華チャンの韓国”うほほい”インサイド・レポート・2003

 

2003年12月18日

 

12月は久しぶりに映画を3本観ました。

2本は日本映画です。(とりあえず、日本映画来たら観とこか、と思ってしまいます。)

「サトラレ」と「踊る大捜査線2」。

日本にいたら、観てへんかったかもなーと思います。

 

「サトラレ」は韓国人の友達と。

平日夜7時の回だったんですけど、最終日やったからか、人はけっこう入っていました。

そして、かなりうけていました。最後にはみんな、泣いてたし・・・。

若い女性のお客さんが多かったからかなあ。

安藤なんとかという男の子がかわいかったです。(おばはんの感想)

 

「踊る大捜査線2」は、夫と行きました。結婚4年めにして、映画館で二人で観た映画は、これが6本目です。(こんなもんなんでしょうか?)

「トトロ」、「千と千尋」、「バトルロワイヤル」、「豚の報い」、「太陽を盗んだ男」(光州国際映画祭で観ました。学生時代に何回か観たなあと、懐かしかったです。最後には、なんと、会場から拍手が起こっていました。おそらく、菅原文太のしぶとさに対するものでしょう。←??)に続く、6本目。日本映画ばっかりです。

私は織田裕二(漢字が違うかも?)は苦手です。

しかし、夫はとても喜んでいました。(彼は柳葉敏郎の男らしさ(?)にあこがれています。)

隣に座っていた大学生風の男の子も、大笑いして喜んでいました。

私には、それだけで満足でした。

そして今回、夫が有給を取ってまで(ただ、休みたかっただけらしい)観に行ったのが、韓国映画「オールドボーイ」です。

私もずっと気になっていた映画です。

朝一番の回だったので、約100円割引。(普通は約700円)

平日の朝だし、しかも封切りからだいぶ日が経っているため、お客さんは私らを含めて4人!

素敵!

内容は・・・

来年あたりに日本へ行くらしいから、秘密にしときます。

「JSA」の監督の作品です。

「JSA」はとても興味深い内容でしたが、あまりにも悲しすぎて、もう2度と観いへんぞ!と、泣きながら心に誓いました。(テレビでやってても、途中でチャンネルを変える。最後の方は観ない。)

この「オールドボーイ」という作品は、もう一回観たいなーと思うくらい、私はけっこう好きでした。

でも、これも、辛くて悲しくて苦しい話。

出てくる俳優も好きです。

素敵でした。

原作は日本の同名漫画だそうです。(内容はだいぶ違うみたいですけど。ネットで調べてみたら、ネット本屋では品切ればかりで・・・、余計読んでみたくなりました。)

観ている途中、夫が、

「もしかして○○って△△ちゃうん?」

と、けっこう重要なことを話し掛けてきたのには、ごーっついむかつきました。

私はまだ気付いてへん時やったのにーーー!!

でも、映画としては満足できました。

これと、もう一本、韓国映画「殺人の追憶」が、今年の、私の心にずずーんときた映画になりました。

どっちか言うたら「殺人の追憶」の方が、観たあと、「うわー、すごいもん観てもたー!」と思って、興奮しました。

これも日本に行くらしいです。

もしお時間あったら、どうぞ・・・。

それにしても、こっちで映画を観る時に気になるのが、「エンドロールが切られてる!」ということ。

今回も、映画終了間際(まだ終わっていない!)になったら、掃除のおっちゃんがゴミ箱を持って入って来て、掃除をしようと待ち構えているのです。

興ざめ。

客は、4人しかおらへんちゅうねん!

しかも、私ら二人は何にも飲み食いしてないし、ゴミも出してないのにー!

(「踊る〜2」の時も、めずらしく主題歌の歌詞の韓国語字幕が出たりして、「お!これは、最後までやるかな。」と期待したのもつかのま、掃除のおっちゃんが入って来て、「はよ、出て行ってねー!」なんて言ってくるから、「まだ終わってへんやないですか!!」と、ついつい怒ってしまいました。それに、やっぱり途中で切られてたし。くっそー!最後までゆっくり見せろ!!)

