3月28日dimanche
よい天気。
朝、昨晩の残りのポテトをスライスし、オニオンもいためてスペイン風オムレツを作る。薄切りのトーストともに。
パソコンで今日から夏時間になったことを知る。
自動的に調整してくれて、確認のメッセージが表示される。
午後 近くのJardin Botaniqueに散歩に行く。
よく晴れた日曜の午後の公園は芝生に寝転んで日光浴する人たち(なにせ天気のいい日が少ないから晴れた日にはとにかく日光浴する人が多い)、芝生に寝そべって読書する人、カップル、子供をベビーカーに乗せた母親、犬を散歩させる人、サッカーする少年たち、ギターを練習する人などでいっぱい。暖かい陽射しとまだ少し冷たさの残る風が心地よい。
この公園の他には、ムーズ川向こうのボヴァリー公園が個人的に好きなのだが、以前その近くに住んでいた頃にはよく行っていたが、今は少し離れた所に住んでいるので、なかなか行く機会がなくなってしまった。ここはバラ園があるので初夏にはバラが美しく咲きそろう。
夏にはムーズ川をボート漕ぎする人も・・。
3月27日samedi
明るい日差しで目が覚める。天気がよいので午前中掃除や洗濯をして、午後買い物を済ませに街へ出ると沢山の人。
夜 すずきをオリーブ・オイルでグリルして付け合せのポテト、プチトマトとともによく冷やしておいたシャルドネとともに食べる。シンプルながら美味しい。
3月26日vendredi
イタリア語とドイツ語ともに休講。
午後AとS.Saensのクラリネット・ソナタ1楽章の初合わせ。2楽章も少し。1楽章の幸福感あふれる美しい冒頭を初めて聴いたのは数年前だが、そのときから機会があれば弾いてみたいと思っていた。
朝から晴れたり曇ったりしていたが、夕方小雨が降り出す。メディアテックにCDを借りに行く途中冷たい雨と風とで寒い。春はもうそこまでという気持ちでいるだけに悪天候がつづくといささか滅入る。
3月25日jeudi
何日かぶりに青空が広がるものの風はまだ冷たい。昼下がり、女友達とカフェで話。いろいろなこと・・いや結局は1つのこと。
カフェを出てコンセルヴァトワールに戻り、ピアノを練習。
3月24日mercredi
鍵盤和声のレッスンでシューベルトとシューマンとベートーヴェンの歌曲の伴奏付け。ハイドンのカルテットのレデュクション。バス・シッフルは今日はなし。今日は休みの生徒が多かったのでいつもより長めのレッスン。
夜 Salle PhilharmoniqueでC.ルドゥーの新作のヴァイオリン・コンチェルトを聴く。ソリストは2001年エリザベス王妃国際コンクール2位のNing KAM。
インドネシアのガムラン音楽にインスピレーションを受けたという作品は前衛的ななかに異国情緒を漂わせ、ポエティックで素晴らしかった。
3月23日mardi
レッスンでC.ルドゥーのル・パルファン・デュンヌ・エトラーント・アンフィニとドビュッシーの映像とショパンの曲を弾く。
途中で思わぬ観客あり。1,2曲聴いてゆかれる。レッスンが終わってから郵便局へ行こうと外に出ると
雨。先日の陽気は嘘のように肌寒い。
3月22日Lundi
チェリストのCとシューマンのファンタジーシュトゥック合わせ。この曲はクラリネッ
ト版もあるのだがチェロで弾くと1楽章の美しいメロディーが一段と深みを帯びて美しい。
夜コンセルヴァトワールの学生オ−ケストラよるコンサート。モーツァルトのフィガロの結婚より序曲、クラリネット協奏曲、パガニーニのVariations sur un theme de“ Moise en Egypte” de Rossini, ビゼーのカルメンというプログラム。
ここのところ朝から夕方まで練習していたオーケストラだが、大変好演だった。
3月21日dimanche
友達にsplimontであるカルナヴァルに誘われていたのだが今日は断って、ピアノをさらう。
そろそろ5月に行う予定のリサイタルのプログラムを提出しなければならないので曲目や演奏する順番など考えながら・・
3月20日samedi
小雨の降る風の強い日。
夜 私が住んでいるアパートと同じ広場に面して建っているピアノの店の2階のオーディトリウムでピアノのリサイタルを聴く。
このピアノ・マガザンはたいへんにシックな店で真紅の絨毯、まばゆいばかりのスポットライトに照らされた部屋にはベーゼンドルファーやFAZIOLI(ファツィオーリ)等高級ピアノが所狭しと並べられている。
2階のオーディトリウム(ホール)に置かれたピアノもFAZIOLI。最近知り合いにいただいて読んだ本『パリ左岸のピアノ工房』(T.E.カーハート著 村松 潔 訳新潮社)の中にファツィオーリについてのくだりがある。それによると──
“ファツィオーリ家は長年イタリアでオフィス家具の製造業を営んでいた。六人兄弟の末っ子、パオロはペーザロで音楽学校のピアノ科を卒業し、ローマ大学では機械工学の学位を取った。彼は自分が演奏するピアノ─最高級のドイツ、アメリカ、日本製にピアノを含めて─に質にしだいに不満を感じるようになり、音楽と工学の知識と家族の支援を武器にして、品質面であらゆる妥協を排した新しいピアノを作ろうと決意した”とある。
