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2006年10月 アーカイブ

2006年10月05日

会のあとさき

10月4日
昨日から、また日常に戻る。
講義をし、準備をし、夏期課題を添削し、訪ねてきてくれはる学生と話しをする。
会議があったり、書類の締め切りがきたり、遅くまで研究室に残る。
夏休みの間に、勉強しようと購入した本が届いているのに、ほとんど読めない自分の要領の悪さに嫌になる。
あかんなあ。

22時過ぎに家に帰った後、どうしても呆然。
体調が音を立てて崩れていく。
家に一人でいるときなら問題ないが、職場で誰かと接して、会話中に生唾が出てきて、寒気がしたり、脂汗が出てきたりすると、「今はあかん」と焦る。
そんな状態になる自分にさらに嫌気がさした。

10月2日
あわただしかった。
自分の気持ちも、なんとなくすっきりしない。
日曜日の大会は、残念ながら雨。
しかし、その日は、ちょうど祖父の命日に当っていた。
今回は、追善の曲、「玉之段」を舞うのも、先生の計らいだった。
しかし、今回は、意味が二重になってしまった。

大会の朝、身内の訃報が入った。
祖父がなくなった同じ日に。
複雑な気分を抱えたまま、追善の舞が、追悼の舞にもなった。
いや、そうしないと、のうのうと舞台に立っていられなかった。

虫が知らせるという言葉がある。
このたび、祖父の追善と思い、黒っぽいしぶめの着物を着ることにしていた。
あいにくの雨と言う予報をみて、行き帰りの服に、先週の法事で来た黒のパンツに黒のジャケット、白いシャツというシンプルなものを用意していた。
それが、そのままお通夜へ着ていく結果となった。
普段なら、もっと色使いの派手なものを着ていたり、ジーンズなどが多いのに、なぜよりによってそんな服装を用意して関西に帰ったのだろう。
自分の出番を終えて、あわてて服に着替え、通夜の会館へ。
そして、今日は黒のシャツを購入し、葬儀に参列し、故人を見送った。

故人を見送り、さきほど名古屋に戻ったのだが、複雑な気分のまま。
公私混同しないためにも、今晩は一人で気持ちの整理をしなくては。

9月29日
困った。
今週末が、謡曲の大会だというのに、今週は夕方になるとずっと微熱がでる。
今日も、頭が痛くて、身体が火照って、微熱。
微熱と言うのは、別に高熱ではないのだから、それほどつらくはない。
なんとなく、だるい。
せやけど、「そんなもん大丈夫や」と思って、無理とまで言わなくてもとりわけ休むこともせず、日々を過ごしてしまうので、少しずつ身体に負荷がかかる結果になる。
それでも、倒れるほどでもないので、またもや知らない振りして、目の前の自分の仕事や都合に合わせてしまう。
さすがに、本番に倒れるのは、悔しいので、明日はおとなしくしておこう。
あー、緊張する。

2006年10月17日

バカが多くて疲れます

10月15日
伯父が来ていたので、久しぶりに祖母と麻雀をする。
そんな余裕があるわけでもないのだが、しばらく週末に帰れそうにない。
そのため、ちょっとだけ孝行をしようと思ったからだ。
その割には、ぼろ勝ちして、勝ち逃げしてしまった。
まあ、夏休みに連敗しているので、少しはプラスにしないと年末の決算がこわい。
近鉄で読書しながら帰った。
電車の中とお風呂が一番充実した読書時間になっているような気がする最近。
なんとか、生活ペースをたてなくてはあかんなあ。

10月14日
趣味と実益を兼ねて楽しんだ1日。
午前中は、会が終わってから初めてのお稽古。
来年の6月3日に行われる大会にむけて、早速稽古が始まる。
来年はこれまでどおり、能楽や舞囃子もある大会に戻る。
今度チャレンジするのは、『高砂』八段の舞。
八段は結構間違える人が多いので、よほどしっかりと稽古しないと危ない。
はあ、やりがいはあるし、かっこいい舞なのだが、今の稽古状況で間に合うのかなあ。
心配。

午後は、久しぶりに祇園会館に行き、『連理の枝』と『デイジー』の二本立てを鑑賞。
中高年の女性が圧倒的に多くて、あらためて韓流ブームを支えている女性層の強さを感じる。ちなみにもう私も中高年女性の範疇に入っている。複雑な気分。
『デイジー』はアンドリュー・ラウ監督となっていたが、アンドリュー・ラウって香港映画界で実績をあげている監督と同じ名前。
韓国映画なのに?と思いながらも、できるだけ余計な情報なしに映画を観たいので、あえて調べずに鑑賞。
『連理の枝』と比べると『デイジー』のほうが圧倒的に面白い。
観終わってからパンフレットをみると、やっぱり香港のアンドリュー・ラウだった。
また、殺し屋の役をしていた俳優も見たことあるなあと思っていたら、『KUMIHO』で映画デビューし、『MUSA』にも出演していた人。
なるほど。