映画観ながらスルメ食べるのとか、途中に携帯で話するとかは、百歩、いや、二、三百歩ほど譲って許したとしても、これには、どうしても馴染めません。

「日本にこの映画が行っても、絶対みんな、最後の最後まで観るで!『オールドボーイ』も『殺人の追憶』も、韓国人より日本人の方が数分間ぶん長く、ゆっくり楽しむんやで!あー!私も日本でもう一回、ちゃんと最後まで観たいわ!」

と、夫に八つ当たりしてしまいました。(いつものこと)

せめて、始めから切ってしまわないで流すだけでも流してたら、最後まで座って観る人もおるやろうに・・・。

(国際映画祭の時なんかは、ほとんどのが最後までちゃんと座って観てるし。)

あー、だれに訴えれば直してもらえるんやろ??

むきーっ!! 

 

2003年12月1日

 

お返事ありがとうございます。

「そうそう!そうですよねー!!」と、ブンブンうなずきながら読んでしまいました・・・。

 

私は日本のキリスト教についての知識はありませんが(学生の頃に遠藤周作を読んで、「クリスチャンでも迷うんやなー。ふーん。」って、なんとなく安心したことくらい。あとは、女学院の授業ですね。)、韓国のキリスト教は、やはり「韓国式キリスト教」やと思います。

教会、めちゃめちゃ多いんですよ。あちこちに十字架の付いた建物が立っています。

基督教(キドッキョ)というのがプロテスタント、天主教(チョンジュギョ)というのがカトリック。

どちらかといえば、プロテスタントは排他的な考え方だそうです。キドッキョ以外は宗教じゃない!っていう感じ。これは牧師の話からも感じられます。

夫の従兄はこれが嫌で、カトリックに改宗したそうです。(従兄ですから夫と祖父は同じ人。牧師でした。バリバリのキドッキョ家庭育ちな訳です。)

カトリックは比較的そういのが少なくて、例えば環境問題(干潟を守れ、という感じの)や反戦のための全国行脚を、カトリックの神父と仏教のお坊さんが一緒に行う、というニュースも何度も見たことがあります。

大学院の授業で文化人類学の教授の授業をとっていたことがあったんですけど、その教授も、「韓国のキリスト教は一種独特なもので、本来の形からは変化してしまっている。」と言っていました。

日曜礼拝の他に、水曜礼拝、早朝礼拝への出席の義務化、勧誘活動の他に、礼拝では大声でうめいたり、泣いたり、倒れたり・・・(怖い!!)、牧師が手をかざして祈ると痛いところが治りますなんていうのも。(変な新興宗教みたいですよね。)

私の行っているところは、老人ホームのお年寄りが中心なので、そこまで大袈裟にお祈りをしている人はいませんが・・・。

宗教に依存する(というと言葉が不適切かもしれませんが)度合いが、こちらはとても大きいのではないかと思います。

クリスチャンだけでなく、仏教徒にしても、とっても熱心です。

また、私のシオモニ(姑)に関して言えば、自分がクリスチャンだということだけで、すでに満足しているというか・・・。

世の中を「ミンヌンサラム(信じてる人)」「アンミンヌンサラム(信じない人)」の二つに分けて考えているところがあるようです。

人の噂話をしながら、

「ああ、あの人は信じない人だから、やっぱりねー。」

「さすが、信じる人だねー。」

というような・・・。

その割に、他の人種(特に黒人)、発展途上国、身体障害者への差別的発言は多くて、うんざり、というか、びっくりしてしまいます。

・・・あかん、あかん。だんだん、話が姑の悪口になって来てしまった。

 

もちろん、「信仰は個人の自由」という当たり前なことを、当たり前に認識している人もいると思います。

でも、過度の親切心から、

「こんなにすばらしいもんがあるのに、なんで気がつかへんの?」

と、他の人に勧める=押し付ける結果になってしまうことが多いんちゃうかなと思います。

 

日韓国際恋愛・結婚の掲示板でもときどき話題になりますが、男性の両親からの結婚の条件として、本人にクリスチャンになるようにという例はよくあるみたいです。ひどい場合には、女性側の家族全員の改宗を迫られるということも!!