1970年代後半に彼は世界最高のピアノを作るべく音響学、和声楽、木工技術、鋳造技術、楽器、その他のピアノに直接関係する専門家たちに相談をもちかけ、1978年ついに第1作目のピアノを作り上げる。
・・・・・・
その音をどう表現すればいいだろう。スタインウエイがブリリアントであるならばファツィオーリはどこまでも甘やかでその奥行きの深さは他のピアノに類を見ない。
スタインウエイの華やかさとベーゼンドルファーの深い音色のどちらも兼ね備え、さらにその二つのどちらにもない魅力を持っているという気がする。
1部が終わってアントラクトのとき、フロア−で飲み物を飲みながら人々が歓談しているあいだ、ピアノを試弾している人もおり、私も少しFAZIOLIでショパンを弾いていたら、注目を浴びてしまい、人々が寄ってきて色々話しかけられる。
弾いていて鍵盤に指が吸い付くようで、タッチはあくまでやわらかく、ベルベットのような音・・こういうピアノでなら1日中でも弾いていたいほど。
ファツィオーリは世界でもっとも高価なピアノで年間の生産台数はすべて合計しても60台に満たないという。1台ごとに手作りなので、まだ世界にこのピアノは千台も出まわっていないのだとか。
リサイタルのプログラムはハイドンのファンタジーやショパンのバルカローレ、プーランクのナザレの夜会など・・アンコールのドビュッシーのプレリュードBruyeresがとりわけ美しかった。
3月19日vendredi
一昨日、昨日の陽気はつかの間、今日は曇り、小雨がちらつく。イタリア語もドイツ語も休講だったので、ピアノを練習する。
3月18日jeudi
午後コンセルヴァトワールの別棟で練習。窓から中庭に目をやると鮮やかな黄色のナルシスが咲きそろっている。
夕方プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ1番 4楽章の合わせをマリーと。
3月17日mercredi
2,3日前から暖かい日が続いているが、今日はとりわけすばらしい陽気で、やわらかい風が頬に心地よい。
こんな日はずっと部屋にこもって練習するのも勿体ない気がして午後鍵盤和声のレッスンの後、少しばかり外を散歩する。カフェのテラスには待っていましたといわんばかりにテーブルと椅子が並べられ、サングラスをかけて飲み物を飲む人たちであふれている。(平日の昼間なのに今日のような天気のいい日には普段は絶対会社にいそうな人たちがカフェにあふれる)
散歩のあとコンセルヴァトワールにもどってピアノをさらう。
3月16日mardi
レクチュールのテスト。
H・ヴォルフの歌曲の移調。ベートーヴェンのディアベリ変奏曲からいくつか、シェ−ンベルグの小品、Charles GounodのオペラFaustよりThe Jeuel Songの初見。
夜 母に頼んで送ってもらった本『原 智恵子−伝説のピアニスト』(石川康子著)をひといきに読む。
神戸に生まれ、日本人ピアニストの草分けとして、13歳でパリ留学、17歳のときパリ国立コンセルヴァトワールでプルミエ・プリを首席で得、卒業。ショパンコンクールで聴衆賞受賞。のちチェロの巨匠ガスパール・カサドと結婚。写真が沢山載っていたが、まさに麗人という言葉がふさわしい美しい方。
波乱の人生で読んでいて引き込まれてしまった。一時期神戸女学院音楽学部で教えていらしたこともあるという。
3月15日Lundi
伴奏法のレッスン。今日はモーツァルトのフィガロの結婚からBartoloのアリア、デュパルクのL'invitation au Voyage。
3月14日dimanche
よい天気。リエージュ・フィル・ホールでベートーヴェンのコンサートの最終日。
会場はほぼ満席。午後2時から休憩をはさみながら夜まで。第1部は交響6番《田園》、Air de concert 《Ah! Perfido》op.65
休憩をはさんで2部はMesse en do majeur pour quatre solistes, choeur et orchestre op.86-Gloria, ピアノ協奏曲4番(ソリストはClaire-Marie LE GUAY)
休憩をはさんで第3部は交響曲5番《運命》
ここでふたたび休憩をはさみ、第4部はMesse en do majeur pour quatre solistes, choeur et orchestre op.86-Sanctus, Fantasie pour piano en aol mineur op.77, Fantasie pour piano, choeur et orchetre op.80
休憩をはさみながらとはいえ2つの交響曲をはじめ、コンチェルト、ミサ曲など6時間近くのコンサートは聴き応え十分だった。
3月13日samedi
よい天気。午後ブリュッセルへ。今年の秋ごろ行う予定のコンサートの打ち合わせ。大使や企業のトップの方々をお招きしての大きなコンサートになりそうだ。
