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2007年07月 アーカイブ

2007年07月05日

スーさん、ぼやく

7月2日(月)

中体連夏季大会が始まった。

6月30日(土)は、市内大会団体戦の予選リーグ。昨年と同様に、男子は浜名湖畔にある雄踏総合公園テニスコートにて行われた。3~4校によるリーグ戦で、1,2位校(4校リーグは3位校同士で決定戦)が決勝トーナメントに進出できる。

本校は3校リーグで、第9シードブロックに入っていた。第9シードは、こともあろうにシンムラくんの率いるK中学校である。これは、組み合わせ抽選の結果、そうなってしまった。後から籤を引いたのは手前である。「なにも同じブロックに入らなくてもいいらあ」とは、シンムラくんも同様の気持ちであったろう。と言うのは、互いによく練習試合を行っている間柄だったからだ。

手前はあまり練習試合を組まない。他校と試合をやる前に、身に付けさせておかなければならない技術がいっぱいあるからだ。技術の習得には時間がかかる。ゲームで技術を磨くことも大切なのであろうが、その前に相手に応じて使える技を増やしておきたいのである。学校によっては、それこそ毎週末に練習ゲームを組んでいる学校もあると聞く。それはそれでメリットもあるのであろうが、どうも手前はそういうふうに指導できない。練習ゲームを組むと、どうしてもレギュラー以外の生徒は活動できなくなる。それもどうかと思うということもある。

しかし、全く練習マッチを行わないというわけにもいかないので、たまには「ねえ、練習試合やらない?」とお誘いをかけることもある。真っ先にお願いするところは、この春までオノちゃんが指導し、その後シンムラくんに引き継がれたK中である。何より、お願いがしやすい。それに、K中は学校近くの公営コート(人工芝)を保護者が借りてくれることから、いっぺんに3面とか使用できるので、レギュラー以外の生徒も連れて行けるということもある。

だいたい、本校にはほとんど練習試合のオファーが来ない。なんで?オレが何をしたって言うんだよお、などとは申すまい。どうやら、顧問が嫌われているであろうことだけはまちがいない。それにしても何で?話をしたこともない人から敬遠されるということは、どうも試合会場にいるときのオイラの体からは、何やら得体の知れぬ毒々しいもの、人をして容易に近づき難くさせる何ものかが排出されているのやもしれぬ。まあ、これは自身の不徳の致すところであろうから自業自得というところであろう。

というわけで、昨年の秋、今年の春、連休明けと、K中とは都合3度ほど練習試合をさせていただいた。昨年の秋にやったときには、まったく歯が立たなかった。ほとんどのペアが全敗に近い状態であった。それもそのはず、本校は秋の新人大会は市内で敗退であったが、K中は県大会まで進出したのである。春になってからは、だいぶん勝てるようになってきた。それでも、五分五分とまではいかず、4分六分くらいでK中の方が勝っていた。ようやく五分五分くらいに追いついたと実感したのは、つい最近のことである。

で、今回の対戦である。実は、K中とは昨年の市内大会でも対戦した。団体戦決勝トーナメント準々決勝、勝てば県大会出場が決定という試合であった。この試合は、本校の大将ペアがタイブレークの末に敗れ、3番勝負も同様にタイブレークにまでもつれた接戦であった。昨年はようやく勝つことができたが、はたして今年はどうであろうか。それにしても、ご縁があるということなのだろう。

さて、互いに1勝同士で臨んだその対戦、トップはK中の大将ペアがストレート勝ち。しかし続く2番は、本校の2年生後衛が積極的に打ってストレート勝ち、勝負は3番へと持ち込まれた。この3番勝負、本校ペアの楽勝ムードで進行した。2ゲームを連取して王手をかける。このまま楽勝かと思われた。ところが、次の第3ゲームは雑なリターンで落とし、第4ゲームもファーストサービスが全く入らずに落として、タイブレークになってしまったのである。そのタイブレーク、一進一退の攻防である。互いにミスをしたりエースを取ったりしながらポイントは並行カウントを繰り返す。先にマッチを握ったのはK中であったが、すんなりとは決まらない。逆に、本校ペアもマッチを握ったのだが、決めることができない。最後は、本校ペアのリターンミスからマッチを握ったK中が勝利したのである。

