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中島らものライブとデス

7月27日
大ショック。
中島らもが亡くなった。
入院の記事を見たとき、「もう、おっちゃん」と親しみこめて、つっこみを入れていたが、まさかそのまま帰らぬ人になるとは・・・

尼崎が誇る偉大な「異人」と思って、大好きだった。
ファンクラブにも入り、ついこの前もライブに行ったばかりなのに・・・
まさか、あれが「最後の姿」になるとは。
人間なにが起こるかわからないものである。

シンポのお手伝いの疲れも忘れて、もう夜中になると言うのに、さっきまで夜中のニュースを求めてチャンネルを回し続け、ネットで関する記事を読んでいた。
実感が湧かない。
嘘であってくれ。

ご冥福をお祈りいたします。
かなりショックで、呆然。

7月26日
ああ、休みたい!!

けれども、明日のシンポジウムの準備があって、日文研に出勤。
そうそうに終えて、さっさと帰り、富松神社の「薪能」に行く。
今日はこれがあるから、夕方まで家に居たかったのだった。
無理だったけれど。

うちの師匠が仕舞いを舞われるのと、『夜討曽我』の能があるので、楽しみにしていた。
しかし、解説に出てきた肩書き大学教授が、あまりにいい加減なことを言うので驚愕。
そんな解説していいの??
聞きながら、思わず「ちゃうちゃう」と、母と突っ込みを入れてしまった。

終演後、どうしても外せない用事があり、また出かける。
はあ、明日はシンポ。
体力的に持つかなあ。

7月25日
漸く、7月に抱えている発表2本が終わり、後は締め切りが一つ。
とはいえ、8月締め切りのものがまだ全然出来ていないので、非常にやばい。

でも、あまりに無茶な生活を送っているから、いい加減倒れそう。
来週もスケジュール一杯。
今日ぐらいは息抜き。

ぼろぼろになって髪の毛を手入れに美容院に行き、そのあと「アロマテラピー」。
夏バテと多忙と不眠が重なって、少し痩せたようだ。
顔色もなんだか優れない。
アロマテラピーで、最初にジャグジーに入ったのはいいが、軽い貧血を起こす。
全然癒されてないやん。

いい気になって、久しぶりの三宮・元町を下駄で闊歩し(ふらふらなのが現実)、家に帰ると鼻緒ずれしていた。
あほやわ。

7月24日
阪大の研究会にて発表。
研究会にて、こんなに熱く「雷蔵」を語る私って何者?

イスラエルの研究者の発表が面白くて、いい出会いが出来ました。
こういう場を提供してくださった先生方に感謝。

7月23日
明日の発表原稿が出来ていないが、昨日何とかレジュメを仕上げたのをいいことに、我慢できずに、雷蔵映画祭最終日に駆けつける。
今日も既に見ている2本。
『忠直卿行状記』と『濡れ髪牡丹』。
実は、明日の発表が「雷蔵ネタ」なので、意気を挙げるために観にいったと言えば聞こえがいい。
『忠直卿行状記』を見ていると、映画というフィクションであり、雷蔵は割り当てられた「役」を演じ、決められた「台詞」を話しているにすぎない事はわかっているのだが、どこかで、そこに「市川雷蔵」という人物をオーバーラップさせ、彼の心境や人生を重ねてみてしまう自分がいる。
虚構の世界に実在する人物を重ねてみても、それは幻想に過ぎない。
にもかかわらず、雷蔵はそう思わせる役者なのである。
彼の映画をファンが見に来るのは、作品を楽しむ反面、それぞれが想像し作り上げた「雷蔵」に会いに来るのだと私は思う。
そう、雷蔵に会いたいのだ。

夭逝したのが手伝って、ファンは限りなく「雷蔵」に夢を託し続けるのだ。

7月18日
秘密の稽古場にて、武術の稽古。
今回は、さらに2人増えて、4人。
ほとんどの時間を、手裏剣を打つことに費やす。
初めて、あるいは二回目と言うお二人が、あまりに手裏剣が上手いのでびっくり。
ええ、私なんて全然上達しないのに・・・

でも、周りの雰囲気におされてか、今日は私まで上手く出来た。
少し、打つ距離ものびたし。
合間を縫って、抜刀や杖、木刀など遣って、様々なことを試す。
ああ、私も剣術がやりたいなあ。
今、柳生新陰流にかなり惹かれている。
個人的には香取神道流をやりたいと思っていたのだが、関西で稽古するのは難しそう。
柳生新影流は友人が習っていて、彼女の動きを見ていると、なんだか「いいなあ」と思うので、だんだんやりたくなってしまった。
この多忙な中、いつ?と言う気もしないが、気持ちの上では、近々道場見学でもしたいつもり。

一昨日は料理・宴会、昨日は雷蔵、今日は武術。
私にとって至福の時間が続く。
ああ、楽しい。

7月17日
コンチキチン、祇園祭と言えば・・・雷蔵の命日。
今年は、映画デビュー50周年、没後35年に当たる。
合掌。

朝は、さすがに疲れていたので、ボケーっと京都TVで中継されている祇園さんを見る。
13時に友人と待ち合わせて、雷蔵映画祭へ行く。
みなみ会館に着いたのは、上映40分前という、はりきりぶり。
今日は命日と言うこともあってか、土曜日と言うこともあってか、盛況。
さすが雷蔵。
先月の勝新映画祭を思うと、なんだか勝新が気の毒だ。