夜イロ・サクレにあるレストランで交流会の人たちと食事。ムール貝というといつも白ワイン蒸しを食べることが多いので今日はム−ルのプロヴァンサル風グラタンにしてみた。とても美味。楽しいひとときを過ごす。
食後グラン・プラスを少し散歩する。ここはいつ来ても観光客がいっぱいいる。市庁舎をバックに写真を撮る人、セルクラ−スの像に触る人(この像に触った人は幸せになれるという言い伝えがあることから)など・・
3月12日vendredi
ドイツ語のテスト。ブラームスのVier Ernest Gesange op.121の歌詞の聞き取りとフランス語に訳すというもの。1,2, 3はまあまあ書けたが、4はあまり聞き取れず。昨日勉強していて4の途中で眠ってしまったから・・
夜 もうすぐリエージュを発たれるSご夫妻と食事。アペリティフにキールを飲んでLangoustineのカルパッチョ、メインは肉 ポルト・ソース、デザートにフルーツのグラタンを。どれも大変美味で堪能する。
帰り腹ごなしがてら歩いて帰る。寒さがやわらぎ、春が少しずつ近づいているのを実感。梅も開花している。
3月11日jeudi
今日のリサイタルはDominique Cornilによるベートーヴェンのソナタn.15《Pastrale》, n.10, n.26《 Les Adieux 》
アンコールはやはりベートーヴェンのソナタn.30の1楽章。
今日は前から2列目という席だったので、間近で手の動きや息づかいまで感じながら聴くことができる。
3月9日mardi
今日はP・ Petrovによるリサイタルで、ベートーヴェンのソナタn.23《Appassionata》,32variations, ソナタn.32というプログラム。
アンコールはショパンのノクターン遺作 嬰ハ短調。とてもよいリサイタルだった。
コンサート終了後のパーティーにさそわれて他の友人らと一緒に行く。ある方のお宅(城)での盛大なパーティーだった。
3月8日Lundi
今日からFestival BEETHOVENと題してSalle phiharmonique de Liegeでコンサートが始まる。
今宵はピアニストVitali Samochkoによるリサイタルでソナタn.14 《 Claire de lune》, n.30, n.31
アンコールはスカルラッティ−のソナタ パストラル。ひじょうに美しいスカルラッティ−だった。
3月6日samedi
この2日ほどピアノに触れていない。
今日はひたすら本を読んで過ごした。久しぶりに村上春樹の『ノルウェーの森』を読み返す。初めて読んだのは確か19の頃だったと思う。
夜。この日は鳥肉入りグリーンサラダと白ワイン。
友人と食べるのも好きだけど、ひとりで好きなものを気ままに軽く食べるこういう食事もそれはそれでとても好きだ。
3月3日mercredi
お雛さまの日。小さい頃お雛さまの飾り付けをして母のちらし寿司とケーキを食べたのを思い出す。女の子の友達を何人か呼んでパーティーをしたり・・。
ここのところ夕食のときワインを飲む習慣がついてしまい(美食家の知り合い、友人らの影響か)毎晩飲んでいる。といってもグラスに2杯程度なのだけれど。
こちらではスーパーマーケットで安くて美味しいワインが手に入る。その日のメニュウに合わせてワインを選ぶというのもまた楽しい。
私はフルーティーで軽めの白かロゼが好きだ。
3月2日mardi
急に頼まれて夕方歌科のレッスンの伴奏をする。
モーツァルトのAbendempfindung KV523 とても美しいメロディー・・
切ない夕方の気持ちを歌っているのだという。
3月1日Lundi
今日から3月。やっと春が近づくと思うと嬉しい。
しかし今日の私はたまらなく憂鬱なのだった。救いようのないほどに・・
2月29日dimanche
昨夜アパートに帰ってそのまま眠るつもりが朝方まで本を読んでしまい寝不足。ちょっとずつ読もうと思うのだけれどついひといきに読んでしまう。
今晩もお呼ばれ。男友達の一人が食事を作ってくれる。鯛のポアレと色々な野菜の蒸したの。この人は新鮮な食材にこだわる人で、野菜はbioと呼ばれる無農薬、有機栽培のもの、料理に使う水もミネラルウオーター。味は文句なく美味しかった。デザートにフランボワーズとスイカまで出てきて至れり尽せり。お腹一杯なのにまだあれこれ勧められ、本当にお腹一杯だからと断る。そうしないと永遠に色々なものが出てきそうなので・・・
食後はDVDを見て、おそくなったので送ってもらう。
2月28日 samedi
S夫妻宅に食事に招かれていたので今話題のショコラティエ Pierre Marcoliniのチョコレートを手土産に持っていく。
ビールで乾杯して、白ワインとともに小海老と生野菜のサラダ、イクラの海苔巻、鳥の紹興酒煮込み(やわらかくてとろけるよう)、煮込みうどん・・と大変美味しくいただく。時計が12時を指す頃には多少飲みすぎたワインのせいか私は半分夢のなか・・もう一人の招待客のベルギー人はまだ話し足りなさそうだったけれど...