疲れた試合であった。試合後、シンムラくんも「もう、先生のとことはやりたくないです」と言っていた。そうか、だから練習試合のオファーが来ないんだ。試合には負けたが、そんなに後味の悪い試合ではなかった。選手たちも、敗戦のわりには、さばさばした表情であった。次週に控えている決勝トーナメントのことに思いを馳せていたのだろうと思う。

決勝トーナメントは、もちろん楽な戦いではない。初戦は2位同士、硬式テニス経験者数名を擁するC中である。どちらかと言えば、変則のチームである。やりにくい相手だと予想している。その初戦を抜けたとしても、次はベスト8をかけて第2シードのA中である。ちなみに、そのA中は昨年秋の新人戦県大会で見事団体優勝を飾っている。一般的に考えれば、勝てる要素はほとんどない。しかし、可能性はゼロではない。それに、中学生の試合は何が起こるかわからない。当たって砕けろで、やれるだけのことをするだけである(実は、楽しみにしてたりもする)。

そんなことはないとは思うが、まかり間違って勝ったりすると、これでまた練習試合のオファーが来なくなるんだろうなあ。ま、仕方ないか。では、結果を刮目してお待ちください。

2007年07月10日

スーさんの暑い夏

7月9日(月)

日曜日は、団体戦の決勝トーナメント。

結果から先に報告させていただくのだが、2回戦で敗退した。県大会への出場権もない。県大会への出場枠は7校。2回勝ってベスト8。つまり、2回戦はどうしても突破しなければ敗者復活戦もない。初戦は何とか突破したのだが、2回戦で対戦した第2シード校を破ることは叶わなかった。

前日の土曜日は雨。翌日試合なのだから、何とか練習はしたいところだ。幸い、ふだん体育館で活動している部のほとんどが大会で出払っていたため、本校の体育館は空いていた。シンムラくんのところに電話をかけた。「雨だよ、練習どうすんの?」と問うと、「やみませんかねえ」などとのんびりした答えが返ってくる。「ウチは体育館で練習するんだけど、来る?」と誘うと、「じゃあ、お願いします」とのことである。昨日の敵は今日の友なのである。

たっぷり2時間半ほど、コンビネーションプレーを中心にしたボール出しをする。「よく長時間ボール出しができますよねえ」とシンムラくんが感心したように言う。確かに、2時間以上ボールを打つと、さすがに汗水漬である。しかし、長年ボール出しをしていると、2時間半くらいのボール出しなどどうってことない。どちらかと言えば、「心地よい疲れ」という感じである。練習が終わって自宅に戻り、近くの中華料理店でシンムラくんと待ち合わせして昼食。ビールを飲みたいがために、近くの店にしてもらったのだ。餃子をアテに、つい大瓶を2本ほど飲んでしまう。

その日の夜は定例会。生徒指導上のことが話題になる。先日のゼミ発表でも話題に上せたのだが、どうも生徒指導のことは、即効性のある解決策の見つからないことが多い。「でもまあ、前向きにやってくしかないんだよね」というところで、雀荘へ。明日は試合ということもあり、2時間ほどで切り上げる。このところ、麻雀も好調である。既にトータルのプラスは700を超えた(その分、沈んでいるのはもちろんシンムラくんです)。

さて、日曜日。初戦の相手はC中。硬式テニス経験の2年生を中心とした布陣で、やや変則的なテニスを展開する。やりにくい相手だ。トップは、本校の2年生ペアが相手を圧倒してストレート勝ち。続く2・3年生ペアも2ゲームを連取して波に乗るかと思いきや、そこから相手の反撃を喰らって2−2、一進一退の攻防からタイブレークとなり、そのタイブレークもポイントが行きつ戻りつするシーソーゲームとなった。互いにマッチポイントを握りながらも決めることができず、勝敗の行方はどちらに転んでもおかしくはない状態であった。最後は、相手がミスしてゲームセット、ようやく初戦を突破である。

