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2005年11月 アーカイブ

2005年11月08日

むかむかご飯ではありません

11月7日
朝から、打ちのめされ続け。
一つこけると、こんなに一日うまくいかんのか。
今日は、まいった。

税金とおもわなやってられん。

11月6日
今日の二本は両方ともお初である。
『八百万石に挑む男』は中川信夫監督。
市川右太衛門に中村賀津雄で、天一坊事件である。
昨日は、土曜日で初日にもかかわらずおじちゃん、おじいちゃんばかりだった。
おばちゃんが一人と私。
今日は、私より若い女性が一人いたが、この作品だけで帰ってしまった。
生誕百年で中川信夫監督がクローズ・アップされた影響か?

次は『無宿人別帳』松本清張原作。
佐田啓二がもう格好良くて、見惚れてしまう。
三国連太郎もかっこいいが、佐田啓二はほんまにかっこいい。
おばちゃんが2~3人いたが、佐田啓二ファンとふんだ。
に、してもだ。
それ以外、またおじちゃん、おじいちゃんばかり。
おかしいなあ。
平日ならまだしも、今日は日曜やで。
雨やからかなあ。

今日は、兄弟が似ていると実感。
中村賀津雄が出てきた時、「錦ちゃん?」と思った。
いやいや若い時はよく似ている。
『無宿人別帳』では、津川・長門兄弟が出ているのだが、この二人も若い時はよく似ている。
一瞬、「あれ?」と思う時があった。
でも、佐田啓二から中井貴一?
中井貴一ファンの皆様、ごめんなさい。
佐田啓二の方が、お父さんの方が私にはずっと男前に見えるわ。

ああ、スクリーンで映画を観ると元気になる。

11月5日
なんだか調子が悪いのを、楽しさで誤魔化してきたが、もうあかん。
昨晩、家に帰ってからどうもおかしい。

そのまま、腰痛や腹痛や頭痛やむくみ、冷え、あああ、自律神経も失調か?
午前中、何度も起きようとするが、起きあがれない。
完全にダウン。

しかし、焦るのも辞め、開き直って午前中ひたすら療養したのが幸い。
なんとか、午後から映画に行くことが出来た。
今日は、東宝作品、稲垣浩監督『柳生武芸帳』『柳生武芸帳双龍秘剣』である。
まあ、前後篇と言う方がいいかも知れない。
これは、以前見たことがある。
三船敏郎はやはり無骨。
忍者にしては、目立ちすぎ。
鶴田浩二は本当に色男。
東映の任侠映画のイメージで高倉健と並んで、任侠のイメージを持っている人を何人か知っている。
以前の私もそうだった。
でも、違う。
鶴田浩二は、色男で、二枚目で器用なのだ。

あと、スクリーンで感嘆してしまうのが、女優の美しさ。
久我美子、岡田茉莉子、香川京子、乙羽信子など、演技もできて美しい。
今、こんな女優さんていないよなあ。

これは個人的感想なので、現・鴈治郎のファンの皆様ごめんなさい。
やはり、扇雀は不細工だし、映画の演技としては大根だ。
だけど、踊りはさすが。
扇鶴時代と言われただけある。
本当に、舞踊姿は見とれる。
けれども、あ、筋ばらしちゃまずいか。
まあ、いいや。
舞踊姿をスクリーンで披露する時は、久我美子の姫役になりすました設定なのである。
久我美子と扇雀じゃあ、あまりに違いすぎるし、舞台ならまだしも大スクリーンの映画では、申し訳ない。
吹き出した。
それにしても、親子似てんなあ。

惜しむらくは、フィルムが焼けてちょっと赤みがかかっていたことかなあ。
すっかり満足。

11月4日
今日中にやらなくてはならないものがある。
それをひとつひとつ片づけていっているつもりだが、なんだか空回りの気がする。
結局、最低限しなくてはならない今年かできてへんやん。

しかし、今日は新たな出会いを得た。
ご縁だろう。
これからもよろしゅうたのんます。

11月3日
家で、寡黙に仕事。
としたいところだが、体調が大いに崩れる。
そんなことは言うてられへん。
と、叱咤しても、身体さんは正直だ。

けれども、幸か不幸か映画情報をゲット。
今回で4回になる「不滅の時代劇傑作選」が5日より始まる。
第一回からお世話になっており、ついつい通ってしまう。
第3回は、残念ながらどうしてもいけなかったのを覚えているので、今回ははずせない。
プログラムも未見の映画もあり、最高だ。
11月中旬まで、一山あるにもかかわらず、これは私の研究なのだ。
早速、前売りを購入してしもうた。