沢山本をいただいて嬉しい。長く外国に住んでいるとむしょうに日本の本を読みたくなるときがあるから。
2月27日vendredi
朝起きると雪。あたり一面銀世界。バルコニーの手すりも広場を囲むように建つ
家々の屋根も木々も芝生も真っ白。
学校が休みなので部屋にいることにする。
暖かい部屋のなかにいて窓からしんしんと降る雪を眺めるというのはなかなかいいもの・・
今年は例年に比べて雪が多いような気がする。
夜 ルーマニア人の友達と寿司を作る。サーモン、マグロ、イクラ、きゅうり、シコン(チコリ)などを使って・・。予想以上に美味しくできてにごり酒、日本茶とともに食す。
2月26日jeudi
今日はコンセルヴァトワールが開いているので 午後少し練習しに行って、夕方メディアテックにCDを借りに行く。それから買い物。
今日も寒い。ムーズ川沿いを歩いていると冷たい風が頬をさす。
夜またのどが痛みだす。寒い中かなり歩いたからだろうか。
2月25日mercredi
朝 掃除婦の掃除する音で目を覚ます。
(ここの家主が雇っているお手伝いさんで定期的に廊下や階段を掃除しにやって来る)
午前中いいお天気だったのが嘘のように午後雪が降り出す。積もらないタイプの雪だけど。
CDを借りにmediathequeに行こうと思っていたのだけれどあまりに寒そうで外出するのが億劫になり、部屋にいることにする。
部屋の中は約1ヶ月前マルシェで非常に安く手に入れた蘭が今も美しく咲いている。父が蘭が好きで実家にはいつも所狭しと蘭があったのだが特に注意を払ったこともなかった。しかし思っていたより丈夫で長持ちする。水も気が向いたときやる程度でよいし・・(肥料も本当はやった方がいいのだろうけど私はやっていない)
それから白いナルシスからも芳香が漂う。
外が暗く、寒い分、せめて部屋の中だけでも春を感じていたいので、この時期わりあいよく花を買う。
夜 知り合いの日本人ご夫妻とフレンチレストランで食事。
Crevette grise(小海老)avec tabouleのオードヴルとともにアペリティフ・メゾンをいただき、アントレはエスカルゴのラヴィオリ、メインはスズキにした。
冷たいfraise(いちご)のデセールをとったあと最後にカフェ。盛り付け、味ともにどれも洗練されていて美味しく、近くにこんないいレストランが?という嬉しい驚き。
7時から食事を始め、話しながらゆっくり食事して気がつくと11時前。
ご夫妻はもうすぐ日本に帰ってしまわれるので少し寂しい。しょっちゅうお会いするというわけではなかったが、ときどき食事をご一緒してお話するのが楽しかったから。
2月24日mardi
のどの痛みがひいたと思ったら歯が痛い。チョコレートの食べすぎで虫歯ができたらしい。
うちにいてピアノをさらう。それからドイツ語の勉強。ブラームスの歌曲“Vier Ernste Gesange”の訳。ドイツ語って・・・難しい。文法も難解だし
読み方もフランス語に比べて何かこう、硬い感じがする。英語に似ていると言う人もいるけれど。
2月23日Lundi
今日から1週間Carnavalの休暇。
午後ブリュッセルへ。実は私はブリュッセル中央駅があまり好きじゃない。
北駅や南駅は地上にあるが中央駅は地下にあるので暗く、寒いから。
着くたびにちょっと憂鬱な気分になってしまう。そして電車から出るのが一瞬億劫になる。(物心ついた頃から目的地に着いてしまうとなぜかちょっと憂鬱になり、このまま電車に乗っていたいという思いに駆られるという傾向があるけれど・・要するにどこかに行くまでのわくわくする気持ちや過程を楽しんでいるのかもしれない。だからそれが終わってしまうのがちょっと残念に思えるのかも)
好きなのは明るい雰囲気のアントワープ中央駅。
夜 アントワープの知り合いにコンサートに招待されていたのだが、コンサ−トの始まる夜8時までまだまだ時間があるので、グラン・サブロンのアンティーク店を覗きながら散歩したり、グランプラスの方まで下って楽譜屋を覗いたり、ギャルリー・サン・チュベールにあるリブレリーに寄ったりする。
寒いので途中カフェでひと休みしながら。
やはりリエージュに比べて素敵なものや美しいものが沢山あるので目の保養になる。
夜7時半過ぎ、待ち合わせ場所のパレ・デ・ボザールのエントランスで知り合いと落ち合う。
彼女はヴァイオリ二ストで、数日前からベルギーに来ていという親戚の人も一緒。
今日は彼女のご主人(やはりヴァイオリ二スト)がオーケストラで弾く。彼がヴァイオリンを弾いているところを見るのは初めてのこと。ステージから何度もこちらを見てくれて嬉しい。(参観日に来た母親の気分ってこういう感じなのかしら・・といっても彼の方が私より年上なのだけれど)
ヤナーチェクのTaras Bulba, rhapsodie pour orcheatre, 続いてAbdel Rahman El BACHAをソリストにショパンのRondo en fa maj op.14“krakowiak”