続く2回戦の相手は、前回の日記にも書いたように昨秋の新人戦県大会の団体覇者。こちらは市内で敗退して県大会はもちろん、地区大会にも出場していない。普通に対戦すれば、鎧袖一触で退けられるところであろう。しかし、いくつか付け入る隙がなかったわけではない。相手はシードであったために、本校との2回戦が初戦である。こっちは1試合やって体は温まっている。たぶん、こちらの攻めにはミスが出るだろうという予想であった。また、明らかに「格下」の相手とやるときには、「え?そんなはずは…」と思わせれば焦りが出る。それもミスに繋がっていくだろうと思っていた。

試合が始まった。トップの2年生ペア、すばらしいコンセントレーションで、びしびし相手を責め立てる。始終ゲームをリードして、ゲームカウント3−2でマッチ!そのマッチポイント、前衛選手のところにイージーボールが上がった。ポンとボレーをすればゲームセットである。ところが、あまりにもイージーボールだったためか、はたまたマッチポイントだったという思いもあったためか、前衛選手がそのボールを思いっきりひっぱたいたのである。思わず、ラケットが吹っ飛んで、自分も転倒してしまうほどの勢いで打ったボールは、アウト。マッチを逃したショックを引きずりながら迎えたタイブレーク、逆にマッチを逃れて勢いづく相手に防戦一方になって敗戦。

続く2番手は、2・3年生のペアであったが、このペアもすばらしいゲーム展開を見せてくれた。2年生の後衛選手は、厳しいところへびしびしとボールを打ち込み、前衛選手も相手も甘いボールを逃さず決めていった。しかし、相手も盛り返してまたしてもタイブレーク。この試合も先にマッチを握ったのは本校のペアであった。そのマッチ、ラリーから相手の甘いボールを、後衛選手が相手前衛のダウン・ザ・ラインにきれいに打ち込んだ。決まった!と思った。しかし、そのボールはボール1個分サイドアウトであった。結局、この試合も一進一退に並行カウント繰り返しながら、しかし最後は本校ペアが連続してミスしてゲームセット。2ペアとも、「完璧に釣り上げた大魚を、網に入れようとしたら針が外れた」とでも言えようか。何とも惜しい敗戦であった。

試合が終わった。選手たちには、「意地を見せてくれたよな。いいゲームだったよ」とその健闘を労った。団体戦は負けてしまったが、まだ個人戦が残っている。各校5ペアずつ参加してのトーナメントである。半端な数ではあるが、ベスト26が県大会への出場権を得る。1ペアでも多く県大会に出場できるよう、残り1週間の練習を充実させたい(でも、今週はずっと雨みたい。どうしようシンムラくん!)。

2007年07月18日

スーさんの、夏は終わらない

7月17日(火)

「個人戦の市内大会が終わった。」と書くはずであったが、台風4号のために試合は順延。昨日(16日・海の日)に、ようやく2回戦までを終えることができた。

実は、試合中止の決定は、前日の夕方に競技本部から各顧問のケータイ宛に配信されていた。さらには、翌15日(日)の試合も、全ての種目を中止することが中体連本部より決定されていた。どうやら台風は日曜日には静岡県を抜けていきそうであるから、16日(海の日)に個人戦の1日目が実施されるであろうという予想であった。台風とは言え、練習は少しでもやっておきたいところだ。

幸い、14日はシンムラくんとこのK中が花川テニスコートの屋根付きコートを使用できる手筈になっていた。「ウチも交ぜてよ、お願いだから~」とシンムラくんに頼み込み、午前中に合同練習を行うことになった。K中とは、大会に入ってから今まで以上に一緒に練習する機会が増えたことから、選手たちも互いにだいぶん打ち解けている。一緒に練習をしても、ほとんど違和感がない。ゲームも交えて、たっぷり4時間ほど練習することができた。

その日の夜は前夜祭(何のだ?)。全ての種目が中止になので、オーツボくんやヤイリくんも参加しての小宴である。外はだんだんと風雨が強まってきた。それでも、さすがは支部メンバー、「台風何するものぞ!」とばかりにいつもの雀荘へと繰り出し、東回し3,4位抜けで打つこと深更に及ぶ。この日の手前は惨敗。マイナ70近く凹んでしまう。「ってことは、個人戦はいい結果が出るってことだよな」と独り合点することで悔しさを紛らすことにする。