 

韓国基督教(キドッキョ)の考え方の中にもすばらしい点は、実際あるとは思うのですが、牧師の話を聞く限りでは、それよりも疑問点の方が多く感じられて・・・。

特に日本関係の言葉には、私の耳も敏感に反応してしまうし・・・。

過去にも、「日本は韓国を侵略して、ひどいことをたくさんしてきたけれども、神様はウリナラ(我々の国)に味方してくれた。だから結局は日本が負けたでしょ?」

とか。

「戦争」についても、神様が考えあって起こしてはることなんやからとか(私にはどうしても納得できません。)。

 

うちの牧師がちょっと偏った人なんでしょうか??

私がそういう点ばかり見てしまうから、というのもあるかもしれないけど。

 

礼拝が終わった後には、シオモニや食堂のおばちゃんたちが、「朝は頭が痛くてどうしようかと思ったけど、教会に来たらすっかりよくなったわ。ああ、やっぱり教会はいいねえ。」なんて言うてるし。

うーん。

 

結婚した当初、私の祖母が、

「お義母さんらも行きよってんやから、あんたも教会行ったらええがな。きっとおじいちゃん(亡くなった祖父)も、あんたの横に来て、一緒に座って聞いてくれてやわ。」

って言うてくれたことがありました。

こういう心の広さっていうか、おおらかさっていうか、ある意味、いい加減さが・・・ないんですよねえ。

いろんな宗教の形があって、いろんな「神様」が存在するけど、基本的に目指すべきところ、理想とするところは、大きい意味では同じなんちゃうかなあと思います。

そう思っているから、今の私には、特定の宗教の必要性は感じられない。

はじめの頃は、つたない韓国語で、シオモニに直接訴えたこともあったんですけど。

(盲目的に信じている人には何を言うても通じない、私がただ、かわいそうな人、気の毒な人になるだけ。)

今はただ、ずるずる、ずるずる・・・。

いつかはまた、対決しなければならない日が来るのでしょうね。

 

・・・長くなりました。

聞いていただけて、なんだかちょっぴりすっきりしました。

 

どうもありがとうございました。

 

2003年11月25日 

こんにちは。

 

先生、今日はちょっと真面目な話・・・というか、愚痴。(いっつも愚痴やん、って?!)

 

私、結婚してから3年数ヶ月ずっと、毎週日曜日に教会に通っているんです。

夫の実家がクリスチャン(プロテスタント)だから。

亡くなったおじいさんが牧師だったこともあり、シブモ(義両親)は筋金入り。とっても熱心です。

 

強制されている、ということに対する反発感と、ただ単純に、せっかくの日曜日やのに〜!!っていう不満とで、日曜日の度に激しい夫婦喧嘩をしていました。シブモとも、もめにもめたし・・・。

ただ、はじめの頃は韓国語がわからなかったので、礼拝の間は孤独感にいたたまれない思いがする程度でした。

 

そのうち韓国語がわかるようになると、今度は牧師の話の内容に全く共感できず、疑問ばかり感じてしまうようになりました。

 

女学院時代、必須科目のキリスト教学の授業や、出なくてはいけない礼拝強化週間(?)では、「私には理解はできないけれど、そういう考えができる人もおるんやなあ。」と不思議に思ったし、純粋におもしろいとも思っていました。

(自分は絶対にクリスチャンにはならん(なれん)やろけど、というのは、その時も思っていましたが。)

 

老人ホーム併設の教会ということで、ほとんどがお年寄りだからかもしれませんが、牧師の話があまりにも単純すぎる気がするんです。(カトリックとプロテスタントという違いもあるのかしら?よくわかりません。)

聖書の話を文面通り、そのまま言うてるだけというか・・・。

(イエス様はこんな奇跡を起こされたんですよ、すごいですねー、っていうノリ。←私にはそう聞こえる。性格ゆがみすぎ?)

 

それ、おかしいやろ?!と、ついつい、私が憤ってしまうことも多々あります。

 

先日も、天国と地獄の話の中で、こんなことを言われていました。

 

<地獄の存在を信じない人もいるが、神様がちゃんと教えてくださっていることだ。信じなければならない。

第二次世界大戦中、広島に原爆が落とされたが、その数日前から、アメリカ軍が飛行機でビラをまいていた。

そのビラには、「何月何日、こういう爆弾を落とすから、どこどこから半径何十キロ以内は危険だ。」という内容が書いてあったが、それを信じて逃げた日本人はごく少数だった。

信じなかった多くの日本人が死んだのだ。

だから、「地獄はある」という神様のお言葉を、信じなければならない。>

 

はぁぁ〜??