休憩をはさんでやはりショパンのアンダンテ・スピアナートとグランド・ポロネーズop.22、
最後は再びヤナーチェクのSinfonietta pour orchestre El BACHAのピアノを聴くのは初めてだったが完璧なテクニックで軽々と弾いていた印象。
2月22日dimanche
今日は1日中ピアノを弾いていた。新しい曲の譜読み、ソロ、伴奏の曲・・沢山。
疲れたらチョコレートを食べて休憩しながら・・
のどがまだ少し痛むので夜 風邪薬(水に溶かすタイプ)を飲んで、のどスプレーをして寝る前にシロップ一さじ。こちらの風邪薬はいろいろあるのだろうけど私の主治医の処方してくれるものはどれも子供用かしらと思うほど甘く、飲みやすい。
また1回に処方される薬の量が多いので薬箱がすぐに一杯となってしまう。
2月21日samedi
午前中少しピアノをさらう。
午後OPLのコンサートを聴きに行く。寒い。風が冷たく、再び灰色の空。
コンサートの後 美味しいプラリヌ(チョコレート。私の冬の間のエネルギー源)を買いに街へ。
アパートに戻ると1階のbureauの人に“今朝のコンサート(私の練習のことらしい)は素晴らしかった!”と言われる。練習(しかも譜読み)なのに。
2月20日vendredi
今日は朝からいいお天気。青空が広がる。風はまだまだ冷たいものの、少しずつ春が近づいている予感。
天気がよいのでLavoirでシーツやカバーなどの大きなものの洗濯をする。乾燥機にかけた後Calandreと呼ばれる巨大な機械でプレスする。ベルトコンベアーのようになっていて次々とアイロンをかけたいものを送り込めば自動的にアイロンがかかるという仕組み。(ただしうまく送り込まないと変なしわができてしまう)シーツなどの大きなものにアイロンをかけるのに便利。
夕方はス−パーマーケットで買い物。
水、牛乳、ジュース、パン、野菜、果物、肉、菓子・・約1週間分買うのでずしりと重い。腕が筋肉痛になる。
そういえば以前こちらのキャベツを千切りしていて翌日筋肉痛になったことも・・
(この話をしたら皆に笑われるのだがこちらのキャベツはまるで石のように重く、本当に硬い)キュウリなども大きい。ジャガイモは主食だけあって日本のより美味しい気がする。2kgとか5kg入りの袋で売られている。私は重いからバラ売りのを買うけれど。
今日はほとんどピアノも弾かず、主婦のような1日。
2月19日jeudi
寒い、寒い。外を歩いていると冷蔵庫(冷凍庫)の中を歩いているよう。冷たい風に耳や頬が痛い。ベルギーに住み始めて3年半、食べ物や習慣には慣れたけれど、この寒さにだけは慣れることがない。といっても建物の中はショファージュ(暖房)が効いていて日本よりあたたかいくらいなのだけど。
夜リエージュ・フィルのコンサート。
フォーレのペレアスとメリザンド、Alexia COUSINのソプラノでデュパルクのLa vie anterieure, Phidyle, L'invitation au voyage, Chanson triste
休憩をはさんでラヴェルのシェラザード、ラ・ヴァルス。
昨日からのどが痛いのでシロップを一さじ飲んでやすむ。
2月17日mardi
ピアノのレッスンのとき フランスから聴講に来たという人がいた。つきあっている人がリエージュに住んでいるから来年からここのコンセルヴァトワールに来たいのだとか。
私のレッスンの後、彼女はいま練習しているというグリーグのピアノコンチェルトの2楽章を弾いていた。
2月16日Lundi
久しぶりの青空。こちらは冬の間ほとんど毎日灰色の暗い空が続くので、空が青い日はそれだけで心まで晴れやかになるよう。
朝 まだ頭痛がはげしいので薬を飲んでコンセルヴァトワールへ。
お昼くらいにはおさまり、伴奏法のレッスンへ。
H・デュパルクのL'invitation au voyage(旅への誘い) 美しい曲・・
Mon enfant, ma soeur. Songe a la douceur d'aller la-bas vivre ensemble・・・という歌詞で始まる。
2月15日dimanche
またしても頭痛がひどいので薬を飲んで横になる。最近薬が効きにくくなっている気がする。
頭痛持ちの人には分かると思うけれど、ひとたび頭痛が起こるともう何もできなくなって、ただただ痛みが去るのを待つだけ。
2月11日mercredi
ブリュッセルにてConcert midi(昼のコンサート)に出演。
先日コンセルヴァトワールの試験で弾いたモーツァルトのソナタkv330とシューベルトのソナタop.posth120 D664を弾く。
コンサート終了後、一緒に出演した人と聴きにきてくれたブリュッセル在住の知り合いと一緒にベトナム料理のレストランで昼食をとり、その後ヌーヴ通りでショッピングする。
小雨がふっていて寒い。ブリュッセルに来るとたいていいつも雨が降っている気がするのは気のせいだろうか。