明けて日曜日は、台風が静岡県に再接近する日だ。確かに明け方まではずいぶんと風雨もひどかったようである。ところが、午前10時を少し過ぎた頃から青空が見え始めた。すかさず、選手の一人から連絡が入る。「先生、晴れてきましたけど、練習はやらないんすか?」との問い合わせである。そんなこともあろうかと、大会が中止になって空いている花川テニスコートには午後からの予約を入れておいた。抜かりはないのだ。「暴風警報が解除されたら、花川集合ね」と連絡する。

どうやら、台風4号はかなり陸地から離れたところを進んでいったらしい。午後からは風もほとんどなく、暑い晴天となった。シンムラくんとこも同様にコートを取っていたので、またまた合同練習になる。本校の選手もそうだが、K中の選手たちもほんとうに楽しそうに練習をする。心からテニスが好きなのだろう。「何とか勝たせてやりたい」という気持ちにさせられる。

個人戦は市内各中学校からそれぞれ5ペアずつ参加してのトーナメントである。県大会に進出できるのは26組。ベスト16に入れば「当確」。入れなくても、ベスト32(3回戦突破)なら順位決定戦に回って1回勝てば出場決定、そこで負けても2試合勝てば決定である。しかし、昨年もそうであったが、3回戦を突破するのがなかなか難しい。初日を抜けるのさえ厳しいのだ。登録順で、下位のペアはどうしても2回戦でシード校の有力ペアや各校の大将ペアと対戦することになる。まず、初日に2回戦を突破するのが大きな目標になるのだ。

さて、本校の選手たちである。最初に登場したのは、5番登録の2年生ペア。2年生とは言え、特に後衛選手は最近めきめきと実力をつけてきている選手であるから、そう簡単には負けないだろうと思っていた。ところが、あっという間にストレート負けしてしまった。試合前に「相手の前衛選手はボールを取りそうだから、前衛のところには打たないように」という指示で送り出した。しかし、本校の後衛選手はリターンをいきなり相手前衛目がけて打って失ポイント。続く前衛選手も、リターンを相手前衛に目がけて打って失ポイント。思わず、我が目を疑ってしまう。どころか、1ゲーム終了してチェンジサイドなのに、ベンチに戻って来ようともしない。「おい、ベンチに戻って来いよ」と声をかけてやっと我に返るという感じであった。ベンチでは給水もしようとはしない。「あのなあ…」と声をかけても、ほとんど目が虚ろである。こりゃダメだと実感した。案の定、後衛選手はほとんど打つボールが入らずに失点、前衛選手もダブルフォルトやリターンのミスを繰り返してゲームセット。その持てる技術を知っているだけに、見ていてまことに歯がゆい敗戦であった。

この敗戦は他山の石としなければならない。さっそく、他の選手たちを集めて再度注意事項を確認する。この先が思いやられた。敗戦は伝染する。よほど脳天気か、物事に動じない心構えを持っていなければ、他ペアが敗戦したことに動揺しないでいるのは難しい。それはそうだろう。いつも一緒に練習をしている仲間だ。「おれらも負けるんかなあ」という漠とした不安を持ってしまうだろうと思うのだ。しかし、3,4番登録のペアはそれぞれ無難に初戦を突破してくれた。少しは安堵の胸をなで下ろした。

2回戦に入った。シードされていた本校の大将ペアの試合が始まった。最初のゲームこそ多少の競り合いにはなったが、途中からは本校の前衛選手がおもしろいようにポイントを決めてストレート勝ち、幸先のいい2回戦のスタートになった(と思った)。しかし、同様にシードされていた2番登録のペアは、残念ながらタイブレークの末に敗れてしまう。このペアも、その技術の高さは知っているだけに、何とも釈然としない敗戦であった。負けるときというのは、そういうものなのかもしれない。