なにそれぇぇ〜??

私は、あまりにも腹が立って、あほらしくて、体がブルブル震えそうでした。(大袈裟。)

それ(ビラのこと)が事実かどうかということについて、私は詳細を知りませんが、それよりもなによりも、宗教を信じる、信じないっていう問題と、アメリカのビラを信じる、信じないっていう問題を一緒にすることは、どう考えてもおかしい!!

 

私が、信仰がないのに教会に行くことについて、いろいろ不満・悩みを持っていることは、もちろん夫も承知しています。

ただ、結婚当初のもめごとを考えると、今の一応の平和状態を乱すことが面倒なのもあって、「悪いな、ごめんな」と言いながらも、もう行くしかない状況です。

(教会がシデク(嫁ぎ先)敷地内にあるということもあり、週一度のシデク訪問も兼ねているし。)

お祈りしなくてもいい、小説読んでてもいいからって言われているので、そのとおり、小説読んでいますが(ふざけていますよね。信じている人たちの中に一人いるのが失礼な気もします。)、小説を読んでいても、牧師の話はどうしても耳に入ってきてしまうのです。

牧師がこの話を始めた瞬間、隣に座っていた夫も「やばいっ!」と身構えたのがわかりました。(笑)

夜、喧嘩になるかなぁと思いつつも、落ち着いて、

「やっぱり、今日の牧師さんの、広島に対する話はおかしいと思う。」

と話を切り出してみると、夫も

「俺もそう思った。」

と言っていました。

それに、シブモほど熱心な信者ではない夫としては、説教の内容よりなにより、とにかく、

「頼むから、牧師、いらんこと言わんといてくれ。」

という心境みたいです。

私を刺激するようなことを言わんといてくれって、いつも思うらしいです。(苦笑)

 

友人の知り合いの韓国人女性は、仏教徒でしたが、結婚を機にキリスト教に改宗し、教会にも通っているそうです。でも、それはシブモから言われてやむなく、ということらしく、友人と会うたびに文句を言っているとか。

私にしてみれば、そういう風に陰で文句を言いながらも、一応、洗礼まで受け、表向きだけでも信じているフリができるなんて、すごいことだなあと思ってしまいます。

そこまで開き直ることができたら、楽かもしれないと。

たぶん、結婚当初にシオモニから「早くクリスチャンになって、洗礼も受けて・・・」と言われたことを根に持っている(笑)ところもあると思います。

全く素直な気持ちになれず、はじめから疑ってかかっているので、余計に問題点ばかり見えるのでしょう。

 

今はシブモともいい関係を保っているので、ここしばらくは敢えてお互いに宗教のこと(私がまだ信じていないこと)は口に出さずにいる状態です。問題を起こさないために。

(逆に言うと、宗教のこと以外では、今、シブモとの関係は割とうまくいっているのです。やっと・・・。)

それに、教会のためだけに行くのだったら辛いですけど、老人ホームのお年寄りと話をするのは私も好きなので、そういう意味では救われているかもしれません。

ただ、今後、子どもができた場合、どうなるのか。私一人なら、知らん顔して小説読んで、って好きにしてられるけど・・。

 

私の友達の日韓夫婦は、よく歴史問題でもめたり、喧嘩をするそうです。

でも、私たち夫婦にとっては、歴史問題よりも、直接関わってくるこの宗教問題っていうのが、かなり大きい問題やし、今後も不安です。

私自身、拒絶してる分、そうとう敏感になってるところもありますし。

(だから、牧師の話も、揚げ足とったろうっていうか、そういう意識でしか聞かれへんところもあります。正直言うて。)

 

まあ、でも、毎日毎日、どよ〜んと深刻に宗教のことばっかり考えてるっていうわけではないんですけどね。

けっこう立ち直りは早いので。

(ただ、日曜日の礼拝の度に、ちょこちょこ考える、という感じ。)

 

以上、愚痴でした。

 

 

2003年11月3日

女子大の講師を始めてから2ヶ月が経ちました。

週に1度、たったの3時間ですが、とても楽しく、よい経験をさせてもらってま す。

神戸女学院での女子大生生活を思い出しつつ・・・(といっても、私はあまり 「女学 院生」らしくはありませんでしたが。)、今日は韓国女子大トイレ事情について レ ポートしたいと思います。

まず、意外だったのは、トイレ(しかも、個室の中)にタバコの吸い殻がけっこ うあ るということ。

韓国では、いまだに女性の喫煙はあまり一般的ではありません。

少なくとも、喫茶店やレストランなどで吸っている人はあまり見かけません。

ただ、「人前では吸わないけれど、実は吸っている」という人はけっこういるみ たい です。

特に主婦!

