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追悼忌野清志郎

5月3日
昨日、清志郎が死んだ。
癌だったので、いつかこの日が来ることはわかっていた。
58歳。まだ若い。

清志郎に恋をしたのは、小学校五年生の時。
はじめて、自ら雑誌の切り抜きを集めまくり、こつこつためた小遣いでアルバム(RCの)を買いそろえていったミュージシャンである。
それまでは、なんとなく兄や周りが聞いている音楽を自分も一緒に「好きだ」と思っていたのだが、今から思えば、誰が何と言おうとRCがそして清志郎が好きと公言した最初のミュージシャンだったと思う。
今でも、当時集めた切り抜きはきれいに保管されて手元にある。
ファンになった当時すでに絶版になっていた写真集?も、古書屋をまわって探したこともよく覚えている。
当時は、ネットもブックオフない。
レコード屋や中古レコード、古本屋をめぐるきっかけは、RCへの狂熱的な思いだったかもしれない。
あの奇抜なファッションを真似しようとしたし、まわりが「たのきん」などのアイドルに奇声をあげていたのを尻目に、RCのファンクラブに入り、ステッカーをカンぺ(懐かしい)の裏に貼って、こっそり授業中にそれを見ながら夢想に耽っていた小学生。
ませていたというか、あほな子やった。
もちろん、その後は一筋にならず、他のミュージシャンに興味が広がっていった(うつった)。年を重ねることで、世界が広がっていったからである。
だが、清志郎熱が少しさめた原因の一つは、シャイであまりメディアに出ないという独特のスタンスが好きだったのだが、ある時期からメディアへの進出率が急激に高まったことにある。
なんとなく必死で情報を集める必要がなくなり、RCの活動よりも清志郎を含め、メンバーのソロ活動が高まり、それらも自然とある程度すぐにキャッチできるのなら、まああれほど熱を上げなくてもいいかあと思っていたのかもしれない。
とはいえ、清志郎(及びRC)を好きなったことは、少なからず後年の様々な行動に影響を及ぼしている。
たとえば、大学時のゼミ選択である。
デビュー当時の屋根裏の話がゼミ面接の時に出ていなかったら、おそらく別のゼミにしていたかもしれない。(先生、すみません。動機不純で)

報道されている清志郎の死に少し戸惑いを隠せない。
清志郎が死んだことへの戸惑いではなく、メディアが「国民的」な扱いとしてコメントしているように見えてしまう報道への戸惑いである。
ファンではないような発言かもしれない。
「日本のロック(Jポップ)の礎」など解説されていると、まあそうなんやなあとは思うのだが、なんだか違和感。
忌野清志郎の軌跡を振り返るとある番組が取り上げていたが、流される映像は同じものばかり。しかも古いものはない。
そりゃそうでしょう。
「夜のヒットスタジオ」事件や、発売禁止、放送禁止など、マスコミは排除していたではないか。
それらを含め、「偉大な」ミュージシャン的に取り上げられても…
地球のやさしいサイクリストとしての姿はあがっていたが、ポルシェの話は?
など、ひねくれたファンの視線で、斜交いに構えてしまっている。
まあ、それでも死んでもほとんど取り上げられなかった江戸アケミと比べると、彼の活動が評価されたことを素直にうれしいと思うべきなんやろう。(どんととかも、音楽雑誌などでは大きく取り上げられたけど、テレビの記憶はもちろんない。)まあ、もともとテレビなどとは縁がないミュージシャンではあったが。

でも、ショックではないとは言えない。
今日はほとんど何もする気が起きず、You Tubeで在りし日の姿をあさる。
ああ、ありがたい便利な世の中だ。
ご冥福をお祈り申し上げます。
合掌。

5月1日
はあ、もう五月かあ。
先月からすでに五月病気味。
忙しすぎる。
いや、単に要領が悪いだけなんやろな。
先週末が寒かったせいか、熱っぽいし、体調悪。

それでもやっと大型連休や。
連休中にすまさなあかんことをリストアップすると眩暈が。
なんやろうな。
なんか見失うしのうてしもうてる気するような、あかんたれ精神がのさばる。
はあ、身体は横になりたがってるんやけど、頭がねむらへん。
そのせいか、ひながぼーっとしているような要領の悪さ。
あかん。テンション低い。

4月29日
世間は祝日だが、うちの職場は営業。
なんか、空しいなあ。
授業はあらへんけど、会議があるし、明日の授業準備があるんで出勤。
毎日、仕事が増えていっているような気するな。
ちゃうな、確実に仕事をこなしてへんからたまってくんか。
何とか帳尻あわせなあかんな。

4月27日
息切れし、主治医の所に転がり込む。
春はしゃあないな。
盲腸疑惑はなんも異常なし。
でもなあ。
人間は数値だけでは測れん生きもんやしな。
よわっちいわ。

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2009年05月05日 09:45に投稿されたエントリーのページです。

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