、入学者の確保をと、暗い話ばかり。
あの、私みたいな単細胞な人間は、暗い話をされると、気分がなえてしまい、あまり頑張ろうと励まされないのですが。
できれば、やる気を起こさせるような話のほうがいいのではないでしょうか。

10月31日
ハロウィーン。
って、別になんもせえへんけど。
ゼミの発表が一巡する。
全体的なコメントや、卒業研究に向けて、そろそろテーマを絞っていってね、と頼む。
自分が三回生だったときを思えば、とてもいえないコメントなので、頼み込むといった気分だったのだ。
まず、レポートの日本語添削をしたもので注意を促し、プレゼンテーションをする時に、きちんとした日本語を使いましょうと、基本的なことから始める。
「やっぱ」「っていう感じ」「ぶっちゃけ」「っぽい」「自分的には」など、使わないように、普段から意識しないと、就職の面接のときにボロッと出ますよ。
など、なんとか認識してもらおうと、話をするのだが、伝わっているのかしら。

3日の木曜日から5日の日曜日まで大学祭。
なぜか、オープン・キャンパスをかねているといわれ、出勤することになっている。
3週連続、週末も出勤。
大学祭といえば、休みだと思っていたのに。

夕方に、理不尽なことが続き、冗談交じりで、廊下で「全面戦争じゃ」と叫ぶ。
なんの出入りやねん。
さぞかし、この叫びを聞いた人は驚かれたであろう。
すまない。

10月30日
ブルーマンデー。
仕事は山積み。
論文の締め切りは近づいてくるのに、全然着手できない。
いろいろと理不尽なこと多し。

夕方は映画鑑賞会。
本日の上映は、『ニュー・シネマ・パラダイス』。
いろいろとプチ映画講座のネタを仕込んでいるのだが、来た学生はたったの2名。
がっくり。
どうせなら、誰も来ないほうが、好きな映画観られるのでいいのですが・・・と、ひねくれ根性がむくむくとわく。
あかんあかん。
しかし、今日は先生も一人来てくれはったので、話が弾む。
感謝。

10月29日
昨日は、面白いシンポジウムであった。
いやあ、得るものが多くて、実りあるものだったと思う。
まあ、主催している先生方一番大変だと思うけれど、その場のお手伝いは慣れている。
茶室で行ったのだが、かめむしがぶんぶん飛び回っていて、途中で笑いそうになってしまった。まあ、自分のほうに飛んでこなかったからだが。
(こっちに向かって飛んできたら、おそらく悲鳴を上げて、逃げ出していることだろう。)
なかなかいい茶室で、こういうときにお点前ができたらどんなにいいだろうと、しみじみ思う。
終わってから、前回の下見のときに目をつけておいた織部のぐい飲みと酒入れを買う。
なかなか素敵だ。

今日は、編入試。
世界史などの未履修問題が取りざたされている今、AOや推薦などに参照する成績評価が意味をなさなくなっているのでは、と不安になった。
まあ、あとは面接が頼りか。

それにしても、2週連続で日曜日がつぶれるのは、なんだか辛い。

10月27日
午前中は、徳川美術館へ。
「茶の湯の名宝」展を観にいった。
茶入れが一番多かった。
はあ、もう少し勉強しておけば、もっと展示品を楽しめただろうに・・・
忙しさにかまけて、ぜんぜん進展してへんなあ。
それも、普段の心がけか。

明日のシンポジウムの準備に、右往左往。
日文研のことを思い出した。
いろいろなシンポジウムを手伝ったよなあ。
おかげさまで、とても今役立っています。感謝。
会場の下見もちゃんと行ってあるし、まあ、問題ないでしょう。

10月25日
えらい目に遭うた。

毎日が、大変なので、自分で息抜きの楽しみを設定していたのである。
ちょっと贅沢だが、京都に映画を観にいくためだけに日帰りをするというものだ。
ちょうど、今週から京都映画祭が始まっている。
といっても、大分規模が小さくなってしまい、今週1週間だけだ。
事務局の方々も、全然知らないわけではないし、運営が大変なのもわかる。
それでも続けてくださり、映画ファンにはありがたい企画を立ててくれるので、感謝。
まあ、興味のあらへん人にはどうでもええはなしやけど。