よし、がんばるぞ。

11月2日
仕事も書類も中途半端なくせに、お稽古も中途半端なので、どれも途中のまま稽古に行く。
相変わらず、たっぷり絞られた。
プレッシャーもかけられて、しゅんと落ち込んで帰る。
発熱。

11月1日
忙しいときに限って、前から予定が入っている。
ちゃうなあ。
前から予定が入っているにもかかわらず、余裕を持って仕事をしない自分が悪い。
だから、忙しいさなかにになってしまう。
でも、ドタキャンできへんし、楽しみにしていたので、結局出かける。
あほや。

でも、でかけてほんまに楽しかったので、「明日への活力」。
と、しとこか。

10月31日
朝一で、提出物をだして、チェックし返答待ち。
その後、もう一つの提出物を仕上げるが、最終チェックをしていると、誤字脱字などぼろぼろミスが続出。
気づく限り訂正し、打ち出し。
近くの郵便局まで、あわてて持っていき、なんとか郵送できた。

その後は、ゼミに出て、勉強。
なんて、綱渡りな毎日なんや。

10月28日
今日、提出すべきものが2点もあるのに、一つは担当者が体調不良でダウンしたために、月曜日に延期。
もう一つは、今日か月曜日に、と約束していたのだが、案の定仕上がらない。
夕方に、先方に泣きのメールを入れて、月曜日に発送することで許してもらう。
週末が勝負。
といいつつ、日曜日は、謡曲の特訓なんよね。
はああ。

10月26日
とりあえず、第一段階乗り切る。
といっても、手続きの最初の一歩なので、これからが問題だ。

10月25日
自分で積極的に料理をしだすのは、危険信号。
なぜ?
それは、追い込まれた状況から一種の気分転換といえば、聞こえがよいが、逃亡になっているときが多い。
もちろん、毎日ご飯は作っているが、ささっと簡単にすませるのではなく、凝った料理が作りたくなるのだ。
すなわち、いつも以上に時間をかけてしまう。
落ち着いて考えれば、食事の時間を切り詰めても、やらなくてはならないことが山積みなのに・・・
はあ、あかんなあ。

10月24日
むかごご飯を炊いてみる。
以前はむかごは、どこでも見かけたのに、最近はみかけない。
まあ、そんなに味があってうまいものではないが、やはり秋を感じさせるものやから、年に一度は食べたい。

10月23日
少し、微熱に下がったので、どうしても見ておかなくてはならず、地元の映画館にでかける。
祖母も母も一緒で、彼女らは元気である。
見に行ったのは、『蝉しぐれ』。
個人的には、『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』と藤沢周平ものをみたが、『蝉しぐれ』が一番ポイントが高い。

帰って、さっそく論文に書き込む。

10月22日
完全にダウン。
発熱し、仕事ができない。
ゆっくり眠りたいが、眠れないので、つらい。
横になっているものの、眠れないから、ついつい時間がもったいなくて、なにかしようとする。
せやけど、集中力もあらへんねんな。

2005年11月17日

かなしい霜月

11月16日
歳をとりました。
あやうい記憶力が、さらに危うくなりました。

数々の連絡事項をほぼすべて忘れてしまい、先方から「どうなっていますか」と問い合わせの電話が。
ああ、すみません。
忘れておりました。
すみません。
すみません。
申し訳ない。

謝ってすむ問題か!
って、いまのところ謝ってすんでいるので、かろうじてここにいる。

同僚より、「エプロン」を頂戴しました。
嬉しいプレゼントです。
さあて、次は何を作ろうかな?
そろそろ秋から冬への素材とうつりつつある。
牡蠣ご飯、蓮蒸し、蕪蒸し、茶碗蒸し、鍋・・・
あ、そんなこと空想してニヤニヤしてる場合やない。

今日もまた、やり残していることに気づいた。
やってもうた。
明日、朝一でせなあかん。

11月15日
朝から気が狂いそうなのを、なんとか隠して、京都へ。
今日は、会議でJR京都のほうにまず出かける。

早めに出たのに、JRはまた人身事故。
結局、10分ほど遅れるが、もともとの開始時間よりは30分早く行く予定だったので、同僚にだけ迷惑をかけたぐらいで、事がすんだ。
それにしても、JR京都駅は観光客と、ブッシュのせいで警備が厳しくなり、ごった返し。
おまけに、電車は遅れるし。