 

私は子どもがいないので、あまり近所の人(同じマンションの人)との付き合い がな いのですが、子どもがいる日本人の友達に聞いた話では、昼間、ママさん友達が あつ まると、タバコにマッコリ(濁り酒)というのは珍しいことではないとか。

しかも、 「結婚して10年になるけど、旦那は私がタバコ吸ってること、知らんのよ〜!」 なんて言う人もいるそうです。

夫にまで隠して吸うなんて・・・びっくりしました。

そういう話を聞いていたので、女同士なら、つまり女子大の中でなら、タバコも 平気 で吸うのだろうと考えていたのですが、トイレで吸っているところを見ると、そ うで はないようです。

女学院では、ロッカーや部室など、あちこちでスパスパ、当たり前のようにみん な 吸ってましたよねえ?

女学院だけでなく、街の中でも、女性の喫煙は今や普通のこととなっています し。

そういう意味では、韓国はまだ、「女性がタバコなんて・・・」という考え方 が、女 性自身にも残っているのかもしれません。

 

次にびっくりしたのは、これまたトイレ個室内にある広告張り紙。

今まで通っていた大学院(国立大、共学)の女子トイレの個室の広告張り紙 (シー ル)といえば、外国語教室や自動車学校、それに学生ローンくらいでした。

でも、今行っている女子大に張られているシール広告は、なんと「産婦人 科」!!

あまりにも生々しくて、驚いてしまいました。

うちのクラスの学生たちはとっても「おぼこい」っていうか、純朴そうな子ばか りな のですが。

でも韓国では中絶する人が多いって聞くしなあ・・・。(費用も安いらしいで す。)

 

だけど、本当に、クラスの子たちはかわいくて、いい子たちばかりです。

この前も、

「先生、私、恋人ができました。」

って、うれしそうに教えてくれた子がいました。

学園祭の時に来ていた他の大学の学生と、ゲームの時に知り合ったそうです。

韓国でも日本でも、女子大の学祭に男子学生が女子を求めて(?)来るっていう の は、同じなんですねー。

こんな風に、楽しく働いています。

また、おもしろいことがあればメールしますー!

では。

 

2003年9月22日

4月以来のメールになってしまいました。ご無沙汰しております。

8月に無事、卒業することができました。

先生に論文をお送りしたのですが、届きましたでしょうか?

お暇な時にでも、ペラペラと見ていただけたらうれしいです。

 

8月末からは女子大の国際観光学科で講師として日本語を教えています。(と いって も、週に1回、3時間だけですが。)

私にとって、女子大といえば神戸女学院・・・ということで、香水のにおいのプ ンプ ンする教室、クルクル巻き髪のお姉さんたち(これって偏見?それに、今はそん なこ とないんかなあ??)を想像し、ちょっぴりびびっていた私ですが、地味で素朴 な子 たちが多かったのは意外でした。

クラスの人数は14人ほどでちょうどよく、今のところ、とても楽しくやっていま す。

ところで!!

阪神、やりましたねー!!

今、日本(関西)にいられないことが残念です。

夏に帰国した時には甲子園に観に行きましたが・・・。

きのう、こちらのスポーツニュースでも阪神優勝のニュースをやっていました。 (し かも、2つめか3つめくらいに。けっこう大きく扱っていました。)

「18年ぶり、しかもその間最下位10回の阪神が優勝し、日本はすごいことになっ てい る。 特に本拠地である大阪(関西地方)は、首都東京へのライバル意識が最も強い土 地柄 であるため、この優勝は大阪の人々にとって大きな意味を持っている。」

というような内容のニュースでした。

ふーん、そっか・・・。

ちなみに、ここ光州(および全羅道)の野球チームも「タイガース」(元中日の イ・ ジョンボムがいるチーム)なので、勝手に親近感を感じています。

またメールします。

日本はまだ残暑が厳しいのでしょうか。

お体にはお気を付けください。

では。

 

