6月4日
11時15分大阪発の新快速に乗り、12時27分に高島に到着。高島市は、滋賀県湖西の北部に位置する。目的は、内田先生に紹介いただいた近藤百さんという方に会うためである。近藤さんは、以前、愛農学園農業高校という学校で教鞭を取られていたそうで、現在は滋賀県高島市に移住されているとのこと。
いろいろと話を伺っていると、近藤さんが生まれた病院が僕の実家の近くの病院だったり、奥様が宝塚市のご出身ということで、僕たち夫婦が、結婚後10年近く過ごした町の隣町だったりと、不思議なご縁を感じる。今回の起業にあたり、いろいろな人と出会ったが、それぞれの方とのそれぞれのご縁を感じる。本当に不思議だ。
近藤さんは、果樹の栽培、北欧ストーブの販売、愛農学園農業高校の広報活動をされたりと、「何が職業か自分でもわかりませんわ~」と、ニコニコしながら話す日焼けした笑顔を見ていると、「逞しいなぁ」と思う。こういう方とお話していると、こちらも本当に勇気づけられる。
6月9日
凱風館が長年合宿でお世話になっている、「ときわ野」に「仕事」も兼ねて夫婦で泊りに行くことにした。今回はいつもとは違ってレンタカーを借りて、車で神鍋高原を目指す。時間を計ってみたが、阪神高速「中之島IC」から北近畿豊岡自動車道「日高神鍋高原IC」まで、ちょうど2時間と思いのほか近いことに気づく。今回の旅の目的は、「観光」も兼ねたかったので、まずは、城崎温泉に直行し、温泉に浸かることにする。あまり知られていないかも知れないが、城崎町も2005年の1市5町の合併により、現在は豊岡市となる。
「御所の湯」でひとっ風呂浴び、「但馬生蕎麦 ますや」でそばを食した後、温泉街をぶらぶらする。思ったほど、外人はいなかったが、浴衣を着て自撮りする白人カップルを少し見かけた。そのあと、「城崎国際アートセンター」(KIAC)に行くが、残念ながら休館日だった。この施設は、滞在型のアートインレジデンスで、世界でも有名な劇団などの稽古の様子が、無料で観られるというもの。僕の大好きな女優、映画「二人のベロニカ」の主演女優(カンヌ国際映画祭女優賞受賞)、イレーヌ・ジャコブもこちらに泊まっていたらしい。中貝元豊岡市長にそのことを尋ねたところ、「自転車に乗っている姿をよく見かけましよ」と。なんとも羨ましい。
「ときわ野」に到着したころに、Mさんより電話が入り、
「一時間ぐらいでよければ、時間取れますよ。今、どちらですか?」
「ちょうど、ときわ野に着いたところです」
「では、ときわ野に今から向かいますので、少しお待ちください。」
Mさんとは、昨年の大宴会でお会いした方で、神鍋の出身で、現在も神鍋に在住さている。
「勝手な想像ですが、神鍋高原の民宿の経営者の方たちは、高齢化が進んで、後継者問題や、温暖化による影響でスキー客の減少により、頭を悩まされているのでは?と思い、もし、そういう方がいらしたら、是非、ご紹介いただきたいのですが。」
「私が相談を受けている方に一人いますよ。また、改めてご紹介します。」
夜は、「ときわ野」のテラスでBBQ。
「ときわ野」の岡森夫妻にいろいろとリアルな話を伺う。僕の奥さんも、20年近く「ときわ野」に合宿で来ているが、これだけ話をするのは、初めてとのこと。
岡森さんの奥さまは、大阪市内のご出身で、ご縁があり、岡森さんと結婚され神鍋に移住されたらしい。
「大阪のような大都会から、こちらに来られて馴染めましたか」
「まったく問題ないといえば嘘になりますが、虫ぐらいですかね(笑)。住んでみて分かったんですが、一時間ぐらいで鳥取とか姫路に行けますし、そんなに不便は感じません。
むしろ、たまに大阪の実家に戻ったりすると、人の多さに目がくらくらします。不満があるとすれば、同世代の人がもっとたくさんいればいいなと思います。お試し移住でもいいから、一度、住んでもらったらいいと思うんですけどね。」
「そう、そうなんです!僕が、これからやろうとしているのは、まさにそのことなんです。」
僕は、すごく嬉しくなり、ワインをもう一本追加した。
後日、Nさんから、「岡森さん、すごく喜んでおられましたよ。」とラインが入った。
これまで、僕の考えていたことは、無駄ではなかった。
6月10日
7時に朝食を済ませ、豊岡市街地に向かう途中で、「八反の滝」を観たあと、Nさんと会う。Nさんと少し雑談をしたあと、
「近くにトコサの遠藤くんがいます。顔見ていきます。」
「行きます、行きます」。
知らないうちに、豊岡に行けば、知っている人たちが、少しづつではあるが、増えてきている。
最初、中貝元豊岡市長に会ったときに、一番印象に残った言葉が、
「仲間を見つけることです。同じようなことを考えている人は必ずいますから。」だった。
その助言に従って、昨年の秋から動いてきたわけだが、着実にその結果は出てきている。
その後、WEBデザイン アトリエムースの岡田社長とホームページの内容について打ち合わせ。同じお金を支払うなら、豊岡の会社にと思ったからである。
打ち合わせが終わり、奥さんを迎えに城崎温泉へ向かう。僕が打ち合わせをしている間、「七湯めぐり」を楽しんでもらった。「大幸商店」で海鮮丼を食べたあと、映画「国宝」で一躍脚光を浴びた、出石町の「永楽館」へと向かう。出石町も実は、豊岡市である。出石と言えば、城崎にカニを食べに行く途中で、昼食に「出石そば」を食すぐらいの、いわば脇役だったのだが、今や、主役となった。平日と言うのに、「永楽館」は、満席。
車 を運転しながら住んでいるマンションの理事会に参加するため帰路を急いでいたのだが、ふと、「今年の豊岡演劇祭にボランティアとして参加しよう」と決心した。
【参考】
学校法人 愛農学園農業高等学校
御所の湯 | 豊岡市観光公式サイト
ますや (但馬生蕎麦) - 城崎温泉/そば | 食べログ
アーティスト・イン・レジデンス | 城崎国際アートセンター
旅の宿 ときわ野【公式サイト】
【公式】豊岡市観光サイト | マイナスイオンを浴びまくる!【八反の滝】https://tocsa.notion.site/c71623c06964460ba6376678150a96e2
株式会社アトリエムース | 兵庫県豊岡市のデザイン会社
大幸商店【公式】 | 城崎温泉駅前 本店
出石永楽館 公式ホームページ