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2005年03月30日

ドクター・ノープロムレム・オリエンテッド

3月28日(月)

合気道の合宿に行ってきました。

今回は、内古閑さんと浜松の鈴木先生が来て下さり、芦屋で一緒にお稽古をしている、石田さんにも久しぶりにお会いできました。

月曜日は朝から仕事だったので、朝稽古のまえに名色ホテルを出発。
「シリウスのポーズ」に参加できなかったのが無念。

3月25日(金)

朝から人間ドックの内科検診をしに行く。

去年の12月から行っていた、この病院の健康管理センターへの出張も今日が最後になってしまった。

割と気に入っていた仕事だったので、行けなくなるのは少し残念。

それ程忙しくない仕事なので、4月からは産休明けの先生が行く予定になったという。

忙しくないからこの仕事が気に入っていたわけではない(それもあるけど)。帰りに出入橋のきんつば屋できんつばを買ったり、ちく満で鴨なんばんを食べたりできるからでもない(もちろんそれもあるけれども)。色々な人からゆっくりと話を聞けるのが楽しかったのである。

人間ドックは、時間あたりに診る受診者数が完全に決まっており、しかも人数がそれほど多くないので、一人一人にたっぷりと時間をとって人の話を聞くことが可能なのである。

本来は、何らかの病気を持った人が診察を受けに来る内科外来の診療中にこそ、時間をかけて患者さんの話を聞かなければならないのだと思う。しかし、ちょっと外来が混んだりすると、なかなか十分に話しをする時間を取れないことが多い。

人間ドックにおける内科医の仕事というのは、基本的には検診をしたり、ちょっとした健康相談に答えるというものなのだが、この病院では頭部MRI検査の問診も内科の医者がとることになっている。

受診者にあらかじめ記入しておいてもらう問診用紙には「最近気になる症状」という項目がある。

本日問診を取ったある受診者の記入欄には、

・頭を叩くと、中が空のように軽く響きを感じる。

という訴えが記入されていた。

これついては、何らかの疾患というよりも、もっと本質的なことが原因になっているような気がするのだが、そのようなことは勿論言えない。


病人を診る事が医者のメインの仕事だということになっているけれど、健康な人を診るというのもまた、医者のひとつの大切な仕事ではないかと思う。

「訴訟を未然に防ぐ弁護士」なんていうのもいい仕事だと思う。

「プロブレムオリエンテッド」なだけの仕事じゃ僕にはちょっと悲しすぎるのだ。

投稿者 uchida : 2005年03月30日 10:02

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