友人に韓国ドラマ、映画にはまっている人がいるので、昨日突然声をかけてみたら、付き合ってくれた。ありがたい。
映画が終わってから、3時間も韓国料理屋で飲み食いしながら、しゃべり続け、楽しい時間を過ごした。
充実しました。
感謝。

10月13日
シンポジウム会場の下見で、セラミック・パーク美濃というところに行く。
ギャラリーやショップで、織部などが売っており、下見よりもそっちのほうが気になる。
なかなかいいところで、車なら近いし、またゆっくり来たいな。
他にもやることがようけあるけれども、今晩中に帰りたかったので、大学をあとにする。
家に帰って、大体すませてあった荷物を完成させ、あわてて名古屋駅に向かう。
新幹線に飛び乗ってから気がついた。
天気がよかったので、朝から洗濯していたのに、それをとりこむのをすっかり忘れて家を出てしまっていたのだ。
もう遅い。
週末も天気はよさそうなのが救いだが、排気ガスでよごれてしまっているやろうなあ。
ショック。

10月12日
ふう、今週がやっと終わった。
どうしてこんなに忙しいの?と思う。
きっと要領が悪いんやろうな。
今週はいろいろと理不尽なことがあったので、一人で憤慨していた。
憤慨しすぎて、なんだかどっと疲れてしまった。
いつまでも引きずっていても何も進展しないので、気持ちを切り替えよう。

少し落ち着いたので、週末の予定を考える。
ゼミの学生に夏休みの課題として、映画を50本観るように言い渡した。
大体の提出が終わったので、それをエクセルに入力して、リストを作ったのだが、結構観ていない映画が多い。
今の動向と私の感覚がずれている結果であろう。
私が観ないわけにもいかないし、どういう映画を学生たちが観ているのか教えてもらったのだから、何とか時間を作ってできるだけ早いうちにこれらの映画を観たいと思う。
コメントできないしね。
ちょうどその中の未見映画が祇園会館で2本立て上映している。
どうせなら映画館で観たいから、週末に観にいこう。
名画座がまだ残っている関西はそういう意味で有り難い。
東京にはもっとあると思うけれどもね。
また、衛星劇場など加入している映画チャンネルを丹念に調べ、優先的に録画することにした。
折角だから利用しないと。
それにしても、映画って本当にたくさん製作されているなあ。
やることはようけあるわ。

10月11日
重信メイさんの講演を聴きに行く。
「パレスチナ問題」について。
ニュースでなんとなく聞いていたが、関心をちゃんともっていなかったので、いろいろと(地理的なものも含めて)知ることが出来て、面白かった。
その反面、そんな初歩的なことも知らなかった自分の無知を恥じてしまった。
日本のマス・メディアのせいばかりに出来ないな。

10月10日
馬鹿が多くて疲れる。
そういう暴言を吐いている自分も、かなりあほやねんけれども。
自分も含めて、馬鹿の多い時代なのね。
お互い疲弊させているから、みんな病んでいくのかしら。
しんどいし、気持ちがすっきりしない。
こんなんじゃ、血圧が上がるわ。

しかし、あまりにむかむかしてしまい、ハードディスクにとりためた映画を、間違って全部消してしまった。(間違って初期化してしまったのだ。)
あかん、ぜんぜん冷静やないわ。
ショックで、何も手につかない・・・
相当なボケやわ。

10月7日
なんでこんなに間抜けなんやろう。
あほなことは自覚していたつもりだが、それを上回るほどだと思っていなかった。

調べ物のために、初めて国会図書館関西館に行く。
観たかったのは、ある人の博士論文。
博論は、閲覧のみのはずなので、実際に訪れて見るしか方法がない。
やっと時間を作って行ったのに、検索してみると、「利用中」となっている。
なんと、閲覧が重なるとは。やはりすぐれた論文なのだろう。
仕方がないので、他の資料を申し込みながら、利用中の博論が返却されたら教えてほしいとお願いすると、親切にも「閲覧」か「複写」か、どちらで申し込んでいるか調べてくれはった。
しばらく資料を見てから、結果を聞きに行くと、予想もしない答えが。
東京にある国会図書館のほうで申し込みがあり、ここには今はないという。
2~3週間後には返却されるそうだ。
貸し出しはないと思い込んでいたが、たしかに同じ国会図書館同士なら移動もあるわけだ。
そんな予想はしていなかった。
しかも、よくよく聞くと、国会図書館のHPで検索すると、ちゃんと利用中かどうかもわかるという。
そういえば、関西館は三日前ぐらいから、閲覧予約もネット上でできるんだった。
なんで、調べてからいかへんかったんやろう。
間抜けにもほどがある。
今度はいつ行けるんやろう。締め切りに間に合うかしら。
泣く泣く、早めに図書館を後にした。(今回探している資料が、もう他になかったのだ)

ただし収穫がなかったわけではない。
図書館の雰囲気がよく、なかなかステキなところだったので、これからも利用しに行きたいと思えたことだ。
はあ、集中して論文を書きたい。いろいろ勉強したいなあ。
でも、毎回の授業準備や雑事で手一杯。
授業準備もたしかに勉強になる。
あとは、要領をよくすることやな。
あ、何度同じことを言っているんやろう。

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