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2004年09月10日

双子の母は幸せも2倍なのです

9月9日(木)

予防接種を受ける生後3ヶ月の乳児の予診をする。3人で300人くらい診察した。

こんなに多くの赤ん坊を診察するのは生まれて初めてだった。基本的にみんな予防接
種を受ける元気がある子供達なので、大きな問題なく仕事を終えることが出来た。

それでも一つだけ困ったことがあった。普段、僕が診察しているのは大人の人たちな
ので、診察を受ける親子が僕の前に座ると、反射的にお母さんを診察しそうになって
しまうのだ。

赤ん坊というのは本当に一人ひとり違うもので、聴診器をあてるだけで泣き出す子も
いれば、目をきらきらさせてほほえんでくる子もいる。

双子も二組診察した。一組はお母さんが自分の妹と二人で子供を連れてきていたが、
もう一組はお母さん一人で双子を連れてきた。一人でも大変なのに、双子を育てるの
はなかなか大変そうだった。大変そうだったが、二組の双子の母親はどちらも幸せそ
うに見えた。

帰りに桜橋の『ちく満』で鴨なんを食べてから大学に行った。

暑い日だったが、ちく満ではベージュのブラウスがよく似合う女の人が、涼しげに鴨
なんといなり寿司を食べていた。

投稿者 iwamoto : 2004年09月10日 23:47

コメント

こんにちは。
今日は、思わず書き込みをしてしまいます。

「双子の母は幸せも2倍なのです。」
・・・ありがとうございます。
こどもは幸せを教えてくれます。
こどもに焦点を合わせられたら
ほんとに幸せになれます。
でもわたしは、我が強いので
そうなるまでに何年もかかってしまいました。
ここ数ヶ月でついに細いながらも
鉱脈を掘り当てたのか
ふたりのこどもと過ごす夏休みが楽しくて
夏よ終わらないでと思えたことが嬉しくて
そしてなによりこどもが可愛くて
すっかり極楽気分なのです。

ということを嬉しさの余り
お母さんたちにこぼしたら、
がっつりやられた。
きつい間はきついもんなあ。
暗闇は暗闇だもんなあ。

でも好きになったら
もうなにもいらないんやねー。
しあわせに平伏して
「お師匠様ー。
お仕えしますので
もっと微笑んでわたしに
極楽くださいー。」

(世の中で師匠と呼ばれる人は
きっと赤ちゃんの頃から
これぐらいは可愛がられたにちがいない。
そして師匠をもつ人もまた
そうにちがいない。)

いいお話をありがとうございます。

合掌。

投稿者 田口亮子 : 2004年09月11日 06:49

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