ピアノを弾くときよさそうな黒いエナメルの靴がとても安くなっていたので購入。ヒールがあるかないかくらいでペダルを踏みやすそう。(私はヒールが全くないか、あってもほんの少しの靴でないとピアノを弾けない)
夜 リエージュに戻り、OPLホールでコンサートを聴く。今日はリエージュ・フィルではなくOrchestre Symphonique de la Monnaieが来ている。
Ronald BRAUTIGAMの弾いたFranckのVariations symphoniquesがよかった。
2月9日Lundi
今日は伴奏法でオペラ‘Noce de Figaro’(フィガロの結婚)を弾く。レシタティフ、アリア、デュオ・・
複数の歌科の生徒の伴奏をして新鮮だった。
2月8日dimanche
昨夜は雹が降ってかなり強い風だった。友人と一晩中話をしていた。
友人のアパルトマンを出ると雨が降っていて底冷えする。凍りそうな寒さ。悲劇的な気分になりそうなほどの・・
パレ・デ・ボザールに朝のコンサート(ピアノ)を聴きに行く。
シューベルトのソナタ、フォーレのノクチュルヌ、ラヴェルのソナチネ、Daniel CAPELLETTIのエテュ−ド-ヴァルス・ドゥ・サロンというプログラム。アンコールはラフマニノフのスケルツォ。
とてもいいコンサートだった。弾いた人(今はパリ在住)と知り合いなのでコンサート終了後一緒にお昼を食べながら話する。
2月7日samedi
夜ブリュッセルのレストランFalstaffにて交流会の新年パーティーに出かける。すでに顔見知りになった人たちと楽しく話しながら食事。
食事の後ブラッセリ−で軽く飲んで、友人の家に泊まる。
2月6日vendredi
ここ2,3日あたたかい日が続いたが、また寒くなる。午前中 ピアノの前期試験。
モーツァルトのソナタハ長調KV330、シューベルトのソナタイ長調Op.posth.120 D664、シェーンベルクの6つの小品Op.19 それからdidactiqueな作品を3曲。評定は20点満点の17,5
夜OPLのコンサートを聴く。
Bizet L'Arlesienne, Suite、ラヴェルのピアノコンチェルト、休憩をはさんでSCHULHOFFのピアノコンチェルト、R.StraussのMort et Ttansfigulation(死と変容)
アンコールはM.ダルベルトのピアノでラヴェルのオンディーヌ。
2月4日mercredi
午後 salle philharmonique de Liegeでラヴェルのコンチェルトのリハーサル(ソリストはフランス人ピアニスト ミッシェル・ダルベルト)を聴く。
このコンチェルトの2楽章の美しさは何度聴いてもためいきがでるほど・・
2月3日mardi
寒さが和らぎ、比較的あたたかな1日。寒くないというだけで肩のあたりが楽・・
足どりも軽い。
午後ピアノのレッスン。
2月2日Lundi
雨。どんよりとした灰色の空・・今日は寒さが少し和らいでいる。
午後伴奏法のレッスン。ベッリ−ニのノルマ、Casta Divaを。
夕方から夜にかけてピアノの練習。試験が近いせいか、今日はどこも練習室がふさがっていて、最上階の屋根裏部屋のアップライトピアノで練習する。
ショファージュ(暖房)のあまり効かない寒くて暗い独居房のような部屋で練習していたらだんだん気が滅入ってきたので早々に切り上げる。
2月1日dimanche
一日うちにいてピアノをさらったり読書したり・・静かな日曜日。
午後クレープを10枚ほど焼く。思い立ったように・・
1月31日samedi
雪は止んで小雨。
夜ブリュッセルへ昨年のエリザベス王妃国際コンクールの優勝者セヴェラン・フォン・エッカルトシュテインのピアノリサイタルを聴きに行く。
案内されたのはなんと最前列だった。(といってもステージから見て左の方なので彼の足しか見えなかったが・・しかしそのおかげでペダルの踏み方を細かいところまで真近で見ることができる)
プログラムは前半がベートーヴェンのソナタn。27 en mi mineur op.90、続いてシューマンのファンタジーop.17
ベートーヴェンはコンクールのファイナルでも弾いていた曲。素晴らしかった。とくに2楽章のうつくしさは何と形容してよいか・・
後半メシアンの鳥のカタログより“Le Courlis cende” メシアンは鳥の鳴き声の種類、声域などを研究し、それをできるかぎり本物に近い形で音楽に置き換えたという。Le Courlis cendeは灰色のたいしゃくしぎ。トレモロやトリル、グリッサンドがちりばめられている。
最後にプロコフィエフのソナタ n。8
1楽章のAndante dolceはプロコフィエフのソナタのなかで最も長く、リリックといわれている。2楽章は夢見るようなメロディー、そして3楽章は鮮やかなテクニックで幕を閉じる。コンクールのときも思ったけれどこの人のプロコフィエフは凄い。とにかく・・引き込まれる。
アンコールはスクリャービンのプレリュード、ゴットシャルクの曲、そして鳴り止まない拍手に応えて最後にプロコフィエフのロメオとジュリエットよりScene2.