今日の演目は、『水戸黄門海を渡る』と『眠狂四郎・勝負』の2本。
もちろん両方とも見ているが、やはりスクリーンは楽しい。

『水戸黄門海を渡る』は以前、ビデオで見たことがあるが、スクリーンで見るのは初めて。
あまり面白いと思わなかった記憶があったが、今回改めてみると、違う意味で面白いことを発見。
今、こんな映画作られへんで。
ステレオ・タイプと偏見に満ち溢れたとんでもない映画。
絶対、今こんな映画作ったら、訴えれるわ。
時代を感じるが、それはそれで意味のある映画として位置づけられるともいえる。

『眠狂四郎・勝負』は、私の中では12本の中で一番好きな作品。
やはり雷蔵しか見ていなかったので、すっかり忘れていたが、本郷功次郎の扮装が、あまりにもひどいのに驚いた。
もう少し、似合うズラにしてあげて。
刀が回り終わるまで耐えると、円月殺法に勝てる、というところは覚えていたのに、その相手のことを失念していたなんて、本当に雷蔵しか見ていないよな。

いつもは、一人で観にいっていたのだが、今回は友人と行ったので、行きも帰りも「雷蔵談義」で、大いに盛り上がる。
雷蔵を語り合えるなんて、嬉しいね。

7月16日
所属している研究室の暑気払い。
先生が奮発して頂いたのをいい事に、久し振りに、調子に乗って料理を作る。
楽しい。
旬の素材選びから、はりきりマンボになって、イエイイエイイエイと踊りながらクッキング。

九州から帰ってきて、翌日からもちろん出勤、並行して来週の発表準備、暑くて眠られない日々、と引き続き、無謀な日々を送っているため、かなりハイ・テンション。
最近、私のストレス解消である、思いっきり料理を作るというイベントがなかったので、本当に調子に乗って、あれこれと作って、ハッピー。
気がつけば、どれだけ作ってん、持って行けるんかい、という量に。
リュックに、手提げに、クーラーバッグに詰め込み、夕方日文研に到着。
プロジェクト室にたどり着くと、先生に「小川さん、ふらふらになってるよ」と言われる。
そ、そうかな。
本人はいたってご機嫌、元気なつもりなんですが。

今日は、仕事もせずに、そのまま会場に移動、お料理の最終仕上げをして、嬉しそうに皿に盛って、皆さんに食べて頂く。
お口に合いましたか?
ちょっと作りすぎて、すんません。
ちなみに、献立は・・・
はもきゅう、鱧の落とし、枝豆のすり流し、鱧の子玉しめ、冬瓜の鶏そぼろあんかけ、豚肉となすの味噌グラタン、イチジクの田楽、ゴーヤ入りポテトサラダなど。
私は、ものごっつい楽しかったですわ。

感謝、感謝の一夜でした。

7月12日
さすがに疲労困憊。
昨晩はほっとしたのか、薬もよく効いて、何週間ぶりかの6時間睡眠。
それもそのはず、昨晩、食事を食べにでかけ、焼酎をしこたま飲み、その後、コーヒーを飲みに行って、1時半までしゃべっていたのである。
連日徹夜に近い状態を続けていたくせに。

さすがに疲れて、発表も一つ終わった安堵感も加わり、眠れたと思う。
それでも6時間なんだなあ。
まあ、上出来とするか。

チェック・アウトした後、荷物を預けて、知り合いと福岡観光へゴー!
最初は、おみやげを物色。
おばちゃん丸出しで、いかに安く美味しそうなものを手に入れるか、とうろうろする。
暑い日中を持ち歩くのは嫌なので、目をつけておいて、夕方に買いに戻る。

その後、移動して、ランチ・バイキングを楽しみ、大型ショッピングモールをぶらついて、「櫛田神社」まで歩いて行く。
ここを押さえれば、博多は分かるなど、変な勘違いをしながら行ったのだが、どうも様子が違う。
人が多いのだ。
なんと、博多祇園祭の行事の一つが、本日「櫛田神社」にて開催されるのであった。
それぐらい、初めから調べがつくだろうと思うのだが、あまりに無計画な日々を送っていたために、そんな基礎情報も持ち合わせていなかった。
お目当ての「櫛田神社」は、参る事が出来なかったが、おかげで少しだけ、博多祇園の醍醐味を味わえた。
ふんどし姿の男たちと、汗くさい熱気を目の当たりにして、「京都」の祇園さんとはえらい違いやなあと、またもやスリコミ勘違いで、「さすが九州男児」と思う。
小さい子どもが、紙おむつの上に、赤ふんどしを巻いているのが可愛かった。

そんな風に、またもや考えなしの行動に出てしまったので、帰りの飛行機に乗り遅れそうになる。
アブナイ、アブナイ。

帰ると、放心状態。
とんだ、珍道中だった。

7月11日
今は博多にいる。

これまで、無茶な日々を過ごしてきた。
7/7は発表準備も出来上がっていないにもかかわらず、ずっと前からチケットを取っていたので、懲りずにライブに行く。
「中島らも」のライブで、ゲストが町田康である。
おまけにスペシャ

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2004年07月28日 16:48に投稿されたエントリーのページです。

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