 

2003年4月7日

こちらも桜が満開です。桜と同時に、春は黄砂の季節。1週間ほど前、黄砂が飛びはじめた頃は鼻がむずむず、喉も痛くて辛かったのですが、1週間で慣れてしまったようです。

今日は韓国のテレビ番組について。

こちらのテレビ番組は日本のパクリが多いし(ほんまに!)、うちは2ヶ月前に日本から持ってきたBSチューナーのおかげで日本の衛星放送が見られるようになったため(韓国南部だから可能なのです。それにしても日本と韓国って近いんやなあって改めて実感。)最近はあまり韓国のテレビを見ていないのですが、たまに見た番組の中でちょっとおもしろいものがあったのでご紹介します。

一つは「超能力者を探せ!」という感じ(たぶん)の番組なのですが、世界各国の超能力者と言われる人々を徹底的に取材し、その「うそ」を暴くという内容です。

あの有名なユリゲラーも、そして日本の清田くんも暴かれていました。清田くんの場合は、陰でスプーンをぐいっと力ずくで曲げている瞬間を隠しカメラで撮られていました。

体にいろんな物(スプーンやライター、アイロンなど)をくっつけることが出来るという台湾とロシアの超能力者も、スタジオまで呼んでおいて、大勢の観客の前で暴いていました。

その人たちは磁石人間でもなんでもなく、ただ、汗や静電気、それに体の傾き加減によるもので、パウダーをポンポンっとはたいたら、つかなくなった・・・というものだったのですが、それぞれ、自分の国では有名な超能力者としてテレビなどに出まくってる「超能力者」たちが、わざわざ韓国にまで連れて来られて、みんなの前で追いつめられ、本気で顔が引きつっている姿を見るのはなかなか切ないです。

その「超能力者」がよぼよぼのおじいさんだったりすると、「も〜う、そっとしといたげようよ〜。」という気持ちになってしまう、かなり残酷な番組です。(とか言うて、これもすでに日本にある番組やったりして??)

もう一つはコメディープログラムです。

こちらのコメディー(バラエティー)は物まねが多く、それにコントもパターンが決まっていて毎回同じことの繰り返し、観客がお決まりの文句を一緒に叫んだりと、ドリフのようなものばっかりですぐに飽きてしまいます。

でもこの前見たコントは、ちょっと違っていました。

去年行われた大統領選の3人の候補者の物まねで、テレビ討論会のコントをしていたのですが、テーマはなんと「イラク戦争」。

途中にはアメリカ軍やイラク軍の会見のパロディーまであって(方言をしゃべる外国人タレントが出ている。)こんなことを扱うなんてすごいなあ、日本やったらふざけてる!って抗議の電話が来そうやわ、と思って見ていましたが、最後にアナウンサー役の人が「イラク戦争が一刻も早く終結し、平和が訪れるように祈ります。韓国軍の派兵反対!」と、ギャグなしでしめていたのです。ますますビックリしてしまいました。

思わず、「ええっ?なにこれ?」って言ってしまいました。こういうのは、ちょっと日本ではありえないですよねえ?

以上、最近の韓国テレビ番組についてでした。

(おまけ)

衛星放送が受信できるようになったおかげで、日本のテレビ番組も見られるようになりました。

先週の土曜日、ダウンタウンのHEY!HEY!HEY!スペシャルを夫と二人で見ていましたが、浜ちゃんがゲストを本気で叩くことと、下ネタ連発(女の子も言うし)に驚く夫でした。ベタな外国人の反応ですが。

でもかなりおもしろがっていました。韓国の歌番組のトークなんて、台本通りでおもしろくもなんともないので。

 

2003年3月26日

先生、ご無沙汰しております。

前のメールが1月だったんですね・・・。すみません。

今月から日本語学院(塾)で毎日一時間、日本語会話の授業をやってます。さっぱりお金にはなりませんが、おもしろいです。

そして論文・・・。

4月に一次公開発表があります。泣きそうです。早く終わって欲しい・・・。

きのう、テレビで東京での反戦デモの様子を見ました。

反対している人が、こんなにいっぱい世界中におるというのに、なんでなんでしょう。

ほんまに、やりきれへん思いです。

小さい時から学校で戦争の映画を観たり、広島に行ったり、祖母に話を聞いたりしていて、もし戦争になりそうになったら、偉い人のところに行ってでも、絶対やめてって言うたるねん!と、寝る前などによく考えていたことを思い出します。