コンサート終了後、楽屋で握手してもらったら想像していたよりは普通の大きさの手だった。
かなり大きな手を想像していたけれど男の人の手にしたら華奢といっていいくらい。
パレ・デ・ボザールの外に出ると雨は止んでいた。
1月30日vendredi
今日も寒い。風が強く、顔が痛い。寒さが骨の髄までしみる。気温はマイナス1〜3度くらい。Parc d'Avroyを横切るとき、地面の上に薄く氷が張っているところがある。鴨たちも寒そう。
1月29日jeudi
朝起きると外は一面の銀世界。ブ−ツでさくさくと雪を踏みしめながら歩いてコンセルヴァトワールへ行く。人が歩いたあとのところは滑りやすく、ときどき転びそうになりながら。
夜 練習を終えてから映画を見る。
“L'histoire de Marie et Julien”
エマニュエル・ベア−ル主演、監督はJacques Rivette。
1月28日mercredi
コンセルヴァトワールの練習室で練習していてふと気配を感じて窓に目をやると雪。しんしんと・・
小さい頃 夜の間に雪が降って翌朝カーテンを開けたら庭が一面真っ白い雪に覆われていて美しかったのを思い出す。雪が降るのはめずらしかったからはしゃいで雪だるまをつくったり雪合戦をしたりしたものだ。家は高台にあったので滑って転ばないようにして兄と一緒に学校に行くのだが、慣れてないから時々転んだり・・
なつかしい思い出。
こうして書いている今(夜)も雪は降り続いている。空がいつもより明るい。アパートの前の広場の木々もベンチも雪にすっかり覆われている。静かな夜。
1月23日vendredi
午後 久しぶりの青空。ドイツ語の授業の後郊外のある方のお宅にうかがう。お城のような豪邸。高い天井のサロンにはクリスタルのシャンデリア、マホガニー色のピアノ、壁には肖像画・・
お茶をいただきながらしばらくお話する。サロンのピアノをちょっと弾いたら大変喜ばれて、今度どこかで演奏するときはご招待することをお約束してお暇する。
1月19日Lundi
はげしい頭痛で動けないほどなので学校を休む。左の頭から顔面にかけて金槌で打たれているよう・・(吐き気もする)頭痛薬を2錠飲んで横になる。
私の偏頭痛は母譲りで、母も若い頃同じような症状に苦しんでいた。気圧にも影響を受けるようで雨の降る前たいてい頭痛が起きるので日本にいた頃は天気予報を見なくても雨が降るのがわかったものだ。(こちらに来てからそういうことはなくなったけれど)
薬が効いたのか夕方には少しおさまる。
1月18日dimanche
ChirouxにてConcert Aperitifとよばれる朝のコンサートに出演。
室内楽(モーツァルトのトリオ)を弾く。
リハーサルより本番の方がよかった気がする。コンサート終了後フォワイエで沢山の人がブラボーとかトレヴィアンと言ってくださる。こういう言葉は一番の励みになる。
昨夜あまり眠れなかったのと本番の疲れで午後アパートに帰って休む。
夜友人とタヴェルナで軽い食事。hareng(鰊)の切り身のマリネとサラダ・ニソワ−ズ。サラダは3人分はあろうかというボリューム。
1月16日vendredi
ここのところずっと雨の日が続いている。朝降っていなくても午後あるいは夕方たいてい降り出すので傘が手放せない。空は灰色。時折日がさすこともあるけれど・・
はやく春にならないかしら・・(といってもベルギーでは4月くらいまで肌寒く、5月になってやっと春というかんじになるのだけれど)
ヨーロッパの作曲家に春を待ちわびる曲が沢山あるのもわかる気がする。
午後コンセルヴァトワールでピアノをさらう。
1月15日jeudi
午後室内楽(モーツァルトのトリオ)の合わせ。
夜久しぶりに映画館で話題の映画“Lost in Translation”を見る。
監督はSofia Coppola 出演はBill Murray,
Scarlett Johansson, Giovanni Ribis他。
(2003 USA)
日本に仕事に来て、カルチャーショック気味の映画スター、ボブとカメラマンの夫について来てホテルにひとりほったらかしにされて孤独を感じているシャルロットが次第に心惹かれあってゆくという話でなかなかよかった。
日本社会や日本人の奇異な部分が誇張して描かれすぎという感がなくもないけれど。(欧米の映画に描かれる日本って本当にいつもステレオタイプという気がする)
まわりのベルギー人にはとても受けていたようで、いたるところで笑いが起きていた。Bill Murrayの演技が絶妙で上手いせいもあるだろう。
1月14日mercredi
ここのところ知り合いに借りた小説を毎晩読んでいて寝不足気味。続きが気になるのでどうしても一気に沢山読んでしまう。
朝レクチュール(初見)と移調の前期試験。