4番登録のペアも2回戦で敗退した。2ゲームリードされたが、続く2ゲームを連取して波に乗るかと思われたのだが、第5ゲームを落としてそのままゲームセット。この試合も、十分に勝てるチャンスがあっただけに、何とも惜しい敗戦であった。

気を吐いたのは3番登録のペア。後衛選手が2年生、前衛選手が3年生の異学年コンビであるが、最初のゲームこそ落としたものの、第2ゲームからは立ち直ってそのまま4ゲームを連取して勝ち、3回戦に駒を進めることになった。結局、初日をクリアしたのは2組だけという結果であった。予想以上に厳しい結果であったと言えよう。そう言えば、昨年も2番登録のペアが初戦(2回戦)で敗退してしまった。だけでなく、県大会に抜けたのは1組だけであった(尤も、そのペアは全国大会まで行ったけど)。それだけ個人戦で勝つのは難しいということなのだろう。

まだ2回戦が終わっているだけで、県大会への出場が決まったわけではない。3回戦以降は、今週の土曜日(21日)である。何とかこのまま2組とも県大会に出場させてやりたいものだ。まだまだ気の抜けない日々が続く。ふう。

2007年07月24日

スーさん、ようやく夏休み

7月23日(月)

ようやく市内大会が終わった。

土曜日は個人戦の続き(3回戦以降)。しかし、外は朝から雨。競技本部から中止の連絡はない。男女それぞれ64組しか残っていないということから、最悪でも屋根付きコート4面を使用すれば何とか終われるのでは、という目算を立ててのことであろう。

雨だと選手以外の生徒たちは待機する場所がない。応援に行く予定をしていた3年生には、「今日は応援なしね」と連絡を入れて、会場まで出かける。駐車場付近がかなり混雑していた。中に大型バスが数台停まっているのが見える。キャンセルできなかったのだろうか。いろいろと事情はあるのだろうが、屋根下コートは観客席の数が限られている。そこに、応援の生徒たちが所狭しと着席したのでは、選手たちの居場所がなくなってしまう。特別な事情の時には、自分たちの事情だけを優先してしまうと、いろいろと不都合なことが出来してくる。案の定、屋根下コートに行ってみると、既に観客席はほぼ満席状態である。「だから言わんこっちゃない」と文句を言っても始まらない。観客席は諦め、いつもの場所に簡易テントを張って、当座の雨をしのげるように準備する。

そのうちに放送が入った。競技委員長であるオーシロくんの声だ。「本日の競技についてご説明します。とりあえず、屋根下コート4面を使用して試合を始めます。なお、ゲーム数は5ゲームマッチに変更します」とのことであった。

最初に試合を行ったのは、2,3年生のペアであった。結果、1ゲームは取ったものの、要所でミスが出ての敗戦であった。これで3年生の県大会出場はなくなった。残るはただ1組、2年生ペアだけである。

ちょうど2試合目が終わる頃から、雨が小降りになってきた。放送が入った。「雨が止んできましたので、外のコートも使用して試合を始めます。選手は準備をしてください」とのことだ。しかし、雨は完全に止んだわけではない。多少の雨なら強行しようということなのだろう。人工芝のコートならそれが可能なのだ。

2年生ペアの試合が始まった。そんなに手強い相手ではなかった。1ゲーム目だけは多少ポイントが行き来したが、2ゲーム以降は危なげなく取ってストレート勝ち。3回戦を突破する。続く4回戦も突破して、難なくベスト16。これで県大会への出場が決まった。

ベスト8をかけての5回戦は、ゲームカウント1-1から、続くゲームを連続して落としての敗戦であったが、その第3,4ゲームはともに先にゲームポイントを握っていただけに、勝てるチャンスも十分にあった、何とも悔やまれる敗戦となってしまった。でもまあ、彼らはまだ2年生である。今年の悔しさは、また来年晴らせばいいのだ。

県大会への出場ペアは、閉会式に参加しなければならない。自分とこの選手の試合がないと暇である。だからというわけではないのだが、シンムラくんのK中の大将ペアがまだ勝ち残っていたので、一緒に練習したということもあり、彼らを応援することにした。

