さくっ、さくっ、くびっ
5月1日(火)
GW前半戦も終了。いい具合に食べておりますよ、今年も。
ある日は神戸で[ビストロ純]→[ロバアタ商會]→[MONA LISA]と神戸えぇ店をまたもや朝までハシゴ飲み(気付けば昼までマンガ喫茶で爆睡していた)、またある日は法善寺で串カツ、そしてまたある日は千日前でお好み焼き&ネギ焼きにまみれ…、といった具合。
美味しいものが多すぎて悩む。
そう、世の中(つーか関西?)には美味しいものが溢れていて、本気で晩御飯に悩むのだ。その悩みは、ドーナツの穴が存在するかしないのか、というくらい深い。隣で一緒にお好み焼きを食べていた"とある人"はそのお好み焼きの美味しさに「生まれ変わったらお好み焼きになりたい」という名(迷)言をつぶやき、それに対して「でも美味しいお好み焼きはスグ食べられちゃうから短い命だよ」と言った浩子に「うーん、じゃあ鉄板になる」とさらなる迷言を残した。そんなおバカなコメントが口から漏れてしまうほど、悩む美味しさなのだ。(わかりにく。)
「神戸本」をきっかけに、最近は神戸で飲むのが楽しすぎて、もういっそ住みたいくらいなのだけど、まだそのえぇ店について語るには早い気がしてしょうがない。もっともっと足繁く通った時にちゃんと書くことができればなぁ、と思う。うむ。そんなワケで悩んだ結果、今回は大阪は法善寺横丁にあるオサレ~な串カツ屋さん[Wasabi]をご紹介しませう。
法善寺横丁はど真ん中、老舗[正弁丹吾亭]のななめ向かいにその店はある。小さな入口の暖簾をくぐれば6~7人のカウンター、2階にはテーブル席が2つ、とキャパも佇まい同じくコンパクト。しかしその実力は小さくまとまってはいなーい。とりあえずは赤ワインをくぴっ。前菜は鰹のタタキ。上に盛られた大根おろしとパプリカという意外な組み合わせが絶妙に美味しい。くぴくぴっ。からすみ入りのお塩につけて食べる生野菜もワインにマッチ。そんな感じで胃袋の準備が出来たら、串カツ祭スタート。稚鮎の串から始まり、三つ葉を白身魚で巻いたものや、イクラとバターが最高に合うじゃが芋、粒マスタードが添えられたもち豚、とろんとろんのほたるイカ、ウニソースに絡める湯葉豆腐…、とその創作っぷりにもう五感は刺激されまくり。エンドレスにワイン、串、串、ワイン、串、ワイン。ただひたすら、さくっ、くぴっ、さくさくっ、くぴくぴっ、である。串祭りが終わったら、〆の稲庭うどんかお茶漬けがお待ちかね。〆の〆にはデザート(この日は苺シャーベット)&チョコレート。聞けば、オーナーはフランス料理店で経験を積んだ女性の方だそう。どうりで女性向けな創作串が多いハズである。ナットク。油モノを食べたあの独特な胃にクル感じも無く、帰り道も楽々、寝る前の胃薬なんてもちろん不要。女の子にはピッタリな串カツである。予算は大体ひとり8,000円くらいかしら。人気店な上、小バコなので確実に予約を。ま、こんなステキすぎる立地でココ1軒で終わるハズないんだけどね。
[Wasabi]
住所:大阪市中央区難波1-1-17
TEL:06-6212-6666
営業時間:17:15~21:30(LO)
定休日:不定休
クレジットカード利用不可なのでご注意。