今日は、授業が午前中だけ。
珍しく会議も入っていない。
昼間にさっさと家に帰り、車を置いて、京都へゴー!
と、張り切って行ったのだが、どうも新幹線の改札口あたりが不穏。
いつものように、指定席を自動券売機で取ろうと思うが、画面が違う。
張り紙を見ると、朝に静岡駅で人身事故があったそうな。
それで、ダイヤが乱れて、大幅に電車が遅れているという。
3時ごろに、とにかく来た新幹線の自由席に乗り、なんとか京都へたどり着いた。
私が乗ったのも、2時間半近く遅れていた。
帰りは大丈夫なのか?と内心不安に思いつつ、とりあえずバスに乗って祇園会館へ。
予定では、小一時間ぐらい祇園をぶらぶらする予定だったのに・・・
まあ、えらいようけの人やし、修学旅行生やら観光客で込み合ってきているし、しゃあないな。
15分ほど前だが、映画館に入る。
ロビーで待っているが、さすがに今日はお客さんが多い。
だって、1000円(チラシなどもっていると900円)で映画が最高4本観られて、おまけにゲストトークも味わえるのだから。
1本目と2本目も観たかったが、さすがに間に合わないので、私が鑑賞したのは2本だけ。
まず、『新・極道の妻たち』を観てから、お目当てのゲスト・岩下志麻さんのトーク。
初めて、本物を(スクリーンではなく)見たのだが、お美しい。
ステキな大女優さんだ。
ご自分でデザインされたという着物は、秋の京都をイメージしたもみじの訪問着に、銀杏の帯。
あの帯はいいなあ。好みだ。
小一時間ほどのトークを拝聴し、ちょっと感動。
終わってから、久しぶりに『古都』を鑑賞。
22歳のときだったそうだ。
かわいい。(というと失礼かも知れんが)
改めて『古都』を見ると、京都を意識して(当たり前だが)作られており、四季折々の風景や、知っている店などが出てきて、楽しい。
これは、「ランドスケープ」の話をするのに、使える映像だ、などと職業病が出てしまっている自分が悲しい。
映画にまつわるお話をいろいろ聞くことが出来たし、無理してでも来てよかった。
さすがにバスに乗ると帰れなくなりそうだったので、MKタクシーをつかまえて、京都駅へ。
東京行きはもうなくなっていたが、幸い名古屋なので、無事新幹線に乗ることが出来た。
下りは、まだダイヤが乱れていたなあ。

よし、明日からもまた頑張るか。
映画の話して、お鳥目いただけるなんて、ありがたい話ではないか。

10月24日
えーん、えーん。
思わず泣いてしまいたくなる。
残業時間の記録を作ってしまった。
車だからいいが、大学を出たのは午前0時を過ぎていた。
途中、夕飯を食べに出たけれども、こんなに時間がかかるとは・・・
よく、会社勤めの友達が、残業で終電がなくなってタクシーで帰ったなどとこぼしていたけれども、自分の身に降りかかるとは、思うてもみなかった。
あかんなあ。

まあ、大学も企業も同じ。
仕事をせえへんやつは、とっととかえらはるし、見て見ぬふりを出来ぬものが、結局夜中になるまで、仕事を背負う羽目になる。
一人でしていたら、放り投げだしたいところだが、4~5人で残業していたのだから、あまり文句も言えない。
なんか、精も根も尽き果てた・・・

10月23日
月曜日だというのに、一週間が既に長く感じる。
やはり、昨日も大学に来ていたからだろうか。
講義はないとはいえ、やることは山積み。
後期が始まって、急にしんどくなった?
歯が浮いてしまい、リンパ腺が腫れている。

10月22日
はじめてのAO入試。
9月にもあったのだが、法事と重なったので、休ませてもらっていた。
昨年に比べると、激減。
昨年いなかったが、とにかく窮状であることはわかる。
弱小大学の十字架。
一体、この国の初等中等教育はどないなってんねん。

って、私のような輩が大学の教員になってしもうたことを鑑みれば、致し方ないか。
日本の悲劇。

10月20日
やっとのことで、主治医のところにたどり着く。
血液検査をしたのは、すでに一月前。
結果を聞きながら、いろいろと話をする。
癒される・・・と感じている私は、大丈夫なのか?
薬をもらって、祖母宅に帰る。

10月18日
学科企画の講演会。
それから、学科紹介の映像撮り。
ついでに教授会も重なったのは、関係ないが、こちらに来て初めて着物で通勤する。
着物のまま、普通に講義を行っていたが、さすがに学生は驚いた様子。
お世辞を言うてくれはり、「せんせい、かわいい」と寄ってくる。
おおきに。ありがとう。
「うざい」とか「きもい」とか言われなくて、本当に良かったよ。

講演会は、アニメーター。
アニメといっても、CGアニメやパペットを使ったアニメなども手がけている。
ドイツのほうで、いろいろ修行されてきたようだ。
なかなか面白いお話だった。
簡単に作れるというのだが、私のような機械音痴でも大丈夫なんだろうか。
また、機械が壊れるなどという事態が招来するのではないだろうか。
でも、教えてくれはる機会がありそうなので、顔を出してみようかな。

10月16日
午前中、『エドワード・サイード OUT OF PLACE』を観にいく。
「サイードの遺志と記憶を辿る」「渾身のロードムービー」をチラシに書いてあった。
サイードは代表的な著書を数冊読んだだけ。なんとも情けない。
しかし、映像から何が得られるかは、自分が見出すこと。
半分期待をしながら観ていたのだが・・・ちょっと肩透かしを食らった感じだ。

サイードに焦点化しているというよりは、どちからというとパレスチナ問題に焦点化されている印象だった。
あと、得られたことは、サイードという人は非常に裕福な家庭に育ったということ。
彼が、のちにパレスチナについて発言し、問題に取り組もうとした背景に、裕福な家庭で育ったための余裕というものがあったのではないだろうか。

ランチを食べてから、出勤。
学科で映画を学生に観てもらおうと企画を立てたのである。
とにかく、最初なので有名な作品を、1980年以降の作品をチョイス。
本日は『E.T.』。
お客さんは5人。
映画って、もう見向きもされないのかしら。
個人的には、懐かしかった。(チャリに乗りたくなったよ)


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2006年11月06日 12:39に投稿されたエントリーのページです。

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