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2006年09月01日
あなたが痛めた 小指が痛い
9月1日(金)
2学期が始まった。
今年から、浜松市内各小中学校は、学校長の裁量でそれぞれの学期の始業式と終業式の日にちを決められるようになった(入学式と卒業式は市教委が決定)。ほとんどの小中学校は8月31日から2学期をスタートしたようである。というのは、9月1日は全県一斉に防災訓練が行われる関係で、始業式後に「夏休みはどうだった?」などとのんびり学級活動を行っているような余裕がなく、すぐに避難訓練を兼ねた防災訓練を行わなければならないからだ。だから、「そんなに慌ただしく2学期を始めるなら、1日早く学校を始めるべ」という配慮で、8月31日を2学期の始業日としたところが多かったのだろう。
でも、それってあんまりよくないと思う。何と言っても、夏休みは8月いっぱいまでであるべきだ。なぜって?西の空に傾いてゆく夕日を見ながら、いろんな思い出の詰まった夏休みが終わってしまう得も言われぬ寂しさを感じるのは、8月の晦日こそふさわしいからである。そんな感傷も解せず、「授業日数の確保」だの「防災訓練」だのと?ええい、やかましい!聞くところによると、本市でも今週月曜日(8月28日)から2学期をスタートさせた学校もあるそうだ。言語道断であろう。冬が長い地域は除いて、夏休みはやっぱり8月31日までとすべきなのだ。
幸い、本校は今日が2学期の始業日である。いい学校である。だから、生徒たちもこんなに落ち着いて勉学にスポーツにと励むことができるのだ。今日の始業に合わせたかのように、連日の炎天は朝から降る雨に鳴りをひそめ、秋の到来を感じさせる中での2学期のスタートとなったのである。これぞ「天の配剤」なのである。
さて、小指のことである。ちょうど1ヶ月前、部活動の指導中、上のコートから下のコート(本校のテニスコートは段差がある)へ降りようとしたときに足を滑らせてすっ転び、左手小指を脱臼してしまったのである。とりあえず、曲がった小指をその場で戻し、曲がるかどうかを確認して近くの整形外科へと向かった。すぐにレントゲンを撮り、診断を受けた。骨には異常はなく関節の靱帯を損傷しているとのことであった。医師からは、「しばらく薬指と小指をテープで止めておいてください」と言われた。「いつまでですか?」「そうですねえ、とりあえずは1ヶ月そうしておいてください」「えっ?1ヶ月ですか?」「そうです、1ヶ月たったらまた見せに来てください」とのことであった。
その1ヶ月が経った。本来ならばその医院へ行って様子を見てもらうところであるのだが、脱臼から2週間ほど経っても第2関節付近の腫れが引かず、指もよく曲がらないし伸びないという状態が気になり出した。本校の先生方からも、「先生、これまずいっすよ。このままにしといたら指取れちゃいますよ」とか「こりゃあ、注射打って中の膿とか出さなきゃダメですよ」などと好き勝手なことを言われたので、「うーむ、確かに単にテープで止めておけというだけで、かような状態を来すということはいかがなものか。これはセカンドオピニオンの必要ありや?」と思い、前任校の野球部顧問の先生が懇意にしている整形外科医を紹介してもらい、そこへ行ってみることにしたのである。
病院の待合室で待っている時間というのは、きわめて精神衛生上よくない。「やっぱ、手術しろって言われるかなあ」とか「ひょっとしてホントに注射打って膿を出したりするんだろうか?」などと悪いことばかり考えてしまうのである。
名前を呼ばれて、診察室に入る。これまでの経緯を説明する。先生は、「はあ、よくあるケースですね。とりあえず、もう一度レントゲン撮ってみましょう」とおっしゃった。レントゲン室へ移動し、言われるままにレントゲンを2枚撮ってもらい、また待合室で待つ。「うう、やっぱ関節に注射だろうか」とひたすら小心者になるばかりである(よえ〜)。
再度診察室に呼ばれた。先ほど撮ったレントゲン写真を提示されながら、先生が説明された。「第2関節の軟骨と、その周囲の靱帯を損傷していますね。腫れはそれが原因です。それから、指が曲がらないのは、その関節のすぐ下の腹側に指を必要以上に反らせないようブレーキをかける働きをする部分があるんですが、そのブレーキがききすぎているのが原因です」何とも、明快な説明であった。
「で、治療ですが、とにかく靱帯の損傷は修復するまでにかなりの時間を要します。数ヶ月はかかると思ってください。腫れが引くまでは、寝る前に湿布をすること。また、ブレーキを緩くするために、器具を使用して伸ばすようにします。それは来週から始めましょう。それから、右手を添えて小指を曲げる訓練もしてください」とのことであった。よかったあ、注射も手術もなくて。
というわけで、しばらくは湿布と器具とリハビリの日々が続くのである。でも、人間の体って不思議だ。骨はちゃんとくっついていても、指が曲がらなくなるってことがあるのだ。すごく精密にできているって実感した。みなさま、くれぐれも怪我には気を付けましょう。
投稿者 iwamoto : 2006年09月01日 23:18
コメント
こんばんは。seven pairです。最近、道場に来られなくて寂しい思いをしております。小指、大変な状況ですね。大丈夫ですか?私も学生時代に足指の親指を脱臼した事があります。当時の私はせこく病院代を浮かせようとして、救急で入って脱臼した箇所をなおした後、一度もリハビリに行きませんでした。今思えば、ずいぶん無茶な事をしましたが、現在、足指は無事に作動しております。意外に自然と直ってしまいましたが、丁寧に治癒されますことをオススメいたします。また、道場でお会いできますことを楽しみにしています。
投稿者 seven pair : 2006年09月08日 22:29
seven pairさま
いやあ。お久しぶりです。水曜日には稽古に行ったのですが、お会いできませんでしたね。小指は、稽古の時にはテープで留めておけば何とかなるので、無理のない程度にやろうと思ってます。ただ、まだ杖はちゃんと持てないかもしれません。不便なものです。
昨日から器具を装着しているのですが、それがけっこう痛いんですよ。病院の先生からは「1日8時間は装着しなさい」って言われてるんで寝る前に着けて寝たのですが、途中で痛くて目が覚めちゃいました。こんな日々がまだ数ヶ月続くかと思うと…。気が重くなります。
稽古もだいぶん遅れをとったので、これからがんばっていこうと思ってます。またお相手をよろしくお願いします。
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