私の母国である日本も、夫の母国韓国も、このイラク攻撃を支持する立場をとっています。

ニュースをみながら、恥ずかしいねと話しました。

そりゃもちろん、どうにもならへんことがあるんでしょうけど、それにしても、もうちょっとどないかならんかったん?って思ってしまいます。今からでも。

日本は軍事的な協力はしないと言うてますが、韓国の場合、軍隊を派遣する方向で話が進んでいるようです。かわいそうになってしまいます。

韓国在住の日本人奥さん仲間とも、最近はこの話ばかりです。

まさか、ないとは思うけど、北朝鮮のこともやはり少しは心配やし。

普段は感じることはありませんが、こういう時には、やっぱり、私たちが住んでいるこの国は休戦中の国なんやってことを、思います。

それにしても、胸が痛みます。

なんでそうなるんか、ほんまに意味がわかりません。

何をもって終わりになるんでしょう。終わるのでしょうか。

 

2003年1月21日

すっかり年も明けてしまいました。お元気ですか?

こちらはまた雪です。韓国の南西部なのですが、今年は6年ぶりの大雪で、うちの夫も車ごと田んぼに突っ込んでしまいました。幸い怪我はありませんでしたが・・・。

そうこうしているうちに、また二大名節の一つ、ソル(旧正月)がやってきます。今年は幸か不幸か、旧暦の元日が土曜日なので、連休は金・土・日の3日間だけ。それでも嫁たちにとっては憂うつな行事には変わりないようです。

きのうもバスに乗ったら、ラジオで「旧正月特集!シデク(夫の実家)に行ったらこれが嫌!」という感じの番組をやっていました。私はシデクが近いので、泊まりはせずに毎日通い・・・になりそうです。

さて、今回はちょっと宣伝です。

今、修士論文を準備中なのですが、先生のサイトにいらっしゃる「嫁」のみなさま、「姑」のみなさまにアンケートのご協力をお願いしたくて・・・。(いらっしゃるかしら?)

テーマは「嫁姑間非言語コミュニケーションの日韓比較」です。

一応言語学専攻ですが、やっぱり私の興味は文化の方向に向いてしまうようで、異文化間コミュニケーションを非言語行動をキーワードに見てみようと思っています。もちろん、コミュニケーションを言語抜き、非言語だけで扱うことには限界があると思いますが・・・。(まだ予備調査の段階です。ちゃんと完成するんやろか??)

私が韓国に来て経験した姑(舅)との問題の中で、大問題に発展したもの一つが「スキンシップ」でした。(他にもいろいろ、たーくさんあるんですけどね・・・苦笑。)

同じ東アジアでありながら、韓国は日本に比べてスキンシップをよくします。でも私にはどうしても、姑舅と腕を組んだり、手をつないだりすることに抵抗があって・・・。姑舅が韓国の理想の嫁像を私に期待していることはわかるのですが。

2年半が過ぎた今も出来ません。(そして、これからもたぶん、せえへんやろな、と思います。)

韓国人の夫を持つ日本人女性の中には、同じような体験をした人がけっこういるようです。

どういう結果がでるかわかりませんが、現在、日韓国際結婚の嫁姑以外に、日本人同士で結婚されている方、韓国人同士で結婚されている方へのアンケートを(嫁・姑それぞれに)行っています。

もし内田先生のサイトをご覧になっている方の中に、日本人同士の結婚で「嫁」の立場にある方、「姑」の立場にある方がいらしたら、ご協力いただけるとうれしいです。

http://www.macromill.com/clt/enquete/00081889.html (「嫁」用 )

http://www.macromill.com/clt/enquete/00081888.html (「姑」用 )

あとはアンケートに答えて下さった方の中から個別にインタビュー調査をしたり、ドラマや映画などの比較分析したり・・・というようなことを考えてるんですけど、先生、どうでしょう?

あかんかなあ?

まだまだ悩み中です。

 

最近、光州に日本人がバーをオープンしたそうです。

今週の土曜日、行くことになりました。数少ない日本人の集まりがあるんですけど、連絡網でまわってきたのです。

日本酒あるやろか?楽しみです。

では。