昼を同僚と食べてから、日文研に出勤。
昼ごはんのあいだ、昨日からこけた原因の一つを、ちょっぴり愚痴って聞いてもらい、ちょっとすっきり。
せっかくのランチをまずくさせてしまったかも知れんなあ。
すまん。
せやけど、心から感謝してます。

今日中に提出の書類が、なかなか仕上がらない。
うえーん、うえーん。
泣きながら、夜にようやく提出。
そのまま、おかしくなっていく。
狂うていく・・・

11月14日
朝から、またこけた。
物理的にこけたのではない。
精神的にこけたのだ。

それでも、気を取り直して仕事をするものの、引きずる自分がおる。
そのおる奴をどないかしたい。
せやけど、仕切りなおし、いや、頭の切り替えがまったく出来ん。

結局、体調がだんだん崩れ、吐き気をもよおし、仕方なく家に帰る。
締め切りがあるのだ。
明日は、またまた忙しいのだ。

稽古にも間に合わず、家で、もう一度あまたを冷やして、仕事する。
気が狂いそう。

11月13日
今日は時代劇映画の日。
『戦国野郎』と『赤毛』の2本。
『戦国野郎』は観た事があると思っていたが、勘違い。
はじめての映画である。
何の作品と勘違いしていたのか?(戦国自衛隊かなあ)
今日は、客層が少し違う。
いつものおじちゃんたちはいはるが、年齢不詳というか、同年代なのか、めちゃくちゃ若いのか?
そんな人たちが性別問わず、数人いる。
本日のプログラムを見て、推測。
今日は、二本とも監督が岡本喜八なのである。
どうも、岡本喜八の作品が目当てで来ているようだ。
単なるチャンバラ映画ファンではないみたい。

しかし、私はなんとなく、なんとなく思っていたのだが、自分にはあまり岡本喜八作品は合わないのでは、と。
その気分を確認した気分。
まあ、個人的感情ですが、これだけ、近い年代の出演者の重なった映画を集中的に観ると、好みは出るだろう。
まあ、みなさま頑張って研究して下さい。
私は、自分の好みでいきます。
って、誰に言うとんねん。
妄想。幻想。幻聴。幻視・・・

『赤毛』は三船敏郎が主演で、はじめて観たとき泣いたのを覚えているが、今回見ると、あれ?印象が少し違う。
単純なので、泣かしどころでは、どんな映画でも、必ず「泣く」素直?な観客なのだが、見終わった後に、あれほどの感動が残らない。
しかも、三船敏郎はもうどうでもよく、なんといっても、泣いて感動したのが「乙羽信子」の演技だった。
彼女はすごい。
あらためて感服しました。

『戦国野郎』は、加山雄三。
でも、時代劇のつくりはなかなかしっかりしている。
と、思ったら、殺陣師が久世竜だった。
若大将は、時代劇でも、忍者でも、やはり歌うのであった。
ボーとしていて、ずっと誰だか考えていたが、田崎潤だった。
なかなか、東宝もやるなあ。(黒澤のイメージが強いから・・・)

11月12日
秘密の稽古会。
前回、デビューしたばかりで、どうなるやらと思っていたが、今回から、ちょっと本格的に指導を受けられる感じがした。
短い時間の稽古だが、自分がもしかして少し感覚がつかめたような、そんな気分がする。
時間の許す限り、ぜひ鍛錬したい。

11月10日
呆然。
昨日は、用事で仕事を休んでいたら、その前にすませておいた仕事にミスが発生。
同僚の機転に助けられて、難を逃れたものの、メールがきて驚愕。
一体、何やってんや?

今日は、迫り来る締め切りに向かって、1日奔走。
ちゃっちゃと、と思う心と行動は別。
結局、1日をそれで潰してしまい、頭くらくら。
本来の仕事が残っていたが、体調不良により、帰宅。

桂吉朝が亡くなった。
本当は昨日亡くなったのだが、本田美奈子の告別式ばかりニュースになってしまい、尼崎の病院でひっそり亡くなったニュースはほとんどなかった。
享年50才、若すぎる。

桂吉朝さんは、落語の評価も高いが、実は中島らもの劇団の関係で、その魅力にとりつかれた。
米朝さんがとても可愛がっていたことも知っている。
でも、落語以外の吉朝さんも魅力的で、好きだった。
中島らも、桂吉朝、私が大学時代からはまっていたステキな人々がいなくなってしまった。
寂しくて、悲しくて、号泣。

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