課題は4曲。予見時間は約10分。
古典のソナタの初見、移調、ヴァイオリン・コンチェルトの伴奏、プーランクの曲の移調、チャイコフスキーのオペラ“エウゲニ−・オネ−ギン”よりアリア。
1月13日mardi
11時から鍵盤和声の前期試験。課題のベートーヴェンのリートに伴奏をつけて弾き、そのあとメンデルスゾーンの無言歌の旋律に伴奏をつけて弾く。それからMichel MERLE 2声。トレ・ヴィアンと言っていただけて嬉しい。
1月10日samedi
午後コンサートに出かける前急いで洗い物をしていていたらまな板(かなり分厚い)を足の上(つま先)に落としてしまい、あまりの痛さにAie-(フランス語で痛いの意)と叫びそうになる。左足の親指はみるみる青紫色に腫れる。
左足をかばいながら歩き、コンサートを聴いたあと、道でばったりS夫妻に会い、もう一組の夫婦とその友人も一緒にレストランで一緒に食事をすることに。おいしいムール貝を食べたあと、Rue St.GilleにあるVaudreeU(約900種類のビールの置いてある店)でビールを飲む。
1月8日jeudi
忙しい1日。
朝8時半からAuditions commenteeの試験。
リュリとグルックの“アルミード”を聴き比べてコメントを書くというもの。
続いて11時半から音楽史上級の試験。自分の番の15分くらい前にsujetを教えてもらえる。私が当たったのはチャイコフスキーについて。別室で準備して試験のある部屋へ入る。まずまず話せて質問にも答えられる。
午後少しピアノをさらって夕方コンセルヴァトワ−ルの友人たちと車でブリュッセル パレ・デ・ボザールへVolodosのピアノリサイタルを聴きに行く。
プログラムはスクリャービンのソナタ、ラフマニノフのプレリュード、小品、シューベルトのソナタ、リストのペトラルカのソネット123番、コンソレーション、そして彼の十八番ともいえる編曲もの・・
CDで聴いていたとおりの圧倒的なテクニック。オクターヴの連続和音の連続もまるで単音のように弾いてしまう・・
アンコールはなんと5曲。余力たっぷりという感じ。
コンサート終了後、友人たちと“もう明日から弾くのいやになっちゃったね”なんて話す。
1月4日dimanche
ヴァカンスの余韻に浸る間もなく8日の音楽史上級の口頭試験に向けて試験勉強。
先日南仏に向かう車の中でノートに一応目を通そうと試みてはみたもののヴァカンス中というのは往々にして勉強などできないものである。(日本に帰国するときも沢山楽譜を持って帰るわりに連日友達と会ったりしてほとんど練習できない)そんなわけでほどんどはかどらなかった。
夜ホテルではその日の疲れで速攻で寝てしまうし・・。
自分で書いたノートは抜けている部分が多いので、こちらの友人にコピーさせてもらったノートを読んでゆく。こちらの人の筆記体はnなのかuなのかfなのかpなのか慣れないうちは判別しにくい。人によっては達筆すぎて全く読めない場合も・・私がいつもノートを借りる人の字ははっきりと大きい字で、慣れていることもあって読みやすいけれど。
1月3日土曜日
朝マルシェでお土産用の小物など買ってAM11時過ぎにエクス・アン・プロヴァンスをあとにする。
ヴァカンス帰りの車で高速道路はパリあたりまで混んでいる。
夜おそくリエージュに着くと雪がうっすら積もっていた。
1月2日金曜日
朝ヴィヴィアンとオレリアとCours MirabeauのCafe Bastide du coursのテラスで朝食。クロワッサンとバゲット、オレンジジュースとカフェという典型的なフランスの朝ごはん。
午後アランの車でマルセイユへ。約20分余で着く。風は冷たいものの空はどこまでも青い。海辺を少し歩き、マルセイユのシャンゼリゼといわれるRue de laCanebiereを歩き、再び車で城塞へ。
ちょうど夕暮れ時で夕日が美しい。
頂上ににそびえ立つNotre Dame de la gardeを訪れる。ここは数々の奇跡が起こったことで有名な所とのこと。
夜オレリアのアパルトマンで食事。
朝マルシェで買った舌平目とトマトでTomate a la soleをつくる。トマトの芯をくりぬき、3枚におろした舌平目の身をまるめて入れ、バジルの葉、有塩バターをたらし、オーブンで30分くらい焼く。
サラダ、ポテトとともにおいしくいただく。
2004年1月1日木曜日
朝おそくまでゆっくり眠る。大晦日の夜は夜通しパーティーで元旦は昼くらいまで眠るのがこちらのスタイル。
私たちはAM3時くらいには帰ったが・・。
午後 セザンヌの描いたMt. Saint Victoireに登る。(といっても頂上までではなく途中まで)
山に登るのなんて久しぶり・・気持ちが晴れ晴れする。
夜 昨夜の豪勢な食事で皆胃がもたれ気味なのでサラダ、パスタと軽めのメニューにする。