その準々決勝、K中ペアの相手は、団体戦で優勝を飾ったY中の大将ペアである。このペアには、本校の大将ペアも昨秋のスポーツ祭で対戦して、タイブレークの末に敗れている。だから、大体の特徴は覚えていた。K中ペアが、対戦前のアドバイスを受けに手前のところまでやって来たので、攻撃のポイントを手短に伝え、試合を見守ることにする。

ゲームの最初こそ多少のミスもあったが、途中からはK中ペアがびしびしポイントを決め出し、相手のミスにも助けられて、そのまま苦戦する場面もなく勝利する。一緒に応援していたオノちゃんは、ちょうどこの春まで監督だったということもあって、その勝利に大喜びしていた。これでベスト4。

続く準決勝の相手は、この春の都道府県対抗全国中学校大会に静岡県代表として出場したペアである。苦戦が予想された。試合前に具体的な戦術も伝えておいたのだが、試合途中で後衛選手の足が攣ってしまった。これでは試合にならない。棄権こそしなかったのものの、試合はそのままストレートで敗退し、3位決定戦に回ることになった。

3位決定戦の相手は、5回戦で本校の大将ペアが敗れた相手。簡単に相手のことを伝え、試合を見守った。足の攣りも治って立ち直った後衛選手がいいところにボールを打ち、前衛選手も確実にポイントを決めて勝つことができた。何よりであった。

その日も、いつものところで小宴。個人戦のお疲れさま会である。とりあえず、個人1組だけでも県大会への出場を決めてくれたということもあり、安堵のビールを飲む。宴果てたあとは、いつものように支部定例会。このところ麻雀は勝率が悪い。今回も一度としてトップを取ることはなく、逆にほとんど最下位に沈んだ。ここ2回で、マイナ100以上である。「ってことは、いいことあるってことだよな」と、先週と同様の台詞を吐いて帰る。

翌、日曜日は、試合に出られなかった3年生たちのための「研修大会」。こういう「番外」の大会を組んでいるのは、中体連の中でもソフトテニス競技部だけである。よいことだと思う。確かに、運営は楽ではないし、余分に休みが削られるということもあるので、その開催の是非については賛否両論があるということを聞いた。当然のことであろう。でも、やってやろうではないか。せっかくまじめに3年間部活動に取り組んできた生徒たちである。レギュラーには選ばれなくとも、「ソフトテニスを続けてきてよかった!」と言わせてやりたいではないか。

実は、この大会、昨年は本校ペアが優勝を飾っている。当然、今年は第1シードである。本校からは計5ペアが出場したが、その第1シードペアを除く4組は、残念ながら全て1回戦で敗退してしまった。しかし、第1シードのペアは気を吐いた。初戦から、苦戦することもなく順調に勝ち上がった。あれよあれよという間にベスト8。

それまでは特にアドバイスをすることもなく、自分たちだけで試合をやらせていたのだが、さすがにベスト8にまで勝ち残ってくると、何とか勝たせてやりたいと思うようになった。準々決勝は、少しだけアドバイスもして何とかベスト4。準決勝もタイブレークの試合となったが、そのタイブレークは相手が一方的にミスして勝ち、何と決勝戦への進出が決まったのである。

その決勝戦、試合前のストロークを見ていると、どう贔屓目に見ても相手の方が上手だと誰しもが感じたことであろう。ところが、いざ試合が始まってみると、相手がミスばかりしてくれる。そのまま順調にゲームを取ってマッチポイント、最後は相手が大きくアウトしてゲームセット、本校の研修大会2連覇が達成されたのである。

さすがに、優勝したペアはいい顔をしていた。応援していた他の3年生たちもいい顔をしていた。これだから研修大会はやめられないのだ。どんな大会であっても、やはり優勝というのは喜ばしい。選手たちとがっちり握手!である。本大会ではあまりいい成果の出せなかった今年の3年生たちであったが、最後にいい結果が残せてほんとうによかった。

さて、県大会の個人戦は1週間後の今月31日からである。会場は、昨年と同様に静岡市にある県営草薙テニスコート。目標は初戦突破である。明日は終業式で、ようやく夏休みを迎えるのだが、日に焼ける